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公開番号
2025089684
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204459
出願日
2023-12-04
発明の名称
シトルリン低減剤
出願人
ライオン株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
A61K
31/4415 20060101AFI20250609BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明は、口腔内のシトルリン低減剤を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、ビタミンB6を含有する口腔内シトルリン低減剤を提供する。口腔内シトルリン低減剤は、ポルフィロモナス属細菌、フソバクテリウム属細菌、プレボテラ属細菌、ベイヨネラ属細菌、トレポネーマ属細菌、ストレプトコッカス属細菌等の口腔内細菌のシトルリン産生及び/又は分泌を抑制する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ビタミンB6を含有する口腔内シトルリン低減剤。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
口腔内細菌のシトルリン産生及び/又は分泌を抑制する請求項1に記載の口腔内シトルリン低減剤。
【請求項3】
口腔内細菌が、ポルフィロモナス属細菌、フソバクテリウム属細菌、プレボテラ属細菌、ベイヨネラ属細菌、トレポネーマ属細菌、及びストレプトコッカス属細菌から選ばれる1種以上である、請求項2に記載の口腔内シトルリン低減剤。
【請求項4】
歯周病予防又は歯周病リスク低減剤である、請求項1又は2に記載の口腔内シトルリン低減剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、口腔内のシトルリン低減剤に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
唾液中の遊離アミノ酸は、様々な疾患のバイオマーカーとして報告されている。遊離アミノ酸の一種であるシトルリンは、関節リウマチや動脈硬化などの様々な疾患の予測因子として注目されている(非特許文献1)。歯周病患者の唾液中でシトルリンが増加している、という報告もある(非特許文献2)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Nur Balci et al.,Clinical Oral Investigations(2021)25:4175-4183
Meaad M Alamri et al.,J Periodontal Res.(2023)Oct 3
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シトルリンの抑制は、様々な疾患の予防に重要であると考えられるが、その産生/分泌抑制技術は報告されていない。本発明は、シトルリンの抑制技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の〔1〕~〔4〕を提供する。
〔1〕ビタミンB6を含有する口腔内シトルリン低減剤。
〔2〕口腔内細菌のシトルリン産生及び/又は分泌を抑制する請求項1に記載の口腔内シトルリン低減剤。
〔3〕口腔内細菌が、ポルフィロモナス属細菌、フソバクテリウム属細菌、プレボテラ属細菌、ベイヨネラ属細菌、トレポネーマ属細菌、及びストレプトコッカス属細菌から選ばれる1種以上である、〔2〕に記載の口腔内シトルリン低減剤。
〔4〕歯周病予防又は歯周病リスク低減剤である、〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の口腔内シトルリン低減剤。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、口腔内のシトルリンを低減することができ、歯周病リスクの低減、歯周病の予防等、口腔内環境の向上につなげることが期待できる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
〔1.シトルリン低減剤〕
〔ビタミンB6〕
本発明の剤は、ビタミンB6を有効成分として含有する。これにより、口腔内のシトルリンを低減できる。
ビタミンB6は、水溶性のビタミンの1つであり、例えば、「ビタミンB6について」JFRL ニュース Vol.6 No.21 Aug.2019(https://www.jfrl.or.jp/storage/file/news_vol6_no21.pdf)に定義されている。ビタミンB6としては、例えば、ピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサミン、これらのエステル(例えば、塩酸エステル、リン酸エステル)が挙げられ、ピリドキシン又はそのエステルが好ましく、ピリドキシン塩酸塩(塩酸ピリドキシン)がより好ましい。ピリドキシン塩酸塩は、第十八改正日本薬局方、医薬部外品原料規格2021、第9版食品添加物公定書の規格(好ましくは、第十八改正日本薬局方、医薬部外品原料規格2021)に合致するものでもよいし、一般試薬でもよい。中でも、第十八改正日本薬局方に合致するものが好ましい。
【0008】
ビタミンB6の含有量は、剤100質量%に対し、通常、0.03質量%以上であり、0.04質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましい。これにより、口腔内のシトルリン量をより効率的に低減できる。上限は、通常、0.2質量%以下であり、0.1質量%以下が好ましい。したがって、ビタミンB6の含有量は、通常、0.03~0.2質量%であり、0.04~0.1質量%が好ましく、0.05~0.1質量%がより好ましい。
【0009】
〔1.2 シトルリン低減効果〕
上記各成分は、口腔内においてシトルリン低減効果を有する。本明細書において、シトルリン低減効果とは、口腔内のシトルリンの量を低減させることを意味し、歯周病等疾患リスクをはじめとする悪影響がない程度に低減させることが好ましい。口腔内においてシトルリン低減効果を発揮することにより、歯周病リスクを低減し、歯周病を予防することができる。
【0010】
シトルリンの低減効果は、1%以上を低減効果ありとみなし、5%以上であることが好ましく、15%以上であることがより好ましい。シトルリン低減効果は、各剤を適用した際の被験者の口腔内より採取した試料(例えば、唾液、歯肉溝浸出液)からシトルリン量の対照(適用なしの場合のシトルリン量)に対する比率を1から差し引いた値の百分率として求めることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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