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公開番号2025090078
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205063
出願日2023-12-05
発明の名称スティック状制汗剤組成物
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人
主分類A61K 8/26 20060101AFI20250610BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】剤の塗りやすさ、汗かきのなさ、及び成形性に優れるとともに、塗布後における皮膚のさらさら感にも優れるスティック状制汗剤組成物の提供。
【解決手段】
(A)ミョウバンと、(B)25℃で固体の固形油と、(C)25℃で液体の液状油と、(D)下記式(1)で表される25℃で液体の液状油と、を含有するスティック状制汗剤組成物であって、前記(C)成分が、脂肪酸由来の炭素の数が2以上16以下であり、かつ分岐鎖のトリ脂肪酸グリセリル、及び炭素の数が6以上12以下の脂肪酸と2価アルコールとのジエステルから選ばれる1種以上であることを特徴とするスティック状制汗剤組成物である。
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025090078000010.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">14</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">60</com:WidthMeasure> </com:Image> (前記式(1)中、R₁は、炭素数8以上16以下のアルキル基を示し、R₂は、炭素数3以上18以下のアルキル基を示す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
（Ａ）ミョウバンと、
（Ｂ）２５℃で固体の固形油と、
（Ｃ）２５℃で液体の液状油と、
（Ｄ）下記式（１）で表される２５℃で液体の液状油と、
を含有するスティック状制汗剤組成物であって、
前記（Ｃ）成分が、脂肪酸由来の炭素の数が２以上１６以下であり、かつ分岐鎖のトリ脂肪酸グリセリル、及び炭素の数が６以上１２以下の脂肪酸と２価アルコールとのジエステルから選ばれる１種以上であることを特徴とするスティック状制汗剤組成物。
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（前記式（１）中、Ｒ
１
は、炭素数８以上１６以下のアルキル基を示し、Ｒ
２
は、炭素数３以上１８以下のアルキル基を示す。）
続きを表示（約 350 文字）【請求項２】
前記（Ｃ）成分の含有量に対する、前記（Ｄ）成分の含有量の質量比［（Ｄ）／（Ｃ）］が、０．０９以上１２以下である、請求項１に記載のスティック状制汗剤組成物。
【請求項３】
前記（Ａ）成分の含有量が、前記スティック状制汗剤組成物の全量に対して２０質量％以上３５質量％以下であり、
前記（Ｂ）成分の含有量が、前記スティック状制汗剤組成物の全量に対して１６質量％以上２８質量％以下であり、
前記（Ｃ）成分の含有量が、前記スティック状制汗剤組成物の全量に対して５質量％以上２０質量％以下であり、
前記（Ｄ）成分の含有量が、前記スティック状制汗剤組成物の全量に対して５質量％以上２０質量％以下である、請求項１又は２に記載のスティック状制汗剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、スティック状制汗剤組成物に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来の制汗剤組成物には、塗布後にべたつき感が残るものが多いことから、塗布後における皮膚のさらさら感に優れる制汗剤組成物が求められている。それに加えて、スティック状制汗剤組成物には、容易に成形することができ、かつ制汗剤組成物塗布時の塗りやすさや汗かきのなさといった各種性能にも優れたスティック状制汗剤組成物が求められている。
【０００３】
例えば、制汗効果、塗布後のべたつき、及び剤の折れにくさを良好とする目的で、２５℃で固形の固形油と、特定の界面活性剤と、水と、を含有する固形制汗剤組成物が提案されている（例えば、特許文献１参照）。
しかし、上記特許文献１を含む従来の固形制汗剤組成物においては、塗布後における皮膚のさらさら感、並びに剤の塗りやすさや汗かきのなさについては検討されておらず、更なる改良の余地があった。
【０００４】
したがって、剤の塗りやすさ、汗かきのなさ、及び成形性に優れるとともに、塗布後における皮膚のさらさら感にも優れるスティック状制汗剤組成物の開発が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０２１－１０４９７０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、剤の塗りやすさ、汗かきのなさ、及び成形性に優れるとともに、塗布後における皮膚のさらさら感にも優れるスティック状制汗剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明は、（Ａ）ミョウバンと、（Ｂ）２５℃で固体の固形油と、（Ｃ）２５℃で液体の液状油と、（Ｄ）下記式（１）で表される２５℃で液体の液状油と、を含有するスティック状制汗剤組成物であって、前記（Ｃ）成分は、脂肪酸由来の炭素の数が２以上１６以下であり、かつ分岐鎖のトリ脂肪酸グリセリル、及び炭素の数が６以上１２以下の脂肪酸と２価アルコールとのジエステルから選ばれる１種以上である。
【０００８】
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（前記式（１）中、Ｒ
１
は、炭素数８以上１６以下のアルキル基を示し、Ｒ
２
は、炭素数３以上１８以下のアルキル基を示す。）
【０００９】
本発明は、本発明者による知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては以下の通りである。即ち、
＜１＞
（Ａ）ミョウバンと、
（Ｂ）２５℃で固体の固形油と、
（Ｃ）２５℃で液体の液状油と、
（Ｄ）下記式（１）で表される２５℃で液体の液状油と、
を含有するスティック状制汗剤組成物であって、
前記（Ｃ）成分は、脂肪酸由来の炭素の数が２以上１６以下であり、かつ分岐鎖のトリ脂肪酸グリセリル、及び炭素の数が６以上１２以下の脂肪酸と２価アルコールとのジエステルから選ばれる１種以上であることを特徴とするスティック状制汗剤組成物である。
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60
（前記式（１）中、Ｒ
１
は、炭素数８以上１６以下のアルキル基を示し、Ｒ
２
は、炭素数３以上１８以下のアルキル基を示す。）
＜２＞
前記（Ｃ）成分の含有量に対する、前記（Ｄ）成分の含有量の質量比［（Ｄ）／（Ｃ）］が、０．０９以上１２以下である、前記＜１＞に記載のスティック状制汗剤組成物である。
＜３＞
前記（Ａ）成分の含有量が、前記スティック状制汗剤組成物の全量に対して２０質量％以上３５質量％以下であり、
前記（Ｂ）成分の含有量が、前記スティック状制汗剤組成物の全量に対して１６質量％以上２８質量％以下であり、
前記（Ｃ）成分の含有量が、前記スティック状制汗剤組成物の全量に対して５質量％以上２０質量％以下であり、
前記（Ｄ）成分の含有量が、前記スティック状制汗剤組成物の全量に対して５質量％以上２０質量％以下である、前記＜１＞又は前記＜２＞に記載のスティック状制汗剤組成物である。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によると、剤の塗りやすさ、汗かきのなさ、及び成形性に優れるとともに、塗布後における皮膚のさらさら感にも優れるスティック状制汗剤組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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