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公開番号2025091155
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206235
出願日2023-12-06
発明の名称収容体
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 47/06 20060101AFI20250611BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ノズルキャップが計量キャップと共回りすることを抑制しつつ、容器に対してノズルキャップを着脱できる収容体を提供する。
【解決手段】収容体は、軸方向一方側に開口する口部を有し内容物を収容する容器と、口部に着脱可能に装着されるノズルキャップと、を備える。口部は、中心軸線に沿って延びる多角形の筒状である取付部を有する。取付部は、径方向外側を向く4個以上の取付外側面を有する。ノズルキャップは、中心軸線に沿って延びる多角形の筒状である外筒部を有する。外筒部は、口部よりも径方向外側に配置され、径方向内側を向く4個以上の外筒内側面を有する。少なくとも1個の取付外側面には、取付外側面から径方向外側に突出する第1突出部が設けられる。少なくとも1個の外筒内側面には、外筒内側面から径方向内側に突出する第2突出部が設けられる。第2突出部の軸方向一方側を向く面は、第1突出部と軸方向に対向する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
上側に開口する口部を有し、内容物を収容する容器と、
前記口部に着脱可能に装着されるノズルキャップと、
を備え、
前記口部は、前記容器の中心軸線に沿って延びる多角形の筒状である取付部を有し、
前記取付部は、前記中心軸線を中心とする径方向の外側を向く４個以上の取付外側面を有し、
前記ノズルキャップは、前記中心軸線に沿って延びる多角形の筒状である外筒部を有し、
前記外筒部は、前記口部よりも前記径方向の外側に配置され、前記径方向の内側を向く４個以上の外筒内側面を有し、
少なくとも１個の前記取付外側面には、前記取付外側面から前記径方向の外側に突出する第１突出部が設けられ、
少なくとも１個の前記外筒内側面には、前記外筒内側面から前記径方向の内側に突出する第２突出部が設けられ、
前記第２突出部の上側を向く面は、前記第１突出部と前記中心軸線が延びる方向である軸方向に対向する、収容体。
続きを表示（約 380 文字）【請求項２】
前記取付外側面の個数および前記外筒内側面の個数のそれぞれは、４個以上、１２個以下である、請求項１に記載の収容体。
【請求項３】
前記取付外側面の個数と前記外筒内側面の個数とは、互いに同じ個数である、請求項１に記載の収容体。
【請求項４】
少なくとも２個以上の前記取付外側面に前記第１突出部が設けられ、少なくとも２個以上の前記外筒内側面に前記第２突出部が設けられる、請求項１に記載の収容体。
【請求項５】
前記取付外側面には、前記軸方向に沿って互いに間隔をあけて配置される２個以上、５個以下の前記第１突出部が設けられ、
前記外筒内側面には、前記軸方向に沿って互いに間隔をあけて配置される２個以上、５個以下の前記第２突出部が設けられる、請求項１から４のいずれか一項に記載の収容体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、収容体に関する。
続きを表示（約 2,500 文字）【背景技術】
【０００２】
容器と、容器の口部に嵌合されるとともに注出筒を有するノズルキャップと、ノズルキャップに着脱可能に螺着され注出筒を覆い、内容物の計量が可能な計量キャップと、を有するキャップ付容器が知られている（例えば、特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１０―１２６２１４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記のキャップ付容器では、計量キャップをノズルキャップに対して周方向に回転させてノズルキャップから取り外す際に、ノズルキャップが計量キャップとともに共回りすることによって、ノズルキャップが容器の口部から外れる虞があった。係る共回りを抑制するために、容器の口部およびノズルキャップのそれぞれに互いに周方向に接触するラチェットを設けるキャップ付き容器が知られている。しかしながら、係るキャップ付き容器において、ノズルキャップを容器から取り外すためには、ラチェットを破壊する必要があった。そのため、再度ノズルキャップを容器に装着することは、困難であった。
【０００５】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、ノズルキャップが計量キャップと共回りすることを抑制しつつ、容器に対してノズルキャップを着脱できる収容体を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、以下の構成を含む。
［１］上側に開口する口部を有し、内容物を収容する容器と、前記口部に着脱可能に装着されるノズルキャップと、を備え、前記口部は、前記容器の中心軸線に沿って延びる多角形の筒状である取付部を有し、前記取付部は、前記中心軸線を中心とする径方向の外側を向く４個以上の取付外側面を有し、前記ノズルキャップは、前記中心軸線に沿って延びる多角形の筒状である外筒部を有し、前記外筒部は、前記口部よりも前記径方向の外側に配置され、前記径方向の内側を向く４個以上の外筒内側面を有し、少なくとも１個の前記取付外側面には、前記取付外側面から前記径方向の外側に突出する第１突出部が設けられ、少なくとも１個の前記外筒内側面には、前記外筒内側面から前記径方向の内側に突出する第２突出部が設けられ、前記第２突出部の上側を向く面は、前記第１突出部と前記中心軸線が延びる方向である軸方向に対向する、収容体。
［２］前記取付外側面の個数および前記外筒内側面の個数のそれぞれは、４個以上、１２個以下である、［１］に記載の収容体。
［３］前記取付外側面の個数と前記外筒内側面の個数とは、互いに同じ個数である、［１］または［２］に記載の収容体。
［４］少なくとも２個以上の前記取付外側面に前記第１突出部が設けられ、少なくとも２個以上の前記外筒内側面に前記第２突出部が設けられる、［１］から［３］のいずれか一項に記載の収容体。
［５］前記取付外側面には、前記軸方向に沿って互いに間隔をあけて配置される２個以上、５個以下の前記第１突出部が設けられ、前記外筒内側面には、前記軸方向に沿って互いに間隔をあけて配置される２個以上、５個以下の前記第２突出部が設けられる、［１］から［４］のいずれか一項に記載の収容体。
【発明の効果】
【０００７】
本発明では、ノズルキャップが計量キャップと共回りすることを抑制しつつ、容器に対してノズルキャップを着脱できる収容体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施形態の収容体を示した断面図である。
実施形態の口部を示した上面図である。
実施形態の口部を示した斜視図である。
実施形態のノズルキャップを示した斜視図である。
実施形態のノズルキャップを示した下面図である。
実施形態の収容体において、ノズルキャップを取り外す作業を示した第１の斜視図である。
実施形態の収容体において、ノズルキャップを取り外す作業を示した第２の斜視図である。
実施形態の収容体において、ノズルキャップを取り外す作業を示した第３の斜視図である。
実施形態の第１変形例の口部を示した上面図である。
実施形態の第１変形例のノズルキャップを示した下面図である。
実施形態の第２変形例の口部を示した上面図である。
実施形態の第２変形例のノズルキャップを示した下面図である。
実施形態の第３変形例の口部を示した上面図である。
実施形態の第３変形例のノズルキャップを示した下面図である。
実施形態の第４変形例の口部を示した上面図である。
実施形態の第４変形例のノズルキャップを示した下面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の収容体について、一例を示し、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において例示される図の寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかり易くするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
【００１０】
各図面においては、適宜、Ｚ軸を示す。Ｚ軸は、以下に説明する実施形態の容器の中心軸である中心軸線Ｊが延びる方向である。各図に適宜示す中心軸線Ｊは、仮想軸線である。以下の説明では、中心軸線Ｊが延びる方向、つまりＺ軸と平行な方向を「軸方向」と呼ぶ。本実施形態において、軸方向は鉛直方向である。以下の説明では、軸方向のうちＺ軸の矢印が向く側（＋Ｚ側）を「上側」と呼び、軸方向のうちＺ軸の矢印が向く側と反対側（－Ｚ側）を「下側」と呼ぶ。
（【００１１】以降は省略されています）

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