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公開番号
2025090081
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205071
出願日
2023-12-05
発明の名称
化粧料
出願人
ライオン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
8/73 20060101AFI20250610BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】高温保存環境下であっても、アルミニウムに対する防錆効果に優れる化粧料の提供。
【解決手段】
アルミニウム含有容器に液剤を収容してなる化粧料であって、前記液剤は、(A)ヘミアセタール構造を有する二糖類と、(B)アミノカルボン酸系キレート剤、ホスホン酸系キレート剤、及びリン酸塩系キレート剤から選択される1種以上と、を含有し、前記(B)成分の含有量に対する、前記(A)成分の含有量の質量比[(A)/(B)]が、1.5以上5以下であることを特徴とする化粧料である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アルミニウム含有容器に液剤を収容してなる化粧料であって、
前記液剤は、
(A)ヘミアセタール構造を有する二糖類と、
(B)アミノカルボン酸系キレート剤、ホスホン酸系キレート剤、及びリン酸塩系キレート剤から選択される1種以上と、を含有し、
前記(B)成分の含有量に対する、前記(A)成分の含有量の質量比[(A)/(B)]が、1.5以上5以下であることを特徴とする化粧料。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記(A)成分及び前記(B)成分の合計含有量[(A)+(B)]が、2質量%以上5質量%以下である、請求項1に記載の化粧料。
【請求項3】
前記(A)成分の含有量が、前記液剤の全量に対して1.5質量%以上4.5質量%以下であり、
前記(B)成分の含有量が、前記液剤の全量に対して0.5質量%以上3.0質量%以下である、請求項1又は2に記載の化粧料。
【請求項4】
前記アルミニウム含有容器に、前記液剤を含浸させたシート状基材を収容してなる、請求項1又は2に記載の化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、液剤を含浸させたシート状基材を容器に収容してなるシート状化粧料においては、液剤と、容器に含まれる金属(例えば、アルミニウム)との接触によって生じた錆によって、容器が変色するといった問題点があり、改善が求められていた。近年、その問題点は、容器をポリエチレン層で被覆して防錆効果を付与することによって解消されつつある。
しかしながら、近年のシート状化粧料は、容器に設けられるフラップラベル部を剥離させた際の露出部に対して、防錆対策(ポリエチレン層の被覆等)がなされておらず、依然として変色が生じるという懸念点があった。
【0003】
また、従来のシート状化粧料における液剤としては、例えば、メントール系清涼剤、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、エデト酸、及びシリカ等を含有する液体化粧料組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、当該特許文献1を含む従来の化粧料において、液剤に対して容器の防錆効果を付与することについては、検討されていなかった。それに加えて、高温保存環境下では、酸化反応が促進されることに起因して容器の変色が著しいという懸念点もあった。
【0004】
したがって、高温保存環境下であっても、アルミニウムに対する防錆効果に優れる化粧料の提供が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-098270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、高温保存環境下であっても、アルミニウムに対する防錆効果に優れる化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の化粧料は、アルミニウム含有容器に液剤を収容してなる化粧料であって、前記液剤は、(A)ヘミアセタール構造を有する二糖類と、(B)アミノカルボン酸系キレート剤、ホスホン酸系キレート剤、及びリン酸塩系キレート剤から選択される1種以上と、を含有し、前記(B)成分の含有量に対する、前記(A)成分の含有量の質量比[(A)/(B)]が、1.5以上5以下である。
【0008】
本発明は、本発明者による知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては以下の通りである。即ち、
<1>
アルミニウム含有容器に液剤を収容してなる化粧料であって、
前記液剤は、
(A)ヘミアセタール構造を有する二糖類と、
(B)アミノカルボン酸系キレート剤、ホスホン酸系キレート剤、及びリン酸塩系キレート剤から選択される1種以上と、を含有し、
前記(B)成分の含有量に対する、前記(A)成分の含有量の質量比[(A)/(B)]が、1.5以上5以下であることを特徴とする化粧料である。
<2>
前記(A)成分及び前記(B)成分の合計含有量[(A)+(B)]が、2質量%以上5質量%以下である、前記<1>に記載の化粧料である。
<3>
前記(A)成分の含有量が、前記液剤の全量に対して1.5質量%以上4.5質量%以下であり、
前記(B)成分の含有量が、前記液剤の全量に対して0.5質量%以上3.0質量%以下である、前記<1>又は前記<2>に記載の化粧料である。
<4>
前記アルミニウム含有容器に、前記液剤を含浸させたシート状基材を収容してなる、前記<1>から前記<3>のいずれかに記載の化粧料である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、高温保存環境下であっても、アルミニウムに対する防錆効果に優れる化粧料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(化粧料)
本発明の化粧料は、アルミニウム含有容器に液剤を収容してなる化粧料である。
前記液剤は、(A)ヘミアセタール構造を有する二糖類と、(B)アミノカルボン酸系キレート剤、ホスホン酸系キレート剤、及びリン酸塩系キレート剤から選択される1種以上と、を含有し、必要に応じて、その他の成分を含んで含有していてもよい。
本明細書において、「(A)ヘミアセタール構造を有する二糖類」は、「(A)」又は「(A)成分」と称されることがあり、「(B)アミノカルボン酸系キレート剤、ホスホン酸系キレート剤、及びリン酸塩系キレート剤から選択される1種以上」は、「(B)」又は「(B)成分」と称されることがあり、「アルミニウム含有容器」は、単に「容器」と称されることがある。
(【0011】以降は省略されています)
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