TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025091221
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206369
出願日2023-12-06
発明の名称口腔ケアデバイス
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61C 17/20 20060101AFI20250611BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】使用時において傾くことを抑制できる口腔ケアデバイスを提供する。
【解決手段】口腔ケアデバイスは、電子部品と、電子部品を収容する筐体と、電子部品から供給される動力によって口腔ケアとして機能する機能部と、を備える。筐体は、前後方向に延びる軸部、および軸部と繋がる1対の分岐部を有する。機能部は、軸部の後側の端部と接続され、且つ、軸部から後側に突出する。上下方向から見て、1対の分岐部それぞれの一部は、軸部から後側に向かうにしたがって、互いに左右方向に離れる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電子部品と、
前記電子部品を収容する筐体と、
前記電子部品から供給される動力によって口腔内で口腔ケアとして機能する機能部と、
を備え、
前記筐体は、前後方向に延びる軸部、および前記軸部と繋がる1対の分岐部を有し、
前記機能部は、前記軸部の後側の端部と接続され、且つ、前記軸部から後側に突出し、
上下方向から見て、1対の前記分岐部それぞれの一部は、前記軸部から後側に向かうにしたがって、互いに左右方向に離れる、口腔ケアデバイス。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
一対の前記分岐部同士の左右方向の最大の間隔は、前記軸部の前側の端部と前記機能部の後側の端部との間の距離よりも長い、請求項1に記載の口腔ケアデバイス。
【請求項3】
複数の前記電子部品を備え、
複数の前記電子部品は、一方の前記分岐部に収容される第1電子部品群と、他方の前記分岐部に収容される第2電子部品群と、を含み、
上下方向から見て、前記第1電子部品群のうち前記軸部から最も距離が離れた部分と前記軸部の前側の端部とを通る第1仮想線と、前記第2電子部品群のうち前記軸部から最も距離が離れた部分と前記軸部の前側の端部とを通る第2仮想線とが成す角度は、50°以上、120°以下である、請求項1に記載の口腔ケアデバイス。
【請求項4】
前記機能部は、前記軸部と接続され、且つ、使用者の口腔に保持される保持部を有し、
1対の前記分岐部それぞれの後側の端部は、前記保持部の後側の端部よりも後側に位置する、請求項1から3のいずれか一項に記載の口腔ケアデバイス。
【請求項5】
前記分岐部の前側の端部と前記保持部の後側の端部との間の距離をL1とし、前記保持部の後側の端部と前記分岐部の後側の端部との間の距離をL2とすると、
L1≦L2≦3×L1
の関係を満足する、請求項4に記載の口腔ケアデバイス。
【請求項6】
複数の前記電子部品を備え、
1対の前記分岐部それぞれの前記保持部よりも後側の部分には、一部の前記電子部品が収容される、請求項4に記載の口腔ケアデバイス。
【請求項7】
複数の前記電子部品のうち、前記保持部よりも前側に配置される前記電子部品の重量は、複数の前記電子部品のうち、前記保持部よりも後側に配置される前記電子部品の重量よりも重い、請求項4に記載の口腔ケアデバイス。
【請求項8】
上下方向から見て、重心と前記保持部の前後方向の中心との間の前後方向の距離が、前記保持部の前後方向の寸法の1.5倍以下であり、前記重心と前記保持部の左右方向の中心との間の左右方向の距離が、前記保持部の左右方向の寸法の1.5倍以下である、請求項4に記載の口腔ケアデバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、口腔ケアデバイスに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
歯周病やう蝕等の口腔疾患の予防には歯垢除去が重要である。近年、口腔内に挿入される機能部(清掃部)の超音波振動によって発生するキャビテーション気泡により、口腔内の歯間等を清掃する口腔ケアデバイス、機能部から伝達される熱によって口腔の血流を促進する口腔ケアデバイス、および機能部において発生する光によって歯をホワイトニングする口腔ケアデバイス等が提案されている。例えば、特許文献1では、使用者が、口腔ケアデバイスの保持部を唇および歯等の口腔の咬合力で保持しつつ、機能部を口腔内に挿入することによって、手によって口腔ケアデバイスを操作することなく(ハンズフリー)、口腔内を清掃できる口腔ケアデバイスが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/056734号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の口腔ケアデバイスでは、機能部に動力を供給する例えば駆動モータ、バッテリ、基板等の電子部品は、口腔から前側に突出した収容部に収容される。そのため、使用者が咬合力のみで口腔ケアデバイスを保持する場合、電子部品に加わる重力によって、口腔ケアデバイスの前側の部分が下側に傾き易かった。使用者が、口腔ケアデバイスの前側の部分が下側に傾くことを抑制しようとすると、使用者の口腔への負担が増大していた。また、口腔ケアデバイスの前側の部分が下側に傾くと、機能部を口腔内の所定の位置に配置しづらいため、十分に口腔内を清掃できない虞があった。
【0005】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、使用時において傾くことを抑制できる口腔ケアデバイスを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の構成を含む。
[1]電子部品と、前記電子部品を収容する筐体と、前記電子部品から供給される動力によって口腔ケアとして機能する機能部と、を備え、前記筐体は、前後方向に延びる軸部、および前記軸部と繋がる1対の分岐部を有し、前記機能部は、前記軸部の後側の端部と接続され、且つ、前記軸部から後側に突出し、上下方向から見て、1対の前記分岐部それぞれの一部は、前記軸部から後側に向かうにしたがって、互いに左右方向に離れる、口腔ケアデバイス。
[2]一対の前記分岐部同士の左右方向の最大の間隔は、前記軸部の前側の端部と前記機能部の後側の端部との間の距離よりも長い、[1]に記載の口腔ケアデバイス。
[3]複数の前記電子部品を備え、複数の前記電子部品は、一方の前記分岐部に収容される第1電子部品群と、他方の前記分岐部に収容される第2電子部品群と、を含み、上下方向から見て、前記第1電子部品群のうち前記軸部から最も距離が離れた部分と前記軸部の前側の端部とを通る第1仮想線と、前記第2電子部品群のうち前記軸部から最も距離が離れた部分と前記軸部の前側の端部とを通る第2仮想線とが成す角度は、50°以上、120°以下である、[1]または[2]に記載の口腔ケアデバイス。
[4]前記機能部は、前記軸部と接続され、且つ、使用者の口腔に保持される保持部を有し、1対の前記分岐部それぞれの後側の端部は、前記保持部の後側の端部よりも後側に位置する、[1]から[3]のいずれか一項に記載の口腔ケアデバイス。
[5]前記分岐部の前側の端部と前記保持部の後側の端部との間の距離をL1とし、前記保持部の後側の端部と前記分岐部の後側の端部との間の距離をL2とすると、L1≦L2≦3×L1の関係を満足する、[4]に記載の口腔ケアデバイス。
[6]複数の前記電子部品を備え、1対の前記分岐部それぞれの前記保持部よりも後側の部分には、一部の前記電子部品が収容される、[4]または[5]に記載の口腔ケアデバイス。
[7]複数の前記電子部品のうち、前記保持部よりも前側に配置される前記電子部品の重量は、複数の前記電子部品のうち、前記保持部よりも後側に配置される前記電子部品の重量よりも重い、[4]から[6]のいずれか一項に記載の口腔ケアデバイス。
[8]上下方向から見て、重心と前記保持部の前後方向の中心との間の前後方向の距離が、前記保持部の前後方向の寸法の1.5倍以下であり、前記重心と前記保持部の左右方向の中心との間の左右方向の距離が、前記保持部の左右方向の寸法の1.5倍以下である、[4]から[7]のいずれか一項に記載の口腔ケアデバイス。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、使用時において傾くことを抑制できる口腔ケアデバイスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態の口腔ケアデバイスを示した斜視図である。
実施形態の口腔ケアデバイスを示した第1の上面図である。
実施形態の口腔ケアデバイスを示した第2の上面図である。
実施形態の口腔ケアデバイスを示した断面図であって、図2におけるIV-IV断面図である。
実施形態の口腔ケアデバイスの重心の求め方を説明する第1の図である。
実施形態の口腔ケアデバイスの重心の求め方を説明する第2の図である。
実施形態の口腔ケアデバイスの重心の求め方を説明する第3の図である。
実施形態の第1変形例の口腔ケアデバイスを示した上面図である。
実施形態の第2変形例の口腔ケアデバイスを示した上面図である。
実施形態の第3変形例の口腔ケアデバイスを示した上面図である。
実施形態の第4変形例の口腔ケアデバイスを示した斜視図である。
実施形態の第5変形例の口腔ケアデバイスを示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の口腔ケアデバイスについて、一例を示し、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において例示される図の寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかり易くするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
【0010】
各図面においては、適宜、Z軸を示す。本実施形態において、Z軸が延びる方向は、上下方向である。以下の説明では、上下方向のうちZ軸の矢印が向く側(+Z側)を「上側」と呼び、上下方向のうちZ軸の矢印が向く側と反対側(-Z側)を「下側」と呼ぶ。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ライオン株式会社
容器
7日前
ライオン株式会社
収容体
7日前
ライオン株式会社
収容体
1日前
ライオン株式会社
化粧料
2日前
ライオン株式会社
注出容器
3日前
ライオン株式会社
歯ブラシ
今日
ライオン株式会社
吐出装置
1日前
ライオン株式会社
歯ブラシ
今日
トライオン株式会社
捕球具
2日前
ライオン株式会社
歯ブラシ
8日前
ライオン株式会社
包装容器
今日
ライオン株式会社
歯ブラシ
8日前
ライオン株式会社
歯ブラシ
8日前
ライオン株式会社
口腔用製品
7日前
ライオン株式会社
吐出用器具
2日前
ライオン株式会社
吐出用器具
2日前
ライオン株式会社
注出用器具
2日前
ライオン株式会社
殺菌キット
7日前
ライオン株式会社
口腔用組成物
8日前
ライオン株式会社
口腔用組成物
8日前
ライオン株式会社
口腔用組成物
1日前
ライオン株式会社
口腔用組成物
1日前
ライオン株式会社
口腔用組成物
8日前
ライオン株式会社
口腔用組成物
8日前
ライオン株式会社
皮膚外用組成物
今日
ライオン株式会社
タブレット組成物
今日
ライオン株式会社
毛髪洗浄剤組成物
3日前
ライオン株式会社
皮膚外用剤組成物
1日前
ライオン株式会社
タブレット組成物
今日
ライオン株式会社
毛髪洗浄剤組成物
3日前
ライオン株式会社
シトルリン低減剤
3日前
ライオン株式会社
短鎖脂肪酸低減剤
3日前
ライオン株式会社
液体柔軟剤組成物
今日
ライオン株式会社
液体口腔用組成物
2日前
ライオン株式会社
皮膚化粧料組成物
2日前
ライオン株式会社
繊維処理剤組成物
1日前
続きを見る