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公開番号2024093291
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022209577
出願日2022-12-27
発明の名称カートン容器
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 5/66 20060101AFI20240702BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内容物の漏れを抑制しつつ開封および再封緘が容易なカートン容器を提供する。
【解決手段】外箱と内筒を有する。外箱は、正面側に位置する正面壁と、背面側に位置する背面壁と、正面壁と背面壁とを繋ぐ側面壁と、側面壁および正面壁に亘って設けられた切断帯部と、背面壁に形成され、切断帯部と連なる罫線と、切断帯部の剥離により、罫線をヒンジ部として開閉可能な蓋部と、正面壁、背面壁および側面壁により形成される本体胴部とを有する。内筒は、蓋部が閉じたときに周囲を覆われる突出壁を有し、本体胴部に少なくとも一部が接着され内周に沿って接するとともに、周方向の端部同士が重なって貼り合わされた貼り合せ部を有する。蓋部は、係合孔を有する。外側に位置する貼り合せ部は、蓋部が閉じたときに、蓋部に外側から係合する係合片を有する。係合片は、係合孔に差し込まれ蓋部と係合する差込部を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外箱と、
前記外箱の内部に設けられる内筒と、
を有し、
前記外箱は、
正面側に位置する正面壁と、
背面側に位置する背面壁と、
前記正面壁と前記背面壁とを両側で繋ぐ側面壁と、
両側の前記側面壁および前記正面壁に亘って設けられた切断帯部と、
前記背面壁に形成され、前記切断帯部と連なる罫線と、
前記切断帯部より上側に位置し、前記切断帯部の剥離により、前記罫線をヒンジ部として開閉可能な蓋部と、
前記切断帯部より下側に位置する前記正面壁、前記背面壁および前記側面壁により形成される本体胴部と、
を有し、
前記内筒は、前記本体胴部の上端よりも上側に突出して設けられ、前記蓋部が閉じたときに周囲を覆われる突出壁を有し、前記本体胴部に少なくとも一部が接着され内周に沿って接して二重壁を形成するとともに、周方向の端部同士が重なって貼り合わされた貼り合せ部を有し、
前記蓋部は、係合孔が形成される係合孔形成部を有し、
重なって貼り合わされた前記貼り合せ部のうち、外側に位置する前記貼り合せ部は、前記蓋部が閉じたときに、前記蓋部に外側から係合する係合片を有し、
前記係合片は、前記係合孔に差し込まれ前記蓋部と係合する差込部を有する、カートン容器。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記係合孔、前記貼り合せ部、前記係合片および前記差込部は、前記正面側に配置される、
請求項1に記載のカートン容器。
【請求項3】
前記差込部は、前記係合片から下側に延びる凸形状である、
請求項1または2に記載のカートン容器。
【請求項4】
前記外箱は、樹脂層を有する板紙で形成され、
前記内筒は、段ボールで形成されている、
請求項1または2に記載のカートン容器。
【請求項5】
内容物として粉体が充填されている、
請求項1または2に記載のカートン容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カートン容器に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
カートン容器の本体胴部に内筒を装着し、カートンの胴部上部に設けたミシン目、ジッパー等を破断することで開封し、使用開始後はヒンジで結合された蓋部を内筒に単に被せて嵌合させることによって再封緘する印籠型カートンが知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
このようなカートンでは蓋部は内筒に嵌合しているとはいえ容易に開閉できるように作られているために、容器が転倒するなどでも容易に開いてしまい内容物が飛び出してしまうことがある。そこで、特許文献2には、胴部に穴や切込みを入れ、この切込みに蓋の差し込み舌片を差し込んで再封緘することによって、上記のようなトラブルを防止した容器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-86536号公報
特開2002-160729号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、このような容器に粉末洗剤等の粉体を入れた場合、この再封緘部から内容物が漏れてしまうことがあるという問題があった。
【0006】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、内容物の漏れを抑制しつつ、開封および再封緘が容易なカートン容器を提供することを目的とする。
【0007】
本発明の別の目的は、転倒等の衝撃によって蓋部が容易に開かないカートン容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は下記の態様を有する。
[1]外箱と、前記外箱の内部に設けられる内筒と、を有し、前記外箱は、正面側に位置する正面壁と、背面側に位置する背面壁と、前記正面壁と前記背面壁とを両側で繋ぐ側面壁と、両側の前記側面壁および前記正面壁に亘って設けられた切断帯部と、前記背面壁に形成され、前記切断帯部と連なる罫線と、前記切断帯部より上側に位置し、前記切断帯部の剥離により、前記罫線をヒンジ部として開閉可能な蓋部と、前記切断帯部より下側に位置する前記正面壁、前記背面壁および前記側面壁により形成される本体胴部と、を有し、前記内筒は、前記本体胴部の上端よりも上側に突出して設けられ、前記蓋部が閉じたときに周囲を覆われる突出壁を有し、前記本体胴部に少なくとも一部が接着され内周に沿って接して二重壁を形成するとともに、周方向の端部同士が重なって貼り合わされた貼り合せ部を有し、前記蓋部は、係合孔が形成される係合孔形成部を有し、重なって貼り合わされた前記貼り合せ部のうち、外側に位置する前記貼り合せ部は、前記蓋部が閉じたときに、前記蓋部に外側から係合する係合片を有し、前記係合片は、前記係合孔に差し込まれ前記蓋部と係合する差込部を有する、カートン容器。
[2]前記係合孔、前記貼り合せ部、前記係合片および前記差込部は、前記正面側に配置される、前記[1]に記載のカートン容器。
[3]前記差込部は、前記係合片から下側に延びる凸形状である、前記[1]または前記[2]に記載のカートン容器。
[4]前記外箱は、樹脂層を有する板紙で形成され、前記内筒は、段ボールで形成されている、前記[1]から前記[3]のいずれか一項に記載のカートン容器。
[5]内容物として粉体が充填されている、前記[1]から前記[4]のいずれか一項に記載のカートン容器。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、内容物の漏れを抑制しつつ、開封および再封緘が容易なカートン容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態を示す図であって、カートン容器1の外観斜視図である。
外箱10が組み立てられる前のブランクシートBL1を示す平面図である。
摘まみ部17Bを摘まんで、切断帯部17を外箱10から切断する様子を示す斜視図である。
外箱10から切断帯部17が剥離されたカートン容器1の斜視図である。
内筒30が組み立てられる前のブランクシートBL2を示す平面図である。
係合片38の周辺を正面側から見た拡大図である。
図6におけるA-A断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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