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公開番号2024094945
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022211880
出願日2022-12-28
発明の名称液体洗浄剤組成物
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C11D 17/08 20060101AFI20240703BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】固体成分を配合せずとも、安定して、色褪せ抑制効果が得られる液体洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】(A1)成分:ノニオン界面活性剤及び(A2)成分:非石鹸系アニオン界面活性剤からなる(A)成分15~55質量%と、(B1)成分:炭素数が18~26である脂肪族1価アルコール、(B2)成分:炭素数が12~26である1種又は2種の直鎖脂肪酸とグリセリンとからなるエステルである、モノグリセリド又はジグリセリド、(B3)成分:脂肪酸と脂肪族1価アルコールからなる炭素数が20~38である脂肪酸エステルであって、炭素数が12~26である直鎖アルキル鎖を有する脂肪酸エステルから選ばれる少なくとも1種の(B)成分0.01~3質量%を含み、質量の比[(A1)/(A2)]が1.5~8である液体洗浄剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A1)成分及び(A2)成分からなる(A)成分と、
(B1)成分、(B2)成分及び(B3)成分から選ばれる少なくとも1種の(B)成分とを含有する液体洗浄剤組成物であって、
前記(A1)成分はノニオン界面活性剤であり、
前記(A2)成分は非石鹸系アニオン界面活性剤であり、
前記(B1)成分は炭素数が18~26である脂肪族1価アルコールであり、
前記(B2)成分は炭素数が12~26である1種又は2種の直鎖脂肪酸とグリセリンとからなるエステルである、モノグリセリド又はジグリセリドであり、
前記(B3)成分は脂肪酸と脂肪族1価アルコールからなる炭素数が20~38である脂肪酸エステルであって、炭素数が12~26である直鎖アルキル鎖の末端にカルボキシ基を有する脂肪酸と1価アルコールとからなる脂肪酸エステル、又は炭素数が12~26である直鎖アルキル鎖の末端に水酸基を有する1価アルコールと脂肪酸とからなる脂肪酸エステルであり、
前記(A)成分の含有量が前記液体洗浄剤組成物の総質量に対して15~55質量%であり、
前記(B)成分の含有量が前記液体洗浄剤組成物の総質量に対して0.01~3質量%であり、
前記(A2)成分の質量に対する前記(A1)成分の質量の比[(A1)/(A2)]が1.5~8である液体洗浄剤組成物。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記(A2)成分が直鎖アルキルベンゼンスルホン酸あるいはその塩を含み、
前記直鎖アルキルベンゼンスルホン酸あるいはその塩の含有量が前記液体洗浄剤組成物の総質量に対して3質量%以上である、請求項1に記載の液体洗浄剤組成物。
【請求項3】
さらに、(C)成分を含有し、
前記(C)成分は、アルキレンテレフタレート単位及びアルキレンイソフタレート単位からなる群より選ばれる少なくとも1種の単位と、オキシアルキレン単位及びポリオキシアルキレン単位からなる群より選ばれる少なくとも1種の単位を有する水溶性ポリマーである、請求項1又は2に記載の液体洗浄剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は液体洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、黒色や紺色などの濃色衣類は、洗濯や着用を繰り返すと色褪せをする傾向がある。
従来、液体洗浄剤組成物では、色褪せを防ぐため、種々の工夫が成されている。例えば、特許文献1では、色褪せの要因となる水道水中の次亜塩素酸イオンを補足する添加剤として、粘土鉱物にアンモニウム塩を担持させた複合体が提案されている。
また、特許文献2では、特定の屈折率の固体微量子を配合することが提案されている。
また、特許文献3では、セルラーゼを配合し、毛羽立ちを防止することで色褪せを目立たなくする方法がとられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-88188号公報
特開2005-126828号公報
特開2011-184685号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1、2に開示された液体洗浄剤組成物では、固体成分を使用するため、洗濯後の衣料がごわつきやすい問題があった。また、特許文献3のように酵素を使用する方法では、液体洗浄剤組成物の酵素による効果を持続させることが困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みて、固体成分を配合せずとも、安定して、色褪せ抑制効果が得られる液体洗浄剤組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
[1](A1)成分及び(A2)成分からなる(A)成分と、
(B1)成分、(B2)成分及び(B3)成分から選ばれる少なくとも1種の(B)成分とを含有する液体洗浄剤組成物であって、
前記(A1)成分はノニオン界面活性剤であり、
前記(A2)成分は非石鹸系アニオン界面活性剤であり、
前記(B1)成分は炭素数が18~26である脂肪族1価アルコールであり、
前記(B2)成分は炭素数が12~26である1種又は2種の直鎖脂肪酸とグリセリンとからなるエステルである、モノグリセリド又はジグリセリドであり、
前記(B3)成分は脂肪酸と脂肪族1価アルコールからなる炭素数が20~38である脂肪酸エステルであって、炭素数が12~26である直鎖アルキル鎖の末端にカルボキシ基を有する脂肪酸と1価アルコールとからなる脂肪酸エステル、又は炭素数が12~26である直鎖アルキル鎖の末端に水酸基を有する1価アルコールと脂肪酸とからなる脂肪酸エステルであり、
前記(A)成分の含有量が前記液体洗浄剤組成物の総質量に対して15~55質量%であり、
前記(B)成分の含有量が前記液体洗浄剤組成物の総質量に対して0.01~3質量%であり、
前記(A2)成分の質量に対する前記(A1)成分の質量の比[(A1)/(A2)]が1.5~8である液体洗浄剤組成物。
[2]前記(A2)成分が直鎖アルキルベンゼンスルホン酸あるいはその塩を含み、
前記直鎖アルキルベンゼンスルホン酸あるいはその塩の含有量が前記液体洗浄剤組成物の総質量に対して3質量%以上である、[1]に記載の液体洗浄剤組成物。
[3]さらに、(C)成分を含有し、
前記(C)成分は、アルキレンテレフタレート単位及びアルキレンイソフタレート単位からなる群より選ばれる少なくとも1種の単位と、オキシアルキレン単位及びポリオキシアルキレン単位からなる群より選ばれる少なくとも1種の単位を有する水溶性ポリマーである、[1]又は[2]に記載の液体洗浄剤組成物。
【発明の効果】
【0006】
本発明の液体洗浄剤組成物によれば、固体成分を配合せずとも、安定して、色褪せ抑制効果が得られる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の液体洗浄剤組成物は、後述する(A)成分、(B)成分と水を含有する液体洗浄剤組成物である。本発明の液体洗浄剤組成物は、さらに、後述する(C)成分を含有することが好ましい。また、後述する(D)成分を含有することが好ましい。
以下に記載する構成要件の説明は、代表的な実施形態や具体例に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施形態に限定されるものではない。
なお、本明細書において「~」を用いて表される数値範囲は「~」前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。また、酸の形態と塩の形態をとりうる成分の含有量は、酸の形態としての含有量である。
【0008】
<(A)成分>
(A)成分は、下記(A1)成分及び(A2)成分からなる。(A)成分を含有することにより、(B)成分の低温における安定性が得られる。
(A1)成分:ノニオン界面活性剤。
(A2)成分:非石鹸系アニオン界面活性剤。
【0009】
(A)成分の含有量、すなわち、(A1)成分及び(A2)成分の合計含有量は、液体洗浄剤組成物の総質量に対して15~55質量%であり、17~53質量%であることが好ましく、20~51質量%であることがより好ましく、38~49質量%であることがさらに好ましい。
【0010】
(A)成分の含有量が上記下限値以上であることにより、低温における安定性が得られ、良好な洗浄力も得られる。(A)成分の含有量が上記上限値以下であることにより、外観の均一安定性が得られ、粘度が高くなりすぎず、良好な濯ぎ性が得られる。
(【0011】以降は省略されています)

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