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公開番号2024089925
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205473
出願日2022-12-22
発明の名称食器用の液体洗浄剤組成物
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C11D 17/08 20060101AFI20240627BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】油汚れに対する洗浄力をより高め、ウォータスポットを抑制できる食器用の液体洗浄剤組成物。
【解決手段】(A)成分:重量平均分子量100,000以上のノニオン性セルロースと、(B)成分:ノニオン界面活性剤と、(C)成分:下記(c1)式で表される化合物、及び下記(c2)式で表される化合物から選ばれる少なくとも1種と、を含有することよりなる。
R3-O-(C2H4O)x-(C3H6O)y-R4・・・(c1)、C6H5-(C2H4O)l-(C3H6O)m-(CH2)n-R5・・・(c2)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)成分:重量平均分子量100,000以上のノニオン性セルロースと、
(B)成分:ノニオン界面活性剤と、
(C)成分:下記(c1)式で表される化合物、及び下記(c2)式で表される化合物から選ばれる少なくとも1種と、
を含有する、食器用の液体洗浄剤組成物。


-O-(C



O)

/(C



O)

-R

・・・(c1)
((c1)式中、R

、R

は、それぞれ独立にH、OH、炭素数1~6のアルケニル基又はフェニル基であり、xは(C



O)の平均繰り返し数を表す0~5の数であり、yは(C



O)の平均繰り返し数を表す0~5の数である(但し、xとyとが同時に0になることはない)。)




-(C



O)

/(C



O)

-(CH



-R

・・・(c2)
((c2)式中、R

はH又はOHであり、lは(C



O)の平均繰り返し数を表す0~5の数であり、mは(C



O)の平均繰り返し数を表す0~5の数であり、nは(CH

)の平均繰り返し数を表す0~3の数である。)
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記(B)成分/前記(A)成分で表される質量比は、0.2~200である、請求項1に記載の食器用の液体洗浄剤組成物。
【請求項3】
前記(C)成分/前記(A)成分で表される質量比は、0.05~200である、請求項1又は2に記載の食器用の液体洗浄剤組成物。
【請求項4】
スプレー用である、請求項1又は2に記載の食器用の液体洗浄剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食器用の液体洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
食器洗い行動において、被洗物である食器の油汚れを確実に落とすための「油汚れ洗浄力」に加え、「洗浄後に水滴や水跡が食器に残らないように乾くこと」(速乾性)が清潔衛生のイメージ向上の観点から求められている。
洗浄後の食器を乾燥した後の水跡(ウォータスポット)の原因は、水滴残りである。食器洗浄後に付着していた水滴が乾燥することで、表面にウォータスポットを形成する。この問題に対して、食器表面に高分子等を吸着させることで、洗浄後の食器表面の状態を変化させる検討が行われてきた。
【0003】
例えば、特許文献1には、アニオン界面活性剤と、アミンオキシド型界面活性剤又は両性界面活性剤と、カチオン化高分子と、キレート剤と、3~6価アルコールのプロピレンオキシド付加物と、を特定の量比で含む、食器用の液体洗浄剤組成物が提案されている。特許文献1の発明によれば、ヌル付きの低減と、水切れ性の向上と、が図られている。
特許文献2には、カチオン多糖類と、アルカリ剤と、アニオン界面活性剤と、水とを特定の質量比で含む、硬質表面表の液体洗浄剤組成物が提案されている。特許文献2の発明によれば、油汚れの洗浄力、防汚性の向上と、が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022―063462号公報
特開2022―055708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術は、陶器、ポリ塩化ビニル(PVC)の被洗物に対するウォータスポットを抑制できるものの、ポリプロピレン(PP)の被洗物を想定していなかった。PPは疎水性であり、疎水性の食器に付着した油汚れは強固である。このため、油汚れに対する洗浄力をより高めつつ、ウォータスポットの抑制を図ることが求められている。
そこで、本発明は、油汚れに対する洗浄力をより高め、ウォータスポットを抑制できる食器用の液体洗浄剤組成物を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は以下の態様を有する。
<1>
(A)成分:重量平均分子量100,000以上のノニオン性セルロースと、
(B)成分:ノニオン界面活性剤と、
(C)成分:下記(c1)式で表される化合物、及び下記(c2)式で表される化合物から選ばれる少なくとも1種と、
を含有する、食器用の液体洗浄剤組成物。


-O-(C



O)

/(C



O)

-R

・・・(c1)
((c1)式中、R

、R

は、それぞれ独立にH、OH、炭素数1~6のアルケニル基又はフェニル基であり、xは(C



O)の平均繰り返し数を表す0~5の数であり、yは(C



O)の平均繰り返し数を表す0~5の数である(但し、xとyとが同時に0になることはない)。)




-(C



O)

/(C



O)

-(CH



-R

・・・(c2)
((c2)式中、R

はH又はOHであり、lは(C



O)の平均繰り返し数を表す0~5の数であり、mは(C



O)の平均繰り返し数を表す0~5の数であり、nは(CH

)の平均繰り返し数を表す0~3の数である。)
<2>
前記(B)成分/前記(A)成分で表される質量比は、0.2~200である、<1>に記載の食器用の液体洗浄剤組成物。
<3>
前記(C)成分/前記(A)成分で表される質量比は、0.05~200である、<1>又は<2>に記載の食器用の液体洗浄剤組成物。
<4>
スプレー用である、<1>又は<2>に記載の食器用の液体洗浄剤組成物。
【発明の効果】
【0007】
本発明の食器用の液体洗浄剤組成物によれば、油汚れに対する洗浄力をより高め、ウォータスポットを抑制できる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(食器用の液体洗浄剤組成物)
本発明の食器用の液体洗浄剤組成物(以下、単に「液体洗浄剤組成物」ということがある)は、(A)~(C)成分を含有する。
【0009】
<(A)成分>
(A)成分は、重量平均分子量100,000以上のノニオン性セルロースである。液体洗浄剤組成物は、(A)成分を含有することで、ウォータスポットの形成を抑制できる(ウォータスポット抑制効果)。
【0010】
(A)成分は、水に溶けた時に、イオン化しない水酸基を持ったセルロース誘導体であり、水酸基の一部がアルコキシ基又はヒドロキシアルコキシ基で置換されたセルロース誘導体である。
置換基であるアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等の炭素数1~3のアルコキシ基が挙げられる。置換基であるヒドロキシアルコキシ基としては、ヒドロキシメトキシ基、ヒドロキシエトキシ基、ヒドロキシプロポキシ基等の炭素数1~3のヒドロキシアルコキシ基が挙げられる。以下、アルコキシ基とヒドロキシアルコキシ基とを総じて(ヒドロキシ)アルコキシ基という。
(A)成分における(ヒドロキシ)アルコキシ基による置換度は、4~70mol%が好ましく、4~30mol%がより好ましい。置換度が上記下限値以上であると、洗浄力、ウォータスポット抑制効果をより高められる。置換度が上記上限値以下であると、洗浄力、ウォータスポット抑制効果をより高められる。
(【0011】以降は省略されています)

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