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公開番号2024075858
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-05
出願番号2022187062
出願日2022-11-24
発明の名称トイレ用の液体洗浄剤組成物
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C11D 17/08 20060101AFI20240529BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】水洗トイレにおいては、便器内に水を流した際に、便器の表面の広範囲に水が広がること(流水の広がり性に優れる)が求められる。便器の表面に対して、水を広範囲に広げることで、便器に付着した汚れをより良好に洗浄できる。かかる事情に鑑みて、拭き取り性及び洗浄力に優れ、かつ流水の広がり性に優れるトイレ用の液体洗浄剤組成物を目的とする。
【解決手段】(A)成分:界面活性剤と、(B)成分:特定の化合物と、(C)成分:4級アンモニウム基を有するモノマーから誘導される繰り返し単位(c1)を有するポリマーと、を有することよりなる。前記(A)成分/前記(C)成分で表される質量比は0.2~12であることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)成分:界面活性剤と、
(B)成分:下記式(b1)で表される化合物と、
(C)成分:4級アンモニウム基を有するモノマーから誘導される繰り返し単位(c1)を有するポリマーと、
を含む、トイレ用の液体洗浄剤組成物。
TIFF
2024075858000011.tif
27
170
[式(b1)中、R

は炭素数2又は3のアルキレン基であり、mは1~6の数である]
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記(A)成分/前記(C)成分で表される質量比は0.2~12である、請求項1に記載のトイレ用の液体洗浄剤組成物。
【請求項3】
前記(A)成分の含有量は、0.5~5質量%であり、
前記(B)成分の含有量は、0.2~4.5質量%であり、
前記(C)成分の含有量は、0.2~4質量%である、
請求項1又は2に記載のトイレ用の液体洗浄剤組成物。
【請求項4】
前記繰り返し単位(c1)は、ジアリルジメチルアンモニウム塩から誘導される繰り返し単位(c1-1)、メタクリルアミドプロピルトリアルキルアンモニウム塩から誘導される繰り返し単位(c1-2)から選ばれる少なくとも1種である、請求項1又は2に記載のトイレ用の液体洗浄剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トイレ用の液体洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
トイレの便座、床及び壁等の洗浄方法としては、液体洗浄剤組成物を泡状又は霧状にして洗浄剤対象に吹き付け、吹き付けた液体洗浄剤組成物を拭き取る方法が挙げられる。このような洗浄方法に用いられる液体洗浄剤組成物には、洗浄力に加え、拭き取りやすいこと(良好な拭き取り性)が求められる。
例えば、特許文献1には、特定の界面活性剤と特定の溶剤とを特定の質量比で含有するトイレ用の液体洗浄剤組成物が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-105257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、水洗トイレにおいては、便器内に水を流した際に、便器の表面の広範囲に水が広がること(流水の広がり性に優れる)が求められる。便器の表面に対して、水を広範囲に広げることで、便器に付着した汚れをより良好に洗浄できる。
そこで、本発明は、拭き取り性及び洗浄力に優れ、かつ流水の広がり性に優れるトイレ用の液体洗浄剤組成物とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の態様を有する。
<1>
(A)成分:界面活性剤と、
(B)成分:下記式(b1)で表される化合物と、
(C)成分:4級アンモニウム基を有するモノマーから誘導される繰り返し単位(c1)を有するポリマーと、
を含む、トイレ用の液体洗浄剤組成物。
TIFF
2024075858000001.tif
27
170
[式(b1)中、R

は炭素数2又は3のアルキレン基であり、mは1~6の数である]
<2>
前記(A)成分/前記(C)成分で表される質量比は0.2~12である、<1>に記載のトイレ用の液体洗浄剤組成物。
<3>
前記(A)成分の含有量は、0.5~5質量%であり、
前記(B)成分の含有量は、0.2~4.5質量%であり、
前記(C)成分の含有量は、0.2~4質量%である、
<1>又は<2>に記載のトイレ用の液体洗浄剤組成物。
<4>
前記繰り返し単位(c1)は、ジアリルジメチルアンモニウム塩から誘導される繰り返し単位(c1-1)、メタクリルアミドプロピルトリアルキルアンモニウム塩から誘導される繰り返し単位(c1-2)から選ばれる少なくとも1種である、<1>~<3>のいずれかに記載のトイレ用の液体洗浄剤組成物。
【発明の効果】
【0006】
本発明のトイレ用の液体洗浄剤組成物によれば、拭き取り性及び洗浄力に優れ、かつ流水の広がり性に優れる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(トイレ用の液体洗浄剤組成物)
本発明のトイレ用の液体洗浄剤組成物(以下、単に「液体洗浄剤組成物」ということがある)は、(A)~(C)成分を含む。
【0008】
<(A)成分>
(A)成分は、界面活性剤である。液体洗浄剤組成物は、(A)成分を含むことで洗浄力に優れ、拭き取り性に優れる。
(A)成分としては、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、アミンオキシド型界面活性剤、カチオン界面活性剤等が挙げられる。これらの中でも、(A)成分としては、両性界面活性剤が好ましい。両性界面活性剤を用いることで、洗浄力をより高め、拭き取り性をより高められる。
【0009】
≪両性界面活性剤≫
両性界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ベタイン系両性界面活性剤、アミノ酸系両性界面活性剤等が挙げられる。これらの中でも、ベタイン系両性界面活性剤が好ましい。
ベタイン系両性界面活性剤としては、例えば、カルボベタイン系両性界面活性剤、アミドベタイン系両性界面活性剤、スルホベタイン系(ヒドロキシスルホベタイン系、アミドスルホベタイン系)両性界面活性剤、イミダゾリニウムベタイン系両性界面活性剤、ホスホベタイン系両性界面活性剤、アミノプロピオン酸系両性界面活性剤等が挙げられる。ベタイン系両性界面活性剤としては、カルボベタイン系両性界面活性剤、アミドベタイン系両性界面活性剤が好ましく、アミドベタイン系両性界面活性剤がより好ましい。
【0010】
(1)カルボベタイン系両性界面活性剤としては、ラウリン酸ジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等が挙げられる。
(2)アミドベタイン系両性界面活性剤としては、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン(コカミドプロピルベタイン)、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、イソステアラミドプロピルベタイン等が挙げられる。
(3)スルホベタイン系両性界面活性剤としては、例えば、ヤシ油脂肪酸ジメチルアミノヒドロキシスルホベタイン、ラウリルジメチルアミノヒドロキシスルホベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ヤシ油脂肪酸ジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルスルホベタイン、ステアリルスルホベタイン、ミリスチルスルホベタイン等が挙げられる。
(4)イミダゾリニウムベタイン系両性界面活性剤としては、例えば、ヤシ油アルキル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油アルキル-N-カルボキシエチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。
(5)ホスホベタイン系両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルヒドロキシホスホベタイン等が挙げられる。
(6)アミノプロピオン酸系両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノジプロピオン酸トリエタノールアミン等が挙げられる。
(7)アミノ酸系両性界面活性剤としては、ラウリルアミノ脂肪酸塩、ステアリルアミノ脂肪酸塩、ミリスチルアミノ脂肪酸塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタインが好ましく、拭き取り性の面からラウリン酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインが特に好ましい。
前記塩の対イオンとしては、例えば、アルカリ金属塩のイオン、アンモニウム塩のイオン、アルカノールアミン塩のイオン等が挙げられる。これらの中でも、アルカリ金属塩のイオンが好ましく、ナトリウムイオン、カリウムイオンがより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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