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公開番号2024084139
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2023208161
出願日2023-12-11
発明の名称過酸化水素を含む緑藻除去剤
出願人ハンソル ケミカル,Hansol Chemical
代理人個人
主分類C11D 7/54 20060101AFI20240617BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】簡単な方法によって高い効率で緑藻を除去することができる、過酸化水素を含む緑藻除去剤を提供する。
【解決手段】本発明による緑藻除去剤は、過酸化水素、カルボン酸化合物、ケトン化合物及びフラボノイド系化合物を含むことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
過酸化水素、カルボン酸化合物、ケトン化合物及びフラボノイド系化合物を含むことを特徴とする、緑藻除去剤。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記緑藻除去剤は過酸化水素を2~60重量%含むことを特徴とする、請求項1に記載の緑藻除去剤。
【請求項3】
前記カルボン酸化合物は下記化学式1を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の緑藻除去剤。
[化学式1]


-COOH
(式中、R

は、炭素数2~10の直鎖アルキル基、炭素数3~10の分岐鎖又は環状アルキル基、又は炭素数5~20の芳香族又はヘテロ芳香族環を含むアルキル基であり得る。)
【請求項4】
前記ケトン化合物は下記化学式2を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の緑藻除去剤。
[化学式2]


-CO-R

(式中、R

又はR

は、炭素数1~6の直鎖アルキル基、炭素数3~10の分岐鎖又は環状アルキル基、又は炭素数5~20の芳香族又はヘテロ芳香族環を含むアルキル基であり得る。)
【請求項5】
前記緑藻除去剤は前記カルボン酸化合物を5~500ppm含むことを特徴とする、請求項1に記載の緑藻除去剤。
【請求項6】
前記緑藻除去剤は前記ケトン化合物を5~500ppm含むことを特徴とする、請求項1に記載の緑藻除去剤。
【請求項7】
前記緑藻除去剤はフラボノイド系化合物を5~500ppm含むことを特徴とする、請求項1に記載の緑藻除去剤。
【請求項8】
前記緑藻除去剤は、カルボン酸化合物:ケトン化合物:フラボノイド系化合物を1:0.5~1.5:0.5~1.5の重量比で含むことを特徴とする、請求項1に記載の緑藻除去剤。
【請求項9】
前記緑藻除去剤は、処理対象溶液1L当たり0.001~30mg投入されることを特徴とする、請求項1に記載の緑藻除去剤。
【請求項10】
前記緑藻除去剤は、KS M 1112に基づいて測定した安定度が90%以上であることを特徴とする、請求項1に記載の緑藻除去剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、過酸化水素を含む緑藻除去剤に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
緑藻は、マイクロシスティス属、アナベナ属及びアファニゾメノン属などに属する藍細菌が川又は湖で大量に発生し、水色が緑色に変わる現象を意味する。このような緑藻は、基本的に富栄養化が原因であり、周辺農耕地などで散布された肥料などが流れ込んで過剰な栄養分が供給され、供給された栄養分が特定の藍細菌に合う条件を形成する場合、藍細菌が爆発的に増殖して発生する。
このような緑藻は、水色を緑色にして美観を害するだけでなく、水中酸素を枯渇させ、ほとんどの魚類などを含む水生生物に深刻な影響を与えることができる。
【0003】
従来の公知の緑藻除去方法としては、次塩素酸ソーダなどの殺菌薬品を用いる方法、不飽和脂肪酸、ケイ酸ナトリウム及びカオリンなどの混合物を用いて緑藻を沈降させる方法、無機セラミックスを用いた緑藻の吸着や銅塩無機酸化物を用いた吸着沈降などの方法が挙げられる。
【0004】
この他にも、物理的、化学的方法を用いた多様な方式の緑藻除去技術が開発された。物理的方法では、人工滝を設置して湖内の人為的な層位破壊を介して藻類の現存量を減少させたるか、或いは電気分解法によって凝集剤又は過飽和水を用いることなく電極のみで加圧浮上と同様の効果を実現し、陽極にアルミニウムなどの溶解性金属を用いて凝集を促進させることができる。
【0005】
化学的方法としては、化学的凝集剤を投与する方法を用いることができ、凝集剤は、アルミニウム、カルシウム、鉄などを含み、このようなアルミニウム、カルシウム、鉄などのイオンがリン酸イオンと結合して不溶性沈殿を作って、水に溶解したリンを除去し、これにより緑藻を低減することができる。殺藻剤を用いて藻類を除去することができ、このような殺藻剤は、硫酸銅などを主に用いる。
【0006】
このような従来の緑藻除去方法の主な欠点は、規模の小さい水域では容易に除去可能であるが、広い水域では予想効果を示すことができない限界がある。一方、物理的除去方法は、殆ど固定式であって、緑藻を追跡しながら処理するには不適であり、化学的及び生物学的方法は、その効果と対比して、二次汚染又は生態系撹乱などの問題を伴うことがある。電気分解の場合、莫大な電力が消費され、経済性が著しく低いという限界があり、化学的凝集剤を用いる場合、沈殿による藻類毒性が除去されないという欠点がある。
【0007】
このため、残留物の心配がなく、魚類やミジンコなどの水生生物に生態毒性がなく、緑藻を追跡して簡単な方法で製造することができる緑藻除去剤の開発が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
韓国登録特許公報第10-1827892号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、簡単な方法によって高い効率で緑藻を除去することができる、過酸化水素を含む緑藻除去剤を提供することにある。
本発明の他の目的は、過酸化水素を含むにも拘らず、高い安定度で流通及び保管が容易な、過酸化水素を含む緑藻除去剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明による緑藻除去剤は、過酸化水素、カルボン酸化合物、ケトン化合物及びフラボノイド系化合物を含むことを特徴とする。
本発明の一実施例による緑藻除去剤は、過酸化水素を2~60重量%含むことを特徴とすることができる。
本発明の一実施例による緑藻除去剤において、前記カルボン酸化合物は下記化学式1を満たすことを特徴とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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