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公開番号2024092982
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2023214746
出願日2023-12-20
発明の名称安定化された臭化アルキル化合物含有液体組成物及びその用途
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類C11D 7/50 20060101AFI20240701BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】 従来公知の臭化アルキル化合物含有液体組成物については、安定化剤の含有量が低下すると金属腐食が生じやすくなり、金属腐食抑制制御が難しいという課題があった。
【解決手段】 臭化アルキル化合物と、脂肪族第三級ニトロ化合物を含むことを特徴とする液体組成物を用いる。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
臭化アルキル化合物と、脂肪族第三級ニトロ化合物を含むことを特徴とする液体組成物。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記脂肪族第三級ニトロ化合物の含有量が、前記臭化アルキル化合物 100重量部に対して、0.01~100重量部である、請求項1に記載の液体組成物。
【請求項3】
前記臭化アルキル化合物が、1-ブロモプロパン、1-ブロモブタン、1-ブロモペンタン、1-ブロモ-2-メチルプロパン、及び1-ブロモ-2,2-ジメチルプロパンからなる群より選ばれる1種又は2種以上である、請求項1に記載の液体組成物。
【請求項4】
前記脂肪族第三級ニトロ化合物が、2-メチル-2-ニトロプロパン、及び2,3-ジメチル-2,3-ジニトロブタンからなる群より選ばれる1種又は2種である、請求項1に記載の液体組成物。
【請求項5】
前記液体組成物が、さらにエポキシ化合物を含むことを特徴とする、請求項1に記載の液体組成物。
【請求項6】
前記エポキシ化合物の含有量が、前記臭化アルキル化合物 100重量部に対して、0.1~50重量部である、請求項5に記載の液体組成物。
【請求項7】
前記エポキシ化合物が、1,2-ブチレンオキシド、1,2-エポキシペンタン、1,2-エポキシへキサン、エポキシシクロペンタン、及びエポキシシクロヘキサンからなる群より選ばれる1種又は2種以上である、請求項5に記載の液体組成物。
【請求項8】
前記液体組成物が、さらにアミン化合物を含むことを特徴とする、請求項1に記載の液体組成物。
【請求項9】
前記アミン化合物の含有量が、前記臭化アルキル化合物 100重量部に対して、0.1~50重量部である、請求項8に記載の液体組成物。
【請求項10】
前記アミン化合物が、ヒンダードアミン類である、請求項8に記載の液体組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、安定化された臭化アルキル化合物含有液体組成物及びその用途に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
ハロゲン化アルキル化合物は、高い油脂溶解性と速い乾燥性を有するため、金属表面、自動車部品、及び精密部品の優れた脱脂洗浄剤として使用されている。その中で、フロン規制対象物質や水質汚染の恐れのある塩化アルキル化合物については、臭化アルキル化合物への代替が進みつつある。
【0003】
臭化アルキル化合物については、熱安定性が低いという特性があり、熱分解すると、金属腐食を引き起こすことが知られている。特許文献1~6には、臭化アルキル化合物の熱分解を抑制する安定化剤として、ニトロメタン、ニトロエタン、1-ニトロプロパン、2-ニトロプロパン、及び/又はニトロベンゼンが添加された組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-220494号公報
特開平8-311675号公報
特開平8-67643号公報
特開平8-337795号公報
特開平9-302389号公報
特開2022-128446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1~6に記載された従来公知の臭化アルキル化合物含有液体組成物については、毒性低減のために、安定化剤の含有量を低くすることが望ましいが、当該安定化剤の含有量を低下させると金属腐食が生じやすくなり、金属腐食抑制制御が難しいという課題があった。
【0006】
このため、より金属腐食性の低い臭化アルキル化合物含有液体組成物が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、下記発明を完成させるに至った。
【0008】
すなわち、本発明の一態様は、以下の[1]~[14]を含む。
【0009】
[1]
臭化アルキル化合物と、脂肪族第三級ニトロ化合物を含むことを特徴とする液体組成物。
【0010】
[2]
前記脂肪族第三級ニトロ化合物の含有量が、前記臭化アルキル化合物 100重量部に対して、0.01~100重量部である、[1]に記載の液体組成物。
(【0011】以降は省略されています)

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