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公開番号2024129732
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023039121
出願日2023-03-13
発明の名称環状ウレア化合物製造用触媒組成物、その製造方法、その再生方法、及びそれを用いた環状ウレア化合物の製造方法
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類B01J 27/18 20060101AFI20240919BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】 従来公知の触媒については、機械的強度が低い為、加熱再生処理が困難であり、繰り返しの使用に課題があった。
【解決手段】
酸化セリウムと、アルカリ土類金属リン酸塩化合物からなる無機バインダとを含む環状ウレア化合物製造用触媒組成物を用いる。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
酸化セリウムと、アルカリ土類金属リン酸塩化合物からなる無機バインダとを含む環状ウレア化合物製造用触媒組成物。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
無機バインダのアルカリ土類金属が、カルシウムである、前記の請求項1に記載の環状ウレア化合物製造用触媒組成物。
【請求項3】
アルカリ土類金属リン酸塩化合物からなる無機バインダが、第三リン酸カルシウム、及びハイドロキシアパタイトからなる群より選ばれる少なくとも一種からなる無機バインダである、前記の請求項1に記載の環状ウレア化合物製造用触媒組成物。
【請求項4】
無機バインダの含有量が、酸化セリウム 100質量部に対して、15~60質量部である、前記の請求項1に記載の環状ウレア化合物製造用触媒。
【請求項5】
少なくとも、酸化セリウムの粉末と、アルカリ土類金属リン酸塩化合物からなる無機バインダと、を混合して混合物を得、次いで、得られた混合物を円柱状、球状、又は不定形に成形処理して成形処理物を得、次いで、前記成形処理物を焼成処理することを特徴とする、前記の請求項1に記載の環状ウレア化合物製造用触媒組成物の製造方法。
【請求項6】
焼成処理する温度が500~700℃であることを特徴とする、前記の請求項5に記載の環状ウレア化合物製造用触媒組成物の製造方法。
【請求項7】
円柱状、球状、又は不定形上に成形され、焼成されている、前記の請求項1に記載の環状ウレア化合物製造用触媒組成物。
【請求項8】
前記の請求項1に記載の環状ウレア化合物製造用触媒組成物に、アミノ基を有するカルバミン酸化合物を接触させることを特徴とする環状ウレア化合物の製造方法。
【請求項9】
接触させるときの温度が60~150℃の範囲であることを特徴とする、前記の請求項8に記載の環状ウレア化合物の製造方法。
【請求項10】
前記の請求項8で使用した環状ウレア化合物製造用触媒組成物を、空気雰囲気下で加熱することを特徴とする、環状ウレア化合物製造用触媒組成物の再生方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、環状ウレア化合物製造用触媒組成物、その製造方法、その再生方法、及びそれを用いた環状ウレア化合物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
地球温暖化の原因の一つとして、温室効果ガスの排出が挙げられる。温室効果ガスとしては、二酸化炭素(CO

)、メタン(CH

)、一酸化二窒素(N

O)、フロン類(CFCs等)等が挙げられる。温室効果ガスの中でも、二酸化炭素の影響は大きく、二酸化炭素(火力発電所、製鉄所等のプラントから排出される二酸化炭素等)の削減が緊急の課題となっている。
【0003】
前記課題の解決策の一つとして、排ガス中の二酸化炭素の産業素材への転換が挙げられる。例えば二酸化炭素と、ジアミン化合物を高温高圧下で反応させて、環状ウレア化合物を合成する方法が報告されている(例えば、非特許文献1)。また、別の解決策として、溶媒及び酸化セリウム存在下、二酸化炭素とジアミン化合物を反応させて、環状ウレア化合物を合成する方法が報告されている(例えば、非特許文献2)。
【0004】
非特許文献1や非特許文献2で報告される環状ウレア化合物の合成において、プラントから排出される二酸化炭素を原料として使用すれば、二酸化炭素の削減が期待できる。二酸化炭素を利用した環状ウレア化合物の製造方法については、特許文献1等で報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-113158号公報
【非特許文献】
【0006】
Green Chemistry, 12, 1811-1816(2010)
Green Chemistry, 15, 1567-1577(2013)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1等に開示された触媒については、機械的強度が低い為、加熱再生処理が困難であり、繰り返しの使用に課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の発明者は、鋭意検討を重ねた結果、下記の環状ウレア化合物製造用触媒組成物が上記課題を解決することを見出し、本願発明を完成させるに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、以下に示す環状ウレア化合物製造用触媒組成物、その製造方法、その再生方法、及びそれを用いた環状ウレア化合物の製造方法に関する。
【0010】
[1]
酸化セリウムと、アルカリ土類金属リン酸塩化合物からなる無機バインダとを含む環状ウレア化合物製造用触媒組成物。
(【0011】以降は省略されています)

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