TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024127812
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2024030165
出願日2024-02-29
発明の名称導電性高分子を含む紫外線硬化型ハードコート用樹脂組成物とその製造方法
出願人東ソー株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類C09D 7/65 20180101AFI20240912BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】帯電防止能と高硬度の両立が可能な、帯電防止用途ハードコート用樹脂組成物を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表される構造単位、及び下記一般式(2)で表される構造単位からなる群より選ばれる少なくとも1種の構造単位を少なくとも2つ以上含むポリチオフェン(A)を含む導電性高分子と、紫外線硬化性樹脂(B)と、溶剤(C)とを含むことを特徴とする、紫外線硬化型ハードコート用樹脂組成物を用いる。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024127812000022.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">40</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">141</com:WidthMeasure> </com:Image>
[上記一般式(1)において、M+は、水素イオン、アルカリ金属イオン、アミン化合物の共役酸、又は第4級アンモニウムカチオンを表す。上記一般式(1)及び(2)において、Rは、スルホン酸基、及びホスホン酸基からなる群より選ばれる少なくとも一つの置換基を有する、総炭素数が1~14の有機基を表す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1)で表される構造単位、及び下記一般式(2)で表される構造単位からなる群より選ばれる少なくとも1種の構造単位を少なくとも2つ以上含むポリチオフェン(A)を含む導電性高分子と、紫外線硬化性樹脂(B)と、溶剤(C)とを含むことを特徴とする、紫外線硬化型ハードコート用樹脂組成物。
JPEG
2024127812000019.jpg
40
141
[上記一般式(1)において、M

は、水素イオン、アルカリ金属イオン、アミン化合物の共役酸、又は第4級アンモニウムカチオンを表す。上記一般式(1)及び(2)において、Rは、スルホン酸基、及びホスホン酸基からなる群より選ばれる少なくとも一つの置換基を有する、総炭素数が1~14の有機基を表す。]
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ポリチオフェン(A)が、下記一般式(3)で表される構造単位、及び下記一般式(4)で表される構造単位からなる群より選ばれる少なくとも1種の構造単位を少なくとも2つ以上含むポリチオフェン(A1)である、請求項1に記載の紫外線硬化型ハードコート用樹脂組成物。
JPEG
2024127812000020.jpg
88
142
[上記一般式(3)において、M

は、水素イオン、アルカリ金属イオン、アミン化合物の共役酸、又は第4級アンモニウムカチオンを表す。上記一般式(3)及び(4)において、R

は水素原子、炭素数1~6の直鎖状若しくは分岐鎖状アルキル基、又はハロゲン原子を表す。mは1~6の整数を表し、nは0又は1を表す。]
【請求項3】
mが2又は3である、請求項2に記載の紫外線硬化型ハードコート用樹脂組成物。
【請求項4】
前記R

が、メチル基である、請求項2に記載の紫外線硬化型ハードコート用樹脂組成物。
【請求項5】
前記M

が、総炭素数が4~30のアミン化合物の共役酸、又は総炭素数が4~30の第4級アンモニウムカチオンである、請求項1に記載の紫外線硬化型ハードコート用樹脂組成物。
【請求項6】
紫外線硬化性樹脂(B)が、少なくともオリゴマー(b1)、モノマー(b2)、及び光重合開始剤(b3)を含有する紫外線硬化性樹脂(B)である、請求項1に記載の紫外線硬化型ハードコート用樹脂組成物。
【請求項7】
オリゴマー(b1)が、ウレタンアクリレートオリゴマー、及びエポキシアクリレートオリゴマーからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項6に記載の紫外線硬化型ハードコート用樹脂組成物。
【請求項8】
モノマー(b2)が、アクリレートモノマー、及びメタクリレートモノマーからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項6に記載の紫外線硬化型ハードコート用樹脂組成物。
【請求項9】
更に撥水防汚剤を含む、請求項1に記載の紫外線硬化型ハードコート用樹脂組成物。
【請求項10】
前記撥水防汚剤が、フッ素化合物、及びシリコーン化合物からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項9に記載の紫外線硬化型ハードコート用樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、導電性高分子を含む紫外線硬化型ハードコート用樹脂組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
プラスチックは金属又はガラスに比べて成型が容易であるが、表面に傷が付きやすい課題がある。この課題はプラスチック表面を保護するハードコートを施すことで解決できる。ハードコートの用途はエレクトロニクス分野と非エレクトロニクス分野に大別される。近年、モノのインターネット化(IoT)が進み、多様なデバイス機器が開発されているため、エレクトロニクス分野でハードコートの需要が高い。ハードコートを施す具体的な製品としては、各種ディスプレイなどが挙げられる。
【0003】
ハードコートの中でも、紫外線硬化性樹脂を用いた紫外線硬化型ハードコートは、従来のコート剤に比べて低温及び短時間で処理できる。この特徴により生産性及び効率を高められることから、様々な用途に展開されている。
【0004】
ハードコートの基本特性は硬度及び耐傷付性である。これらの特性に加え、光学用途の各種ディスプレイに使用されるハードコートには、埃が静電気的に付着するのを防ぐため、帯電を防止する機能が必要となる。帯電防止能の指標として、ハードコートの表面抵抗値がある。ハードコートの表面抵抗値が低いほど、帯電防止能が優れていることを示す。一般的に、帯電防止用途ハードコートの帯電防止能は導電性物質の添加によって付与され、基本特性である硬度及び耐傷付性は主成分である樹脂によって付与される。
【0005】
従来、導電性物質としてイオン性化合物、導電性高分子、又はイオン性液体を含有した帯電防止用途ハードコート用樹脂組成物、及びそれを用いた帯電防止用途ハードコートが開発されている(特許文献1-3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-184349号公報
特開2013-105178号公報
特開2016-216635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
背景技術に記載のイオン性液体等が添加された帯電防止用途ハードコート用樹脂組成物、及びそれを用いた帯電防止用途ハードコートについては、帯電防止能と高硬度の両立の観点から更なる改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下に示す発明が、上記の課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
本発明の一態様に係る紫外線硬化型ハードコート用樹脂組成物は、下記一般式(1)で表される構造単位、及び下記一般式(2)で表される構造単位からなる群より選ばれる少なくとも1種の構造単位を少なくとも2つ以上含むポリチオフェン(A)を含む導電性高分子と、紫外線硬化性樹脂(B)と、溶剤(C)とを含むことを特徴とする。
【0010】
JPEG
2024127812000001.jpg
40
141
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東ソー株式会社
ろ過フィルター
11日前
東ソー株式会社
エチレン系重合体
4日前
東ソー株式会社
組換えFc結合性タンパク質抽出試薬
12日前
東ソー株式会社
樹脂用改質材及びそれを含む樹脂組成物
4日前
東ソー株式会社
金属含有ゼオライトおよびそれを含む触媒
11日前
東ソー株式会社
樹脂組成物およびその樹脂組成物を用いた成形品
12日前
東ソー株式会社
導電性高分子を含む紫外線硬化型ハードコート用樹脂組成物とその製造方法
4日前
東ソー株式会社
細胞培養基材と、これを用いた酵素処理を必要としない単核状細胞の培養・回収方法
15日前
東ソー株式会社
組換えFc結合性タンパク質発現用プラスミドおよびそれを用いた前記タンパク質製造方法
12日前
東ソー株式会社
ウレタンフォーム形成性組成物、ウレタンフォーム及びウレタンフォーム形成用ポリオール組成物
11日前
東ソー株式会社
可溶性が向上したFc結合性タンパク質、当該タンパク質の製造方法および当該タンパク質を用いた抗体吸着剤
4日前
個人
粘着テープ
25日前
ベック株式会社
水性被覆材
15日前
ベック株式会社
水性被覆材
15日前
ベック株式会社
被膜形成方法
1か月前
サンノプコ株式会社
分散剤
2か月前
日榮新化株式会社
両面粘着テープ
4日前
株式会社日進産業
冷却部材
1か月前
個人
油絵の描画方法及び油絵
1か月前
シヤチハタ株式会社
絵画の作製方法
2か月前
個人
加工品の製造方法及び使用方法
1か月前
株式会社日本触媒
クリアインク組成物
1か月前
花王株式会社
乳化組成物
1か月前
JNC株式会社
ポリシロキサン接着剤
1か月前
株式会社リンテック21
接着具
2か月前
大日精化工業株式会社
顔料分散液
2か月前
中外商工株式会社
厚膜型塗り床材
27日前
サンスター株式会社
懸濁組成物の製造方法
2か月前
AGCセイミケミカル株式会社
分散剤
29日前
三商株式会社
塗料組成物およびシート成形物
1か月前
日本製紙株式会社
分散体組成物
1か月前
ニチバン株式会社
医療用貼付材
2か月前
デンカ株式会社
蛍光体粉末の製造方法
2か月前
ハニー化成株式会社
接着剤組成物
12日前
アイカ工業株式会社
バスパネル用接着剤組成物
4日前
TOPPANホールディングス株式会社
印刷物
2か月前
続きを見る