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公開番号2024105997
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-07
出願番号2023010030
出願日2023-01-26
発明の名称繊維製品用型崩れ回復剤組成物
出願人花王株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C11D 1/83 20060101AFI20240731BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】繊維製品に発生した型崩れを回復させ、且つ滑りのよい触感も与える、繊維製品用型崩れ回復剤組成物、及び繊維製品の型崩れ回復方法を提供する。
【解決手段】下記(a)成分、(b)成分を含有する、繊維製品用型崩れ回復剤組成物。
(a)成分:エチレンオキシドの平均付加モル数が8以上30以下である、ポリエチレンイミンのエチレンオキシド付加体
(b)成分:炭素数10以上18以下の脂肪酸又はその塩
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記(a)成分、(b)成分を含有する、繊維製品用型崩れ回復剤組成物。
(a)成分:エチレンオキシドの平均付加モル数が8以上30以下である、ポリエチレンイミンのエチレンオキシド付加体
(b)成分:炭素数10以上18以下の脂肪酸又はその塩
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
更に下記(c)成分を含有する、請求項1に記載の繊維製品用型崩れ回復剤組成物。
(c)成分:エンド型セルラーゼ
【請求項3】
下記(a)成分、(b)成分、及び水を含む処理液を、繊維製品に接触させて、JIS L 1930:2014の附属書JAに記載の方法で測定されるMA値が35以下である機械力で繊維製品を洗浄する、繊維製品の型崩れ回復方法。
(a)成分:エチレンオキシドの平均付加モル数が8以上30以下である、ポリエチレンイミンのエチレンオキシド付加体
(b)成分:炭素数10以上18以下の脂肪酸又はその塩
【請求項4】
前記処理液が、更に下記(c)成分を含有する、請求項3に記載の繊維製品の型崩れ回復方法。
(c)成分:エンド型セルラーゼ

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維製品用型崩れ回復剤組成物、及び繊維製品の型崩れ回復方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
衣料が着用や洗濯の繰り返しによって、新品時の外観の美しさを失うことは避けられないと言われている。特にファッション性に優れたニット衣料は、単繊維を甘く撚った糸で構成されていることから、着用や洗濯によって糸の解れや、糸を構成する単繊維の位置ずれが発生するため、伸びや型崩れなどの外観変化が発生しやすい。即ち、着用者にとって重要とされる衣料の外観美が失われてしまう。このように、衣料が中古化することによりくたびれた外観が生じる。
また、衣料のくたびれた外観だけでなく、触感も重要であり、例えば、滑りのよい触感(良好な滑り性)が求められる。
【0003】
特許文献1には、非石鹸系界面活性剤である(A)成分と、ポリエチレンイミンのエチレンオキシド付加体であってエチレンオキシドの平均付加モル数が8~15である(B)成分と、炭素数12~18の脂肪酸又はその塩である(C)成分を含む液体洗浄剤組成物であって、前記(A)成分の含有量が、前記液体洗浄剤組成物の総質量に対して0質量%超15質量%未満であり、前記(A)成分が、アルキル硫酸エステル塩又はアルキルエーテル硫酸エステル塩である(As)成分を含まないか、又は前記液体洗浄剤組成物の総質量に対して5質量%未満の前記(As)成分を含み、前記(C)成分の含有量が、前記液体洗浄剤組成物の総質量に対して1質量%以上である、液体洗浄剤組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7122446号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、繊維製品に発生した型崩れを回復させ、且つ滑りのよい触感も与える、繊維製品用型崩れ回復剤組成物、及び繊維製品の型崩れ回復方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、下記(a)成分、(b)成分を含有する、繊維製品用型崩れ回復剤組成物に関する。
(a)成分:エチレンオキシドの平均付加モル数が8以上30以下である、ポリエチレンイミンのエチレンオキシド付加体
(b)成分:炭素数10以上18以下の脂肪酸又はその塩
【0007】
また本発明は、前記(a)成分、(b)成分、及び水を含む処理液を、繊維製品に接触させて、JIS L 1930:2014の附属書JAに記載の方法で測定されるMA値が35以下である機械力で繊維製品を洗浄する、繊維製品の型崩れ回復方法に関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、繊維製品に発生した型崩れを回復させる、繊維製品用型崩れ回復剤組成物、及び繊維製品の型崩れ回復方法が提供される。
本発明において「型崩れ」とは、本明細書の段落[0083]に記載の布のカーリング変形率の式により定義され、カーリング変形率が35%以上になる状態を指す。「型崩れ回復」とはカーリング変形率が35%以上になる状態から、カーリング変形率が32%未満に回復した状態を指す。また、「型崩れ」は、ヨレやくたびれと同義である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[繊維製品用型崩れ回復剤組成物]
本発明の繊維製品用型崩れ回復剤組成物は、(a)成分として、エチレンオキシドの平均付加モル数が8以上30以下である、ポリエチレンイミンのエチレンオキシド付加体を含有する。
本発明において、(a)成分のエチレンオキシドの平均付加モル数は、ポリエチレンイミン(以下、PEIという)が有する活性水素1モルあたりのエチレンオキシドの平均付加モル数を意味する。
(a)成分は1種でもよく、2種以上を併用してもよい。
【0010】
PEIは、エチレンイミンを重合することによって得られ、その構造中に、1級、2級及び3級アミン窒素原子を含む分岐鎖構造を有している。
PEIの重量平均分子量は、繊維製品の滑り性の観点から、好ましくは200以上、より好ましくは300以上、更に好ましくは400以上、より更に好ましくは500以上、そして、好ましくは2000以下、より好ましくは1500以下、更に好ましくは1000以下、より更に好ましくは800以下である。PEIの重量平均分子量は、ポリエチレングリコールを標準物質とし、ゲル浸透クロマトグラフィーにより測定されたものである。
PEIは、その1分子中に活性水素を、滑り性の観点から、好ましくは4個以上、より好ましくは5個以上、更に好ましくは6個以上、そして、好ましくは10個以下有する。
(【0011】以降は省略されています)

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