TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024103269
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007513
出願日2023-01-20
発明の名称洗浄剤組成物
出願人株式会社ニイタカ
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C11D 1/37 20060101AFI20240725BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】殺菌効果、ウイルス不活化効果、洗浄力、泡立ち性をバランス良く発揮できる新規な組成物を提供する。
【解決手段】本開示に係る洗浄剤組成物は、(a)アニオン界面活性剤、及び、(b)ジオール類、フェノキシエタノール、及び、フェネチルアルコールからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含み、洗浄剤組成物中、前記アニオン界面活性剤(a)の濃度が0.5質量%以上、10質量%以下であることを特徴とする。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
(a)アニオン界面活性剤、及び、
(b)ジオール類、フェノキシエタノール、及び、フェネチルアルコールからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含み、
洗浄剤組成物中、前記アニオン界面活性剤(a)の濃度が0.5質量%以上、10質量%以下であることを特徴とする洗浄剤組成物。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記化合物(b)は、そのlogP値が-2以上、1未満であるジオール類(b1)であり、洗浄剤組成物中、ジオール類(b1)の濃度が0.1質量%以上、10.0質量%以下である請求項1に記載の洗浄剤組成物。
【請求項3】
前記化合物(b)は、そのlogP値が1以上、3以下であるジオール類、フェノキシエタノール、及び、フェネチルアルコールからなる群より選択される少なくとも1種の化合物(b2)であり、洗浄剤組成物中、化合物(b2)の濃度が0.1質量%以上、3.0質量%以下である請求項1に記載の洗浄剤組成物。
【請求項4】
25℃でのpHが2.0~6.0である請求項1~3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
【請求項5】
身体洗浄剤組成物である請求項1~3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
洗浄剤組成物は、食器、調理器具、壁、床等の硬質表面、身体、衣料等を洗浄するために広く用いられ、洗浄力とともに殺菌性、泡立ち性をより優れたものとすることが求められている。
【0003】
防腐力に優れる洗浄剤組成物として、例えば、(a)少なくとも1つの界面活性剤と(b)5~14個の炭素原子を有する少なくとも1つの1,2アルカンジオール、を含む、またはそれらからなる洗剤組成物が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また近年、ノロウイルス(ヒトノロウイルス)による感染性胃腸炎あるいは食中毒の発生が一年を通じて多発しており、特に11~3月が発生のピークとなっている。ノロウイルスは、カリシウイルス科、ノロウイルス属に分類されるエンベロープを持たないRNAウイルス(以下、「ノロウイルス等」と記載する)であり、アルコール(エタノール、イソプロパノール等)、熱、酸性(胃酸等)、又は、乾燥等に対して強い抵抗力を有する。潜伏期間は1~2日であると考えられており、嘔気、嘔吐、下痢の主症状が出るが、腹痛、頭痛、発熱、悪寒、筋痛、咽頭痛、倦怠感等を伴うこともある。
【0005】
ノロウイルス等の感染経路の一つとして経口感染が知られており、ノロウイルス等に汚染された食物や水等を経口摂取することにより感染が成立する。
ノロウイルス等による汚染を防ぐ手段として、食物、食器、調理台、手指、トイレ、便器等に付着したノロウイルスを物理的な除去や不活化する方法がある。
ノロウイルス等を完全に不活化させる方法としては、加熱処理が知られている。
しかし、飲食店、給食施設、工場など食品を調理加工する場において、常に、食器、調理台、調理器具、トイレや便器等を加熱処理することは現実的でなく、当然、作業者の手指を加熱処理することは安全面で許容されるものではない。つまり、加熱処理は、ノロウイルス等を不活化する方法として適していなかった。
【0006】
また、ノロウイルス等を不活化させる方法として、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム等)を用いる方法も知られている。しかし、塩素系漂白剤は、金属に対する腐食作用、皮膚等に対する刺激作用、衣類に対する漂白作用等がある。そのため、その使用が制限されるという欠点があり、特に、人体に対する安全性への配慮から作業者の手指、食器、調理台、調理器具等にこれらの薬剤類を用いることは適当とはいえず、まして食物に直接触れさせることも適当とはいえなかった。
そのため、人体に対し安全であり、ノロウイルス等を不活化できる方法が望まれていた。
【0007】
また、加熱処理及び塩素系漂白剤による方法、特に加熱処理については食器、調理台、調理器具、手指等の洗浄という点では不向きである。ノロウイルスの不活化は重要であるが、それら対象物に付着した汚れを洗浄することは衛生状態を向上させる観点からも極めて重要である。そのため、洗浄剤組成物は、洗浄力とともにウイルス不活化に優れたものが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特表2021-531383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記のような状況下において、ウイルス不活化効果にも優れる洗浄剤組成物が求められている。
【0010】
本発明は、上記現状に鑑みてなされた発明であり、本発明の目的は、殺菌効果、ウイルス不活化効果、洗浄力、泡立ち性をバランス良く発揮できる新規な組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社ニイタカ
酸素系漂白剤組成物
1日前
池田食研株式会社
油脂含有造粒顆粒
1か月前
花王株式会社
洗浄剤物品
22日前
花王株式会社
洗浄剤物品
22日前
花王株式会社
洗浄剤物品
22日前
花王株式会社
洗浄剤組成物
22日前
花王株式会社
洗浄剤物品
22日前
花王株式会社
粉末洗浄剤組成物
1か月前
花王株式会社
洗浄剤物品
22日前
花王株式会社
洗浄剤物品
22日前
花王株式会社
洗浄剤物品
22日前
花王株式会社
洗浄剤製品
22日前
花王株式会社
洗浄剤物品
22日前
花王株式会社
洗浄剤組成物
22日前
花王株式会社
洗浄剤組成物
1か月前
花王株式会社
繊維製品用洗浄剤物品
22日前
ライオン株式会社
液体洗浄剤物品
2か月前
株式会社J-オイルミルズ
食用油脂組成物の再生方法
25日前
ライオン株式会社
液体洗浄剤組成物
2か月前
ライオン株式会社
液体洗浄剤組成物
2か月前
小林製薬株式会社
洗浄剤組成物
2か月前
花王株式会社
繊維製品の型崩れ回復方法
1か月前
日華化学株式会社
繊維製品用洗浄剤及び洗浄方法
2か月前
株式会社ニイタカ
洗浄剤組成物
1か月前
花王株式会社
繊維製品用型崩れ回復剤組成物
1か月前
アース製薬株式会社
微粒子の浮遊抑制剤
22日前
有限会社レイノ
除菌、ウィルス不活化の機能を有す洗浄剤
2か月前
ライオン株式会社
食器用の液体洗浄剤組成物
2か月前
アース製薬株式会社
微粒子の浮遊抑制剤
22日前
長谷川香料株式会社
香気徐放化合物およびこれを用いた香料組成物
26日前
セッツ株式会社
硬質表面に付着した油の洗浄剤組成物
27日前
株式会社ニイタカ
酸素系漂白剤組成物
1日前
株式会社実践環境研究所
油分抽出装置、および、油分抽出方法
1か月前
花王株式会社
フラックス用洗浄剤組成物
21日前
シーバイエス株式会社
硬質表面用液体洗浄剤組成物
2か月前
東ソー株式会社
安定化された臭化アルキル化合物含有液体組成物及びその用途
2か月前
続きを見る