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公開番号2024104025
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023008024
出願日2023-01-23
発明の名称電動アクチュエータ
出願人ニデックパワートレインシステムズ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02K 11/215 20160101AFI20240726BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】製造コストおよび製造工数が増大することを抑制できる電動アクチュエータを提供する。
【解決手段】電動アクチュエータ1は、モータ軸を中心として回転可能なロータ21と、ロータと隙間を介して径方向に対向するステータ22と、を有するモータ20と、ロータに連結された伝達機構30と、伝達機構を介してロータの回転が伝達される出力シャフト46と、ステータの軸方向一方側に配置され、ステータと電気的に接続される制御基板80と、制御基板よりも軸方向他方側に配置される素子部82aと、素子部から軸方向一方側に延び制御基板と電気的に接続される端子部82bと、を有する磁気センサ82と、制御基板に固定され、素子部を保持する磁気センサ保持部材70と、を備える。ロータは、マグネット24bを有する。素子部は、マグネットの軸方向一方側に配置され、かつ、マグネットと軸方向に隙間を介して対向し、マグネットの磁界を検出可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
モータ軸を中心として回転可能なロータと、前記ロータと隙間を介して径方向に対向するステータと、を有するモータと、
前記ロータに連結された伝達機構と、
前記伝達機構を介して前記ロータの回転が伝達される出力シャフトと、
前記ステータの軸方向一方側に配置され、前記ステータと電気的に接続される制御基板と、
前記制御基板よりも軸方向他方側に配置される素子部と、前記素子部から軸方向一方側に延び前記制御基板と電気的に接続される端子部と、を有する磁気センサと、
前記制御基板に固定され、前記素子部を保持する磁気センサ保持部材と、
を備え、
前記ロータは、マグネットを有し、
前記素子部は、前記マグネットの軸方向一方側に配置され、かつ、前記マグネットと軸方向に隙間を介して対向し、前記マグネットの磁界を検出可能である、電動アクチュエータ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記磁気センサ保持部材は、軸方向に貫通する貫通孔が設けられた保持部を有し、
前記素子部は、前記保持部の内側面に保持され、前記端子部は、前記保持部の内部を軸方向に通され、
前記磁気センサ保持部材の軸方向一方側の端部は、前記制御基板に固定される、請求項1に記載の電動アクチュエータ。
【請求項3】
前記保持部の軸方向一方側の端部は、前記制御基板の軸方向他方側を向く面に接着剤によって固定される、請求項2に記載の電動アクチュエータ。
【請求項4】
前記制御基板は、前記制御基板を軸方向に貫通する基板孔部を有し、
前記磁気センサ保持部材は、軸方向に延び、前記基板孔部を軸方向に通される固定部を有する、請求項2に記載の電動アクチュエータ。
【請求項5】
前記保持部は、前記制御基板の軸方向他方側を向く面と軸方向に接触し、
前記固定部の軸方向一方側の端部は、前記制御基板の軸方向一方側を向く面に沿って広がり、前記制御基板の軸方向一方側を向く面のうち前記基板孔部の縁部と軸方向に接触する、請求項4に記載の電動アクチュエータ。
【請求項6】
前記保持部は、前記制御基板の軸方向他方側を向く面と軸方向に接触し、
前記固定部は、前記基板孔部を軸方向に通される挿通部と、前記挿通部の軸方向一方側の部分から前記制御基板の軸方向一方側を向く面に沿って突出する爪部と、を有し、
前記挿通部は、前記爪部が突出する方向に弾性変形可能であり、
前記爪部の軸方向他方側を向く面は、前記制御基板の軸方向一方側を向く面のうち前記基板孔部の縁部と軸方向に接触する、請求項4に記載の電動アクチュエータ。
【請求項7】
前記磁気センサ保持部材は、軸方向に延びる延伸部と、前記延伸部と繋がり軸方向両側に開口する保持部と、前記延伸部の軸方向一方側の端部から前記制御基板の軸方向他方側を向く面に沿って広がる固定部と、を有し、
前記素子部は、前記保持部の内側面に保持され、
前記固定部は、前記制御基板に固定される、請求項1に記載の電動アクチュエータ。
【請求項8】
前記固定部は、前記制御基板に半田によって固定される、請求項7に記載の電動アクチュエータ。
【請求項9】
前記固定部は、前記制御基板にねじによって固定される、請求項7に記載の電動アクチュエータ。
【請求項10】
複数の前記磁気センサを備え、
前記磁気センサ保持部材は、複数の前記磁気センサそれぞれの前記素子部を保持する請求項1から9のいずれか一項に記載の電動アクチュエータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動アクチュエータに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ロータに固定されたマグネットの磁界を検出可能な磁気センサを備える電動アクチュエータが知られている。例えば、特許文献1には、バスバーホルダに固定された磁気センサが導電線を介して回路基板と接続される構成の電動アクチュエータが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-58306号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような電動アクチュエータにおいては、磁気センサを固定するバスバーホルダを回路基板と別個に設けているため、電動アクチュエータの部品点数および製造コストが増大していた。また、磁気センサの導電線は径が小さく、剛性が小さいため、導電線の位置は安定しづらい。よって、磁気センサが固定されたバスバーホルダに向けて回路基板を移動させて、磁気センサの導電線を回路基板の孔に通すことは困難であるため、電動アクチュエータの製造工数が増大する虞があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みて、製造コストおよび製造工数が増大することを抑制できる電動アクチュエータを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電動アクチュエータの一つの態様は、モータ軸を中心として回転可能なロータと、前記ロータと隙間を介して径方向に対向するステータと、を有するモータと、前記ロータに連結された伝達機構と、前記伝達機構を介して前記ロータの回転が伝達される出力シャフトと、前記ステータの軸方向一方側に配置され、前記ステータと電気的に接続される制御基板と、前記制御基板よりも軸方向他方側に配置される素子部と、前記素子部から軸方向一方側に延び前記制御基板と電気的に接続される端子部と、を有する磁気センサと、前記制御基板に固定され、前記素子部を保持する磁気センサ保持部材と、を備える。前記ロータは、マグネットを有する。前記素子部は、前記マグネットの軸方向一方側に配置され、かつ、前記マグネットと軸方向に隙間を介して対向し、前記マグネットの磁界を検出可能である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一つの態様によれば、電動アクチュエータにおいて、製造コストおよび製造工数が増大することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態の電動アクチュエータを示す断面図である。
図2は、第1実施形態の伝達機構を上側から見た図である。
図3は、第1実施形態の電動アクチュエータの一部を示す斜視図である。
図4は、第1実施形態の磁気センサ保持部材を示す断面図である。
図5は、第1実施形態の電動アクチュエータの基板固定工程を示す断面図である。
図6は、第1実施形態の電動アクチュエータの変形例の一部を示す斜視図である。
図7は、第2実施形態の磁気センサ保持部材を示す断面図である。
図8は、第3実施形態の磁気センサ保持部材を示す断面図である。
図9は、第4実施形態の磁気センサ保持部材を示す断面図である。
図10は、第5実施形態の磁気センサ保持部材を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
各図において、Z軸方向は、正の側(+Z側)を上側とし、負の側(-Z側)を下側とする上下方向である。各図に適宜示すモータ軸J1の軸方向は、Z軸方向、すなわち上下方向と平行である。以下の説明においては、モータ軸J1の軸方向と平行な方向を単に「軸方向」と呼ぶ。また、モータ軸J1を中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、モータ軸J1を中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。なお、各図において適宜示す矢印Rは径方向を示し、矢印Rが向く側(+R側)は径方向内側、すなわちモータ軸J1を向く側であり、矢印Rが向く側と反対側(-R側)は径方向外側、すなわちモータ軸J1を向く側と反対側である。
【0010】
本実施形態において、上側は「軸方向一方側」に相当し、下側は「軸方向他方側」に相当する。なお、上下方向、上側、および下側とは、単に各部の相対位置関係を説明するための名称であり、実際の配置関係等は、これらの名称で示される配置関係等以外の配置関係等であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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