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公開番号2024103994
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023007976
出願日2023-01-23
発明の名称表示装置用積層体および表示装置
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 1/111 20150101AFI20240726BHJP(光学)
要約【課題】優れた耐擦傷性を有する表示装置用積層体を提供する。
【解決手段】基材層2、機能層3および反射防止層4を、厚さ方向において、この順に有する表示装置用積層体1であって、上記反射防止層側の表面をX線光電子分光法で測定した場合に、窒素元素の比率が、0.5原子%以上、2.5原子%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材層、機能層および反射防止層を、厚さ方向において、この順に有する表示装置用積層体であって、
前記反射防止層側の表面をX線光電子分光法で測定した場合に、窒素元素の比率が、0.5原子%以上、2.5原子%以下である、表示装置用積層体。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記窒素元素が、メラミン系化合物由来の窒素元素を含む、請求項1に記載の表示装置用積層体。
【請求項3】
前記反射防止層が、シルセスキオキサン化合物を含む、請求項1に記載の表示装置用積層体。
【請求項4】
前記反射防止層が、低屈折率粒子を含む、請求項1に記載の表示装置用積層体。
【請求項5】
前記低屈折率粒子が、中空シリカ粒子である、請求項4に記載の表示装置用積層体。
【請求項6】
前記反射防止層の厚さが、50nm以上、200nm以下である、請求項1に記載の表示装置用積層体。
【請求項7】
前記機能層の厚さが、1μm以上、30μm以下である、請求項1に記載の表示装置用積層体。
【請求項8】
前記基材層の前記機能層とは反対の面側、あるいは前記基材層および前記機能層の間に、衝撃吸収層を有する、請求項1に記載の表示装置用積層体。
【請求項9】
前記基材層の前記機能層とは反対の面側に、貼付用接着層を有する、請求項1に記載の表示装置用積層体。
【請求項10】
表示パネルと、
前記表示パネルの観察者側に配置された、請求項1から請求項9までのいずれかの請求項に記載の表示装置用積層体と、を備える、表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示装置用積層体および表示装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン等の表示装置は、太陽光及び蛍光灯等の外光の表示画面への写り込みを防止したり、外観の高級志向および文字や画像の視認性改善のため、表面の低反射率化が求められている。そのため、表面に反射防止層を有する表示装置用積層体が開発されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、液晶表示板等の基材の表面に形成される反射防止膜として、平均粒子径が所定の範囲であり、所定の近赤外線吸収スペクトルを有する中空粒子を含有する反射防止膜が開示されている。また、特許文献2には、薄層の積層体を主面に備えている透明基材であり、前記薄層の積層体が、金属性機能層と、窒化ケイ素ジルコニウムを含む層を含有する反射防止コーティングとを含む、透明基材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-54941号公報
特表2019-531497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
表示装置の表面に配置される表示装置用積層体には、傷が付きにくいように良好な耐擦傷性が求められる。一方、従来の反射防止層を有する表示装置用積層体は、耐擦傷性に改善の余地がある。
【0006】
本開示は、上記問題に鑑みてなされたものであり、優れた耐擦傷性を有する表示装置用積層体を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態は、基材層、機能層および反射防止層を、厚さ方向において、この順に有する表示装置用積層体であって、前記反射防止層側の表面をX線光電子分光法で測定した場合に、窒素元素の比率が、0.5原子%以上、2.5原子%以下である、表示装置用積層体を提供する。
【0008】
本開示の他の実施形態は、表示パネルと、前記表示パネルの観察者側に配置された、上述の表示装置用積層体と、を備える、表示装置を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示は、反射防止性能を有し、かつ、優れた耐擦傷性を有する表示装置用積層体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の表示装置用積層体の一例を示す概略断面図である。
本開示の表示装置用積層体の他の一例を示す概略断面図である。
本開示の表示装置用積層体の他の一例を示す概略断面図である。
本開示の表示装置の一例を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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