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公開番号2024103709
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024090276,2023505490
出願日2024-06-03,2022-03-03
発明の名称レンズ駆動装置及びカメラモジュール
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 7/04 20210101AFI20240725BHJP(光学)
要約【課題】圧電駆動部とレンズ保持部材との間の接触部分で生じた摩耗粉による悪影響を抑制できるレンズ駆動装置を提供すること。
【解決手段】レンズ駆動装置101は、レンズ保持部材2と、レンズ保持部材2を光軸方向へ移動させる圧電駆動部PDと、圧電駆動部PDをレンズ保持部材2側へ付勢する付勢部材6と、を備える。レンズ保持部材2は、圧電素子8が運動することによって駆動される。レンズ保持部材2には、圧電駆動部PDと接触するように対向する受け部材11が設けられている。圧電駆動部PDは、圧電素子8のレンズ保持部材2側の面に、受け部材11と接触する接触部材9を有する。接触部材9は、磁性を有する材料で構成されている。受け部材11は磁石である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
固定側部材と、
レンズ体を保持可能なレンズ保持部材と、
前記レンズ保持部材を前記固定側部材に対して光軸方向へ移動可能に案内する案内機構と、
光軸方向と交差する方向に延在する圧電素子を有して構成され、前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動させる圧電駆動部と、
前記圧電駆動部を前記レンズ保持部材側へ付勢する付勢部材と、を備え、前記圧電素子が運動することによって、前記レンズ保持部材が駆動されるレンズ駆動装置において、
前記レンズ保持部材には、前記圧電駆動部と接触するように対向し前記圧電素子の延在方向と交差する方向に延びる受け部材が設けられ、
前記圧電駆動部は、前記圧電素子の前記レンズ保持部材側の面に、前記受け部材と接触する接触部材を有し、
前記受け部材と前記接触部材とは、何れも磁性を有する材料で構成されており、
前記受け部材と前記接触部材の少なくとも一方は、磁石であることを特徴とするレンズ駆動装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記受け部材は、磁石である、
請求項1に記載のレンズ駆動装置。
【請求項3】
前記受け部材は、光軸側に位置する内側部分と前記圧電駆動部側に位置する外側部分とが異なる磁極となるように着磁されている、
請求項2に記載のレンズ駆動装置。
【請求項4】
前記受け部材は、上側部分と下側部分とが異なる磁極となるように着磁されている、
請求項2に記載のレンズ駆動装置。
【請求項5】
前記受け部材及び前記接触部材のそれぞれを構成する材料は金属であり、
前記受け部材を構成する金属は、前記接触部材を構成する金属よりも硬い、
請求項1乃至請求項4の何れかに記載のレンズ駆動装置。
【請求項6】
前記受け部材は、窒化処理が施されたステンレス鋼で構成されている、
請求項1乃至請求項5の何れかに記載のレンズ駆動装置。
【請求項7】
前記受け部材及び前記接触部材は何れも磁石である、
請求項1乃至請求項6の何れかに記載のレンズ駆動装置。
【請求項8】
固定側部材と、レンズ体を保持可能なレンズ保持部材と、前記レンズ保持部材を前記固定側部材に対して光軸方向へ移動可能に案内する案内機構と、光軸方向と交差する方向に延在する圧電素子を有して構成され、前記圧電素子の運動によって前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動させる圧電駆動部と、前記圧電駆動部を前記レンズ保持部材側へ付勢する付勢部材と、を備えるレンズ駆動装置と、
前記レンズ体に対向する撮像素子と、
前記圧電駆動部を駆動して前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動させる制御装置と、を備えるカメラモジュールにおいて、
前記レンズ保持部材には、前記圧電駆動部と接触するように対向し前記圧電素子の延在方向と交差する方向に延びる受け部材が設けられ、
前記圧電駆動部は、前記圧電素子の前記レンズ保持部材側の面に、前記受け部材と接触する接触部材を有し、
前記制御装置は、前記レンズ駆動装置の動作モードを通常モードとクリーニングモードとの間で切り換えできるように構成されており、
前記通常モードが選択されているときに前記接触部材が接触可能な前記受け部材の表面上の範囲である第1接触範囲は、前記クリーニングモードが選択されているときに前記接触部材が接触可能な前記受け部材の表面上の範囲である第2接触範囲よりも小さいことを特徴とするカメラモジュール。
【請求項9】
前記受け部材及び前記接触部材は、磁性を有する材料で構成されており、
前記受け部材及び前記接触部材の少なくとも一方は、磁石である、
請求項8に記載のカメラモジュール。
【請求項10】
前記第2接触範囲の上限は、前記第1接触範囲の上限よりも高い位置にあり、
前記第2接触範囲の下限は、前記第1接触範囲の下限よりも低い位置にある、
請求項8又は請求項9に記載のカメラモジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えばカメラ付き携帯機器等に搭載されるレンズ駆動装置及びカメラモジュールに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、圧電素子を含む圧電駆動部の曲げ運動を利用した摩擦駆動によってレンズキャリア(レンズ保持部材)をモジュールベース(ベース部材)に対して光軸方向に移動させることができるレンズ駆動ユニット(レンズ駆動装置)が知られている(特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-097216号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のレンズ駆動ユニットは、圧電駆動部の接触部をレンズキャリアに固定された軸状ガイド部に接触させてレンズキャリアを光軸方向に移動させている。
【0005】
しかしながら、上述の構成では、接触部と軸状ガイド部との摩擦接触によって摩耗粉が生じ、その摩擦粉がレンズ駆動装置又はカメラモジュールに悪影響を及ぼすおそれがある。
【0006】
そこで、圧電駆動部とレンズ保持部材との間の接触部分で生じた摩耗粉による悪影響を抑制できることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置は、固定側部材と、レンズ体を保持可能なレンズ保持部材と、前記レンズ保持部材を前記固定側部材に対して光軸方向へ移動可能に案内する案内機構と、光軸方向と交差する方向に延在する圧電素子を有して構成され、前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動させる圧電駆動部と、前記圧電駆動部を前記レンズ保持部材側へ付勢する付勢部材と、を備え、前記圧電素子が運動することによって、前記レンズ保持部材が駆動されるレンズ駆動装置において、前記レンズ保持部材には、前記圧電駆動部と接触するように対向し前記圧電素子の延在方向と交差する方向に延びる受け部材が設けられ、前記圧電駆動部は、前記圧電素子の前記レンズ保持部材側の面に、前記受け部材と接触する接触部材を有し、前記受け部材と前記接触部材とは、何れも磁性を有する材料で構成されており、前記受け部材と前記接触部材の少なくとも一方は、磁石である。
【0008】
また、本発明の実施形態に係るカメラモジュールは、固定側部材と、レンズ体を保持可能なレンズ保持部材と、前記レンズ保持部材を前記固定側部材に対して光軸方向へ移動可能に案内する案内機構と、光軸方向と交差する方向に延在する圧電素子を有して構成され、前記圧電素子の運動によって前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動させる圧電駆動部と、前記圧電駆動部を前記レンズ保持部材側へ付勢する付勢部材と、を備えるレンズ駆動装置と、前記レンズ体に対向する撮像素子と、前記圧電駆動部を駆動して前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動させる制御装置と、を備えるカメラモジュールであって、前記レンズ保持部材には、前記圧電駆動部と接触するように対向し前記圧電素子の延在方向と交差する方向に延びる受け部材が設けられ、前記圧電駆動部は、前記圧電素子の前記レンズ保持部材側の面に、前記受け部材と接触する接触部材を有し、前記制御装置は、前記レンズ駆動装置の動作モードを通常モードとクリーニングモードとの間で切り換えできるように構成されており、前記通常モードが選択されているときに前記接触部材が接触可能な前記受け部材の表面上の範囲である第1接触範囲は、前記クリーニングモードが選択されているときに前記接触部材が接触可能な前記受け部材の表面上の範囲である第2接触範囲よりも小さい。
【発明の効果】
【0009】
上述の構成は、圧電駆動部とレンズ保持部材との間で生じた摩耗粉による悪影響を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
レンズ駆動装置の斜視図である。
カバー部材が取り外された状態のレンズ駆動装置の斜視図である。
レンズ駆動装置の分解斜視図である。
リンク機構が取り付けられた状態のレンズ保持部材及びベース部材の上面図である。
リンク機構が取り付けられた状態のレンズ保持部材及びベース部材の左側面図である。
第2リンク部材のみが取り付けられた状態のベース部材の斜視図である。
リンク機構が取り付けられた状態のレンズ保持部材の斜視図である。
リンク機構が取り付けられた状態のレンズ保持部材の左側面図である。
リンク機構が取り付けられた状態のレンズ保持部材の左側面図である。
レンズ保持部材が最も下側に位置するときのリンク機構及びレンズ保持部材の正面図である。
レンズ保持部材が最も上側に位置するときのリンク機構及びレンズ保持部材の正面図である。
レンズ保持部材が最も下側に位置するときのレンズ駆動装置(カバー部材を除く)の斜視図である。
レンズ保持部材が最も上側に位置するときのレンズ駆動装置(カバー部材を除く)の斜視図である。
ベース部材の斜視図である。
ボールが取り付けられたベース部材の斜視図である。
レンズ保持部材及びボールが取り付けられたベース部材の斜視図である。
ベース部材の一部の斜視図である。
ベース部材に取り付けられたレンズ保持部材の斜視図である。
レンズ保持部材の一部の斜視図である。
レンズ保持部材の斜視図である。
ボールが取り付けられたレンズ保持部材の斜視図である。
カバー部材が取り外された状態のレンズ駆動装置の斜視図である。
カバー部材が取り外された状態のレンズ駆動装置の一部の斜視図である。
圧電駆動部の斜視図である。
圧電駆動部の分解斜視図である。
付勢部材の斜視図である。
付勢部材の正面図である。
付勢部材の上面図である。
付勢部材の左側面図である。
圧電駆動部が取り付けられた付勢部材の斜視図である。
圧電駆動部が取り付けられた付勢部材の正面図である。
圧電駆動部が取り付けられた付勢部材の上面図である。
圧電駆動部が取り付けられた付勢部材の左側面図である。
接着剤を介して圧電駆動部が取り付けられた付勢部材の一部の正面図である。
接着剤を介して圧電駆動部が取り付けられた付勢部材の左側面図である。
ベース部材に取り付けられた付勢部材の斜視図である。
ベース部材に取り付けられた付勢部材の一部の上面図である。
カメラモジュールの構成例を示すブロック図である。
受け部材の正面図である。
圧電駆動部及び受け部材の左側面図である。
受け部材の別の構成例の正面図である。
圧電駆動部及び図18B1の受け部材の左側面図である。
判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
圧電駆動部及び受け部材の左側面図である。
圧電駆動部及び受け部材の左側面図である。
圧電駆動部及び受け部材の左側面図である。
圧電駆動部及び受け部材の左側面図である。
圧電駆動部及び受け部材の左側面図である。
受け部材の正面図である。
受け部材の正面図である。
受け部材の正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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