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公開番号
2024101843
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-30
出願番号
2023006004
出願日
2023-01-18
発明の名称
フロートガラス製造装置及びフロートガラスの製造方法
出願人
AGC株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C03B
18/16 20060101AFI20240723BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】溶融ガラスからフロートガラスを製造する際に生じるエネルギーを有効に活用できるフロートガラス製造装置を提供する。
【解決手段】フロートガラス製造装置は、溶融ガラスを溶融金属の上で流動させながら帯状のガラスリボンに成形し、フロートガラスを製造するフロートガラス製造装置であって、前記溶融金属を貯留する浴槽と、前記浴槽の周囲に配置されるケーシングと、前記ケーシングの外表面に向けて冷媒を噴射する冷却ノズルと、一端が前記ケーシング側に設けられ、他端が前記冷却ノズル側に設けられた熱電素子と、前記熱電素子と電気的に接続されている電気設備と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
溶融ガラスを溶融金属の上で流動させながら帯状のガラスリボンに成形し、フロートガラスを製造するフロートガラス製造装置であって、
前記溶融金属を貯留する浴槽と、
前記浴槽の周囲に配置されるケーシングと、
前記ケーシングの外表面に向けて冷媒を噴射する冷却ノズルと、
一端が前記ケーシング側に設けられ、他端が前記冷却ノズル側に設けられた熱電素子と、
前記熱電素子と電気的に接続されている電気設備と、
を備えるフロートガラス製造装置。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記浴槽が、前記溶融金属に接する複数のレンガを備える請求項1に記載のフロートガラス製造装置。
【請求項3】
前記冷却ノズル及び前記熱電素子の少なくとも一方が、前記ケーシングの底面視において、隣り合う前記レンガの間の目地に沿って配置される請求項2に記載のフロートガラス製造装置。
【請求項4】
前記冷却ノズル及び前記熱電素子が、前記ケーシングの底面視において、矩形格子状に配列されている請求項1に記載のフロートガラス製造装置。
【請求項5】
前記冷媒が、空気、水、又は空気と水の混合物である請求項1に記載のフロートガラス製造装置。
【請求項6】
前記電気設備が、検出器及びアクチュエータの少なくとも1つ以上である請求項1に記載のフロートガラス製造装置。
【請求項7】
請求項1に記載のフロートガラス製造装置を用いて、前記溶融ガラスを前記溶融金属の上で流動させながら前記ガラスリボンに成形し、前記熱電素子で生じた電力を前記電気設備に供給するフロートガラスの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フロートガラス製造装置及びフロートガラス製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
溶融ガラスをフロート法でガラスリボンに成形するフロートガラス成形装置が用いられている。フロートガラス製造装置は、浴槽内の溶融金属の上に溶融ガラスを連続的に供給し、溶融金属の上で溶融ガラスを流動させ、溶融ガラスを帯板状のガラスリボンに成形する。ガラスリボンを徐冷した後、ガラスリボンの幅方向両端部を切除することで、フロートガラスが得られる。得られたフロートガラスは、フラットパネルディスプレイ(FPD)のガラス基板等に用いられる。
【0003】
フロートガラス製造装置として、例えば、箱状の金属ケーシングと、金属ケーシングの底面に載置され溶融金属の側面に接する複数のサイド煉瓦と、金属ケーシングの底面に載置され溶融金属の下面に接する複数のボトム煉瓦とを有する浴槽と、金属ケーシングの下面に空気等の冷却ガスを吹き付ける冷却ノズルとを備えるフロートガラス製造装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
このフロートガラス製造装置では、冷却ノズルから金属ケーシングの下面に冷却ガスを吹き付けてケーシングを冷却して、サイド煉瓦及びボトム煉瓦同士の間の目地に流れ込んだ溶融金属と金属ケーシングとの反応を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-94222号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、特許文献1のフロートガラス製造装置のように、従来のフロートガラス製造装置では、フロートガラスの製造に多くのエネルギーが消費されているが、そのエネルギーの全てを有効に活用できていない。例えば、浴槽内の溶融金属の熱は、ボトムレンガから金属ケーシングを伝ってフロートガラス製造装置の外部に放熱され、エネルギーの無駄が生じている。そのため、フロートガラス製造装置を用いてフロートガラスを製造する際に生じるエネルギーを有効活用する方法が求められている。
【0007】
本発明の一態様は、溶融ガラスからフロートガラスを製造する際に生じるエネルギーを有効に活用できるフロートガラス製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係るフロートガラス製造装置は、
溶融ガラスを溶融金属の上で流動させながら帯状のガラスリボンに成形し、フロートガラスを製造するフロートガラス製造装置であって、
前記溶融金属を貯留する浴槽と、
前記浴槽の周囲に配置されるケーシングと、
前記ケーシングの外表面に向けて冷媒を噴射する冷却ノズルと、
一端が前記ケーシング側に設けられ、他端が前記冷却ノズル側に設けられた熱電素子と、
前記熱電素子と電気的に接続されている電気設備と、
を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様は、溶融ガラスからフロートガラスを製造する際に生じるエネルギーを有効に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係るフロートガラス製造装置の断面図である。
図1のI-I断面図である。
フロートガラス製造装置の平面図である。
図1のII-II方向視の部分拡大図である。
フロートガラス製造装置の他の構成の一例を示す断面図である。
フロートガラス製造装置の他の構成の一例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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