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公開番号2024101344
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-29
出願番号2023005284
出願日2023-01-17
発明の名称液体塗布装置、液体塗布方法およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B05C 5/00 20060101AFI20240722BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】印刷をするために自身が移動する装置により印刷された画像の合わせ目を目立たなくすることができる液体塗布装置、液体塗布方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】液体塗布領域を複数に分割した各印刷領域に順次移動し、それぞれの印刷領域に対応する印刷画像に基づき液体を吐出する液体塗布装置であって、液体塗布装置により印刷画像が印刷された第1印刷領域と、液体塗布装置が第1印刷領域から移動したときの第2印刷領域とのずれ量を算出する算出部と、算出部により算出されたずれ量に基づいて、第2印刷領域に対応する印刷画像を補正する補正部と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
液体塗布領域を複数に分割した各印刷領域に順次移動し、それぞれの前記印刷領域に対応する印刷画像に基づき液体を吐出する液体塗布装置であって、
前記液体塗布装置により前記印刷画像が印刷された第1印刷領域と、該液体塗布装置が前記第1印刷領域から移動したときの第2印刷領域とのずれ量を算出する算出部と、
前記算出部により算出された前記ずれ量に基づいて、前記第2印刷領域に対応する前記印刷画像を補正する補正部と、
を備えた液体塗布装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記補正部により補正された前記印刷画像に基づいて印刷する作像部を、さらに備えた請求項1に記載の液体塗布装置。
【請求項3】
前記算出部は、前記ずれ量として、前記第1印刷領域に対する前記第2印刷領域の変位量および変位角を算出する請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項4】
撮像部により前記液体塗布装置の前記第1印刷領域に対して撮像された第1撮像画像、および、前記撮像部により該液体塗布装置の前記第2印刷領域に対して撮像された第2撮像画像を取得する取得部を、さらに備え、
前記算出部は、前記取得部により取得された前記第1撮像画像および前記第2撮像画像に基づいて、前記ずれ量を算出する請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項5】
それぞれの前記印刷領域への前記液体塗布装置の移動を案内する位置合わせ部材を、さらに備えた請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項6】
前記液体塗布装置の移動方向を特定する方向特定部を、さらに備え、
前記算出部は、前記移動方向に基づいて前記ずれ量を算出する請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項7】
液体塗布領域を複数に分割した各印刷領域に順次移動し、それぞれの前記印刷領域に対応する印刷画像に基づき液体を吐出する液体塗布装置の液体塗布方法であって、
前記液体塗布装置により前記印刷画像が印刷された第1印刷領域と、該液体塗布装置が前記第1印刷領域から移動してときの第2印刷領域とのずれ量を算出する算出ステップと、
算出した前記ずれ量に基づいて、前記第2印刷領域に対応する前記印刷画像を補正する補正ステップと、
を有する液体塗布方法。
【請求項8】
液体塗布領域を複数に分割した各印刷領域に順次移動し、それぞれの前記印刷領域に対応する印刷画像に基づき液体を吐出する液体塗布装置が備えるコンピュータに、
前記液体塗布装置により前記印刷画像が印刷された第1印刷領域と、該液体塗布装置が前記第1印刷領域から移動してときの第2印刷領域とのずれ量を算出する算出ステップと、
算出した前記ずれ量に基づいて、前記第2印刷領域に対応する前記印刷画像を補正する補正ステップと、
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体塗布装置、液体塗布方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
道路面上等に白線、文字、記号等を印刷する場合、印刷装置に搭載されたキャリッジの移動領域を超えるような大きな印刷領域となるため、印刷領域を分割し、各印刷領域に印刷装置自体を移動させて印刷し、複数の印刷画像をつなげる必要がある。それぞれの印刷領域で印刷された印刷画像を正確につなげる必要があるため、印刷装置が移動した場合の位置の精度が印刷品質に大きく影響する。この印刷装置の自己位置推定する方法として、速度検出器を用いてタイヤの向きおよび回転量から現在位置を推定する方法、および、GNSS(Global Navigation Satellite System)を使用して自己位置を推定する方法等が知られている。また、各印刷領域で印刷した後に移動を行い、次の印刷領域で印刷画像を印刷する装置と、各印刷領域のつなぎ目を目立たなくするぼかし処理が知られている。しかし、このようなぼかし処理では、つなぎ目を目立たなくすることができないほどに装置本体をずれて動かした際につなぎ目が目立ってしまうという問題がある。
【0003】
このような、印刷した画像のつなぎ目を目立たなくする技術として、画像の重ね合わせを高精細に行うために、画像パターンの位置ずれ量を計測して、補正量を算出し、印刷版を引っ張りあるいは縮めることによって補正する技術が開示されている(例えば特許文献1)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、印刷装置の印刷範囲外の領域では対応することができず、当該印刷範囲よりも大きな範囲での印刷における画像の連続的な印刷を行うことができないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、印刷をするために自身が移動する装置により印刷された画像の合わせ目を目立たなくすることができる液体塗布装置、液体塗布方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、液体塗布領域を複数に分割した各印刷領域に順次移動し、それぞれの前記印刷領域に対応する印刷画像に基づき液体を吐出する液体塗布装置であって、前記液体塗布装置により前記印刷画像が印刷された第1印刷領域と、該液体塗布装置が前記第1印刷領域から移動したときの第2印刷領域とのずれ量を算出する算出部と、前記算出部により算出された前記ずれ量に基づいて、前記第2印刷領域に対応する前記印刷画像を補正する補正部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、印刷をするために自身が移動する装置により印刷された画像の合わせ目を目立たなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る液体塗布装置の全体構成の一例を示す図である。
図2は、実施液体に係る液体塗布装置がキャリッジ走査範囲外へ印刷する場合の動作の概要を説明する図である。
図3は、実施形態に係る液体塗布装置を移動させる際に位置合わせ部材を用いて移動させる動作を説明する図である。
図4は、実施形態に係る液体塗布装置の全体動作の概要を説明する図である。
図5は、テンプレートマッチングの処理を説明する図である。
図6は、実施形態に係る液体塗布装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図7は、実施形態に係る液体塗布装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。
図8は、実施形態に係る液体塗布装置の印刷画像に対する補正動作の概要を説明する図である。
図9は、実施形態に係る液体塗布装置のテンプレートマッチング・変位量特定処理の概要を説明する図である。
図10は、実施形態に係る液体塗布装置のテンプレートマッチングにおける類似度について説明する図である。
図11は、実施形態に係る液体塗布装置の全体動作の流れの一例を示すフローチャートである。
図12は、実施形態に係る液体塗布装置の撮像画像に対するテンプレートマッチングを用いた全体動作の流れの一例を示すフローチャートである。
図13は、実施形態に係る液体塗布装置のテンプレートマッチング・変位量特定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図14は、変形例に係る液体塗布装置における複数のテンプレート画像を用いたテンプレートマッチングを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る液体塗布装置、液体塗布方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
【0010】
また、コンピュータソフトウェアとは、コンピュータの動作に関するプログラム、その他コンピュータによる処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるものをいう(以下、コンピュータソフトウェアは、ソフトウェアという)。アプリケーションソフトとは、ソフトウェアの分類のうち、特定の作業を行うために使用されるソフトウェアの総称である。一方、オペレーティングシステム(OS)とは、コンピュータを制御し、アプリケーションソフト等がコンピュータ資源を利用可能にするためのソフトウェアのことである。オペレーティングシステムは、入出力の制御、メモリやハードディスク等のハードウェアの管理、プロセスの管理といった、コンピュータの基本的な管理・制御を行っている。アプリケーションソフトウェアは、オペレーティングシステムが提供する機能を利用して動作する。プログラムとは、コンピュータに対する指令であって、一の結果を得ることができるように組み合わせたものをいう。また、プログラムに準ずるものとは、コンピュータに対する直接の指令ではないためプログラムとは呼べないが、コンピュータの処理を規定するという点でプログラムに類似する性質を有するものをいう。例えば、データ構造(データ要素間の相互関係で表される、データの有する論理的構造)がプログラムに準ずるものに該当する。
(【0011】以降は省略されています)

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