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公開番号2024100078
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023003795
出願日2023-01-13
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
出願人ソフトバンク株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A01K 61/80 20170101AFI20240719BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】給餌装置による給餌を最適化することができる。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、生け簀に所在する魚の胃袋の大きさを示す胃袋情報、および、生け簀の水温を示す水温情報を取得する取得部と、胃袋情報および水温情報に基づいて、生け簀に所在する魚に対する給餌装置による給餌動作を制御する制御情報を生成する給餌制御部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
生け簀に所在する魚の胃袋の大きさを示す胃袋情報、および、前記生け簀の水温を示す水温情報を取得する取得部と、
前記胃袋情報および前記水温情報に基づいて、前記生け簀に所在する魚に対する給餌装置による給餌動作を制御する制御情報を生成する給餌制御部と、
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記生け簀に所在する魚が空腹になる時間を推定する推定部をさらに備え、
前記取得部は、
前記生け簀に所在する魚による前記給餌装置によって給餌される餌の消化率を示す消化情報を取得し、
前記推定部は、
前記胃袋情報、前記水温情報、および、前記消化情報に基づく入力情報の入力に応じて、前記生け簀に所在する魚が空腹になる時間を示す情報を出力情報として出力するよう学習された第1機械学習モデルを用いて、前記生け簀に所在する魚が空腹になる時間を推定し、
前記給餌制御部は、
前記生け簀に所在する魚が空腹になる時間を示す情報に基づいて、前記給餌動作の開始タイミングを示す前記制御情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記生け簀に所在する魚に対して給餌する餌の量を推定する推定部をさらに備え、
前記取得部は、
前記生け簀に所在する魚の尾数に関する尾数情報、ならびに、前記給餌装置によって給餌される餌の大きさおよび餌の種類に関する餌情報を取得し、
前記推定部は、
前記胃袋情報、前記水温情報、前記尾数情報および前記餌情報に基づく入力情報の入力に応じて、前記餌の量を示す情報を出力情報として出力するよう学習された第2機械学習モデルを用いて、前記餌の量を推定し、
前記給餌制御部は、
前記餌の量を示す情報に基づいて、前記給餌装置によって給餌される餌の量を示す前記制御情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
情報処理装置が実行するプログラムにより実現される情報処理方法であって、
生け簀に所在する魚の胃袋の大きさを示す胃袋情報、および、前記生け簀の水温を示す水温情報を取得する取得工程と、
前記胃袋情報および前記水温情報に基づいて、前記生け簀に所在する魚に対する給餌装置による給餌動作を制御する制御情報を生成する給餌制御工程と、
を含む情報処理方法。
【請求項5】
生け簀に所在する魚の胃袋の大きさを示す胃袋情報、および、前記生け簀の水温を示す水温情報を取得する取得手順と、
前記胃袋情報および前記水温情報に基づいて、前記生け簀に所在する魚に対する給餌装置による給餌動作を制御する制御情報を生成する給餌制御手順と、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【請求項6】
魚の養殖環境における音を集音するマイクから前記音に関する音情報を取得する取得部と、
前記音情報に基づいて、前記魚の摂餌活性が高いか否かを判定する推定部と、
前記推定部によって前記魚の摂餌活性が低いと判定された場合、給餌装置による給餌動作を停止するタイミングを示す制御情報を生成する給餌制御部と、
を備える情報処理装置。
【請求項7】
前記推定部は、
前記音情報として、第1の周波数帯域の音の音量が第1閾値以上である状態が第1時間以上継続するか否かに基づいて、前記魚の摂餌活性が高いか否かを判定する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記推定部は、
前記音情報として、前記音の周波数スペクトルの波形の包絡線の形状と前記魚の摂餌活性が高い時の前記音の周波数スペクトルの波形の包絡線の形状との比較に基づいて、前記魚の摂餌活性が高いか否かを判定する、
請求項6に記載の情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、魚を飼育する生け簀などの養殖場に設置され水中の魚へ給餌する給餌装置に関する技術が知られている。例えば、自動給餌機からの給餌時間中における養殖魚の活性が高いか否かを、人工知能がネットワークカメラの撮影したライブ映像の解析処理により判定して、その判定結果に基づいて自動給餌機からの給餌を調整制御する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-78278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来技術では、海面養殖筏上に架設されたネットワークカメラによって撮影された映像に基づいて自動給餌機からの給餌時間中における養殖魚の活性が高いか否かを判定するにすぎないため、給餌装置による給餌を最適化することができるとは限らない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る情報処理装置は、生け簀に所在する魚の胃袋の大きさを示す胃袋情報、および、前記生け簀の水温を示す水温情報を取得する取得部と、前記胃袋情報および前記水温情報に基づいて、前記生け簀に所在する魚に対する給餌装置による給餌動作を制御する制御情報を生成する給餌制御部と、を備える。
【0006】
また、実施形態に係る情報処理装置は、前記生け簀に所在する魚が空腹になる時間を推定する推定部をさらに備える。前記取得部は、前記生け簀に所在する魚による前記給餌装置によって給餌される餌の消化率を示す消化情報を取得し、前記推定部は、前記胃袋情報、前記水温情報、および、前記消化情報に基づく入力情報の入力に応じて、前記生け簀に所在する魚が空腹になる時間を示す情報を出力情報として出力するよう学習された第1機械学習モデルを用いて、前記生け簀に所在する魚が空腹になる時間を推定し、前記給餌制御部は、前記生け簀に所在する魚が空腹になる時間を示す情報に基づいて、前記給餌動作の開始タイミングを示す前記制御情報を生成する。
【0007】
また、実施形態に係る情報処理装置は、前記生け簀に所在する魚に対して給餌する餌の量を推定する推定部をさらに備える。前記取得部は、前記生け簀に所在する魚の尾数に関する尾数情報、ならびに、前記給餌装置によって給餌される餌の大きさおよび餌の種類に関する餌情報を取得し、前記推定部は、前記胃袋情報、前記水温情報、前記尾数情報および前記餌情報に基づく入力情報の入力に応じて、前記餌の量を示す情報を出力情報として出力するよう学習された第2機械学習モデルを用いて、前記餌の量を推定し、前記給餌制御部は、前記餌の量を示す情報に基づいて、前記給餌装置によって給餌される餌の量を示す前記制御情報を生成する。
【発明の効果】
【0008】
実施形態の一態様によれば、給餌装置による給餌を最適化することができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図2は、実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示す図である。
図3は、実施形態に係る情報処理装置による情報処理の一例を示すフローチャートである。
図4は、第1の変形例に係る情報処理装置による情報処理の一例を示すフローチャートである。
図5は、第2の変形例に係る給餌中に集音された音のスペクトログラムの一例を示す図である。
図6は、第2の変形例に係る情報処理装置による情報処理の一例を示すフローチャートである。
図7は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(【0011】以降は省略されています)

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