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公開番号2024098330
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-23
出願番号2023001777
出願日2023-01-10
発明の名称車両用リアサスペンション構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60G 3/20 20060101AFI20240716BHJP(車両一般)
要約【課題】車両底部後寄りに配置される機器のレイアウトや大きさの自由度を向上させる。
【解決手段】車両用リアサスペンション構造100は、後輪Wを回転自在に支持するナックル1と、ナックル1の上部と車体とを連結するアッパリンク2Aと、アッパリンク2Aの下方でナックル1の下部と車体とを連結するとともにコイルスプリング9の下端部を保持するロアリンク3Aであって、前ロアアーム3と前ロアアーム3に対して車両前後方向の後方に配置される後ロアアーム4とを有する、ロアリンク3Aと、を含む。前ロアアーム3の前ロア内側連結部31は、車両前後方向の一方から視た平面視で、後ロアアーム4の後ロア内側連結部41よりも車幅方向外側に位置している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の後輪を回転自在に支持するナックルと、
前記ナックルの上部と前記車両の車体とを連結するアッパリンクと、
前記アッパリンクの下方で前記ナックルの下部と前記車体とを連結するとともにコイルスプリングの下端部を保持するロアリンクであって、前ロアアームと該前ロアアームに対して車両前後方向の後方に配置される後ロアアームとを有する、ロアリンクと、
を含む、車両用リアサスペンション構造であって、
前記前ロアアームの車体連結部分である前ロア内側連結部は、車両前後方向の一方から視た平面視で、前記後ロアアームの車体連結部分である後ロア内側連結部よりも車幅方向外側に位置している、
ことを特徴とする車両用リアサスペンション構造。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記前ロア内側連結部は、車両前後方向の一方から視た平面視で、前記後ロアアームの車幅方向についての中心位置よりも車幅方向外側に位置している、
請求項1に記載の車両用リアサスペンション構造。
【請求項3】
前記前ロアアームの中心軸線と前記後ロアアームの中心軸線との交点を通り且つ車両上下方向及び車両前後方向に延びる仮想垂直面が規定された場合に、
前記前ロア内側連結部の中心と前記後ロア内側連結部の中心とを通るロアリンク内側仮想揺動軸線は、前記仮想垂直面に交わっており、
前記ロアリンク内側仮想揺動軸線と前記仮想垂直面との交点は、車幅方向の一方から視た平面視で、前記車体のセンターピラーの下端部領域又は前記センターピラーの下方のピラー下方サイドシル領域に位置している、
請求項2に記載の車両用リアサスペンション構造。
【請求項4】
前記前ロア内側連結部、前記アッパリンクの車体との連結部分、及び前記後ロア内側連結部は、車両上下方向の一方から視た平面視で、一列に並ぶように配置されている、
請求項1に記載の車両用リアサスペンション構造。
【請求項5】
前記後輪のトー角の変化を抑制するトーコントロールアームであって、車両上下方向の一方から視た平面視で、前記前ロアアーム、前記後ロアアーム、及び前記アッパリンクに対し車両後方に配置される、トーコントロールアームを更に含み、
前記トーコントロールアームの車体との連結部分であるトーコントロール内側連結部は、車両上下方向の一方から視た平面視で、前記前ロア内側連結部、前記アッパリンクの車体との連結部分、及び前記後ロア内側連結部と一緒に、一列に並ぶように配置されている、
請求項1に記載の車両用リアサスペンション構造。
【請求項6】
前記アッパリンクは、一つのアッパアームからなり、
前記アッパリンクの車体との連結部分は、二つに分岐されている、
請求項4又は5に記載の車両用リアサスペンション構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用リアサスペンション構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
四輪車両における後輪用のサスペンション構造として用いられる車両用リアサスペンション構造の一例として、特許文献1に開示されたサスペンション構造が知られている。特許文献1に開示されたサスペンション構造は、後輪を回転自在に支持するアクスル部材(ナックルとも言う)と、アクスル部材の上部と車体との連結要素としての二本のアッパアームと、二本のアッパアームの下方でアクスル部材の下部と車体とを連結する二本のロアアームと、を含んでいる。そして、二本のロアアームのうちの前側のロアアームには、コイルバネの下端が連結され、コイルバネの上端は車体に連結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-168517号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年の車両のEV化などに伴い、大型バッテリや電動モータといった機器の配置箇所が車両底部の後寄りに設定される場合が多くある。しかし、特許文献1のようなサスペンション構造では、複数のアームがアクスル部材(ナックル)から内側に延びており、バッテリなどの機器について、レイアウトや大きさが制限されるため、リアサスペンション構造についての工夫が求められ得る。
【0005】
上記課題に鑑み、本発明の目的は、車両底部の後寄りに配置され得るバッテリなどの機器についてのレイアウトや大きさの自由度を向上させることのできる車両用リアサスペンション構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明に係る車両用リアサスペンション構造は、車両の後輪を回転自在に支持するナックルと、前記ナックルの上部と前記車両の車体とを連結するアッパリンクと、前記アッパリンクの下方で前記ナックルの下部と前記車体とを連結するとともにコイルスプリングの下端部を保持するロアリンクであって、前ロアアームと該前ロアアームに対して車両前後方向の後方に配置される後ロアアームとを有する、ロアリンクと、を含む。この車両用リアサスペンション構造において、前記前ロアアームの車体連結部分である前ロア内側連結部は、車両前後方向の一方から視た平面視で、前記後ロアアームの車体連結部分である後ロア内側連結部よりも車幅方向外側に位置している。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車両底部の後寄りに配置され得るバッテリなどの機器についてのレイアウトや大きさの自由度を向上させることのできる車両用リアサスペンション構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る車両用リアサスペンション構造を車両上方から視た図であり、左半分は上面図であり、後輪を含む右側の大半は後輪の径方向中心を通る水平断面図である。
車両用リアサスペンション構造を車両後方から視た図であり、左半分は背面図であり、後輪を含む右側の大半は後輪の径方向中心を通る垂直断面図である。
車両用リアサスペンション構造を車幅方向外側から視た側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
【0010】
図1は本発明の一実施形態に係る車両用リアサスペンション構造を車両上方から視た図であり、図2は車両用リアサスペンション構造を車両後方から見た図である。図1の左半分は上面図であり、図1の後輪を含む右側の大半は車両の後輪の径方向中心を通る水平断面図であり、図2の左半分は背面図であり、図2の後輪を含む右側の大半は後輪の径方向中心を通る垂直断面図である。なお、図1及び図2において、後輪内部の構造は左半分では一部省略されている。
(【0011】以降は省略されています)

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