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公開番号2024098222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-23
出願番号2023001544
出願日2023-01-10
発明の名称ロータリバルブ
出願人株式会社東海理機
代理人個人,個人
主分類F16K 5/04 20060101AFI20240716BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】パッキンを圧入せずに、貫通孔の中心軸線を特定開口の中心軸線に合致又は接近させた状態でパッキン収容部に配置する。
【解決手段】弁本体部52の径方向におけるパッキン収容部35,44の内側の面であって、流出口31,41の周りには着座面36が形成される。弁本体部52の周方向における着座面36の両側には、径方向における外方ほど、互いの間隔が小さくなるように流出口31,41の中心軸線CL1に対し傾斜する一対の内傾斜面37が形成される。径方向におけるパッキン本体部67の外側の面であって、周方向における第1シール部71の両側には、上記内傾斜面37に沿った状態で、貫通孔68の中心軸線CL2に対し傾斜する一対の外傾斜面72が形成される。パッキン65,66は、弁本体部52と着座面36との間で圧縮され、かつ外傾斜面72が、対向する内傾斜面37に接触した状態で、パッキン収容部35,44に配置される。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
流体の流入口及び流出口を有するハウジングと、前記ハウジングの環状壁部に収容された円柱状の弁本体部が軸部を中心として回転することにより、前記流入口及び前記流出口の連通状態を変更する弁体と、パッキンとを備えるロータリバルブであって、
前記環状壁部は、前記流入口及び前記流出口の少なくとも一方を特定開口として有するとともにパッキン収容部を備え、
前記弁本体部の径方向における前記パッキン収容部の内側の面であって、前記特定開口の周りには着座面が形成され、前記弁本体部の周方向における前記着座面の両側には、前記径方向における外方ほど、互いの間隔が小さくなるように前記特定開口の中心軸線に対し傾斜する一対の内傾斜面が形成され、
前記パッキンは貫通孔を有するパッキン本体部と、前記径方向における前記パッキン本体部の外側の面であり、かつ前記貫通孔の周囲に形成された環状のシール部とを備え、
前記パッキン本体部の前記外側の面であって、前記周方向における前記シール部の両側には、前記内傾斜面に沿った状態で、前記貫通孔の中心軸線に対し傾斜する一対の外傾斜面が形成され、
前記パッキンは、前記弁本体部及び前記着座面の間で圧縮され、かつ前記外傾斜面が、対向する前記内傾斜面に接触した状態で、前記パッキン収容部に配置されているロータリバルブ。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記パッキンは、前記パッキン本体部が前記弁本体部及び前記内傾斜面の間で圧縮された状態で、前記パッキン収容部に配置されている請求項1に記載のロータリバルブ。
【請求項3】
前記環状壁部は、前記軸部の軸線に沿う方向に延び、
前記環状壁部は、前記軸線に沿う方向における少なくとも一方の端部に開放端を有し、
両内傾斜面は、前記開放端から前記軸線に沿う方向に延びており、
前記パッキン収容部に前記パッキンが配置され、かつ前記弁本体部が前記環状壁部に収容される前の状態では、前記シール部が前記着座面に接触するとともに、一対の前記外傾斜面の少なくとも一方が、対向する前記内傾斜面から離間している請求項1又は請求項2に記載のロータリバルブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はロータリバルブに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
図11に示すように、流体FLの流路の途中に設けられるロータリバルブ100として、ハウジング101、弁体111及び軟質のパッキン115を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ハウジング101は、流体FLの流入口102及び流出口103,104を有する。また、ハウジング101は環状壁部105を有する。弁体111は、環状壁部105に収容された円柱状の弁本体部112と、軸部113とを有する。そして、弁本体部112が軸部113を中心として回転すると、流入口102及び流出口103,104の連通状態が変更される。
【0004】
環状壁部105は、流入口102と、流出口103,104とのうち、少なくとも一方を特定開口として有する。図11では、両流出口103,104が特定開口とされている。弁本体部112の径方向における環状壁部105の内側部分であって、特定開口の周囲には、パッキン収容部106がそれぞれ形成されている。各パッキン収容部106は、着座面107及び一対の内壁面108を備えている。着座面107は、上記径方向における環状壁部105の内側の面であって、特定開口の周りに位置している。一対の内壁面108は、パッキン収容部106の上記内側の面であって、弁本体部112の周方向における着座面107の両側に形成されている。一対の内壁面108は、特定開口の中心軸線CL1に対し平行に形成されている。
【0005】
パッキン115は、貫通孔117を有するパッキン本体部116と、上記径方向におけるパッキン本体部116の外側の面であり、かつ貫通孔117の周囲に形成された環状のシール部118とを備える。パッキン本体部116の上記外側の面であって、上記周方向におけるシール部118の両側には、一対の外壁面119が貫通孔117の中心軸線CL2に対し平行に形成されている。
【0006】
パッキン115は、シール部118を着座面107における特定開口の周囲に接触させた状態で、環状壁部105と弁本体部112との間に配置される。この際、パッキン115が着座面107と弁本体部112との間で圧縮されることで、弁本体部112を押し返す反力がパッキン115に発生する。この反力によって弁本体部112と着座面107との間がシールされる。
【0007】
ところで、上記構成のロータリバルブ100の組み立てに際しては、各パッキン収容部106にパッキン115が配置される。この状態で、弁本体部112が、環状壁部105内であって上記径方向におけるパッキン115よりも内方に収容される。パッキン115をパッキン収容部106に配置する代表的な方法としては、次の2つが知られている。
【0008】
配置方法1:図12に示すように、配置方法1では、パッキン115として、両外壁面119の間隔D2が両内壁面108の間隔D1よりも大きなものが用いられる。そして、パッキン本体部116が圧縮されながらパッキン収容部106内に圧入される。この方法では、パッキン本体部116が圧入されるため、貫通孔117の中心軸線CL2を特定開口の中心軸線CL1に合致させた状態で、パッキン115をパッキン収容部106に配置することが可能である。両中心軸線CL1,CL2を合致させるために、貫通孔117の径を特定開口の径よりも大きくしなくてすみ、パッキン115の大型化を抑制できる。また、内壁面108と弁本体部112との間でパッキン本体部116を圧縮させるため、弁本体部112を押し返す反力が発生する。内壁面108からの反力によって、パッキン115及び弁本体部112のシール力が高まる。
【0009】
配置方法2:図14に示すように、配置方法2では、パッキン115として、両外壁面119の間隔D2が両内壁面108の間隔D1よりも小さなものが用いられる。そして、外壁面119と内壁面108との間に隙間を生じさせた状態で、パッキン115がパッキン収容部106内に挿入される。この方法では、パッキン本体部116を圧入せずにパッキン収容部106に配置するため、配置方法1よりも配置作業がしやすい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2021-143743号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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