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公開番号2024097703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-19
出願番号2023001363
出願日2023-01-06
発明の名称アワビを利用した真珠の生産方法
出願人ガリレオスコープ株式会社
代理人個人
主分類A01K 61/56 20170101AFI20240711BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】従来の養殖アワビを利用した真珠の製造方法は、核全体を覆う真珠袋を形成させることができない、という欠点があった。
【解決手段】本発明のアワビを利用した真珠の生産方法は、アワビの放卵、又は、放精により、膨らんでいた生殖腺が萎むことにより形成された、該膨らんでいた生殖腺を包んでいた外套膜に生じた隙間内に、真珠核、又は、ピースを挿入することを特徴とする。また、本発明のアワビを利用した真珠の生産方法は、アワビの放卵、又は、放精により、膨らんでいた生殖腺が萎むことにより形成された、該膨らんでいた生殖腺を包んでいた外套膜に生じた隙間を形成する袋状の外套膜部分を開口する工程と、上記開口から、上記隙間内に、真珠核、又は、ピースを挿入する工程とよりなることを特徴とする。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
アワビの放卵、又は、放精により、膨らんでいた生殖腺が萎むことにより形成された、該膨らんでいた生殖腺を包んでいた外套膜に生じた隙間内に、真珠核を挿入することを特徴とする真珠の生産方法。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
アワビの放卵、又は、放精により、膨らんでいた生殖腺が萎むことにより形成された、該膨らんでいた生殖腺を包んでいた外套膜に生じた隙間内に、ピースを挿入することを特徴とする真珠の生産方法。
【請求項3】
アワビの放卵、又は、放精により、膨らんでいた生殖腺が萎むことにより形成された、該膨らんでいた生殖腺を包んでいた外套膜に生じた隙間を形成する袋状の外套膜部分を開口する工程と、
上記開口から、上記隙間内に、真珠核を挿入する工程とよりなることを特徴とする真珠の生産方法。
【請求項4】
アワビの放卵、又は、放精により、膨らんでいた生殖腺が萎むことにより形成された、該膨らんでいた生殖腺を包んでいた外套膜に生じた隙間を形成する袋状の外套膜部分を開口する工程と、
上記開口から、上記隙間内に、ピースを挿入する工程とよりなることを特徴とする真珠の生産方法。
【請求項5】
上記真珠核、又は、ピースは、上記袋状の外套膜部分の底部に挿入されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の真珠の生産方法。
【請求項6】
上記ピースは、上記アワビ、又は、他のアワビ、又は、他の巻貝の外套膜の一部を切り取った該外套膜片であることを特徴とする請求項2又は4に記載の真珠の生産方法。
【請求項7】
上記隙間内への真珠核の挿入は、水温が20度以下となる時であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載のアワビを利用した真珠の生産方法。
【請求項8】
上記隙間内への真珠核の挿入は、水温が18度以下となる時であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載のアワビを利用した真珠の生産方法。
【請求項9】
上記真珠核の挿入は、産卵、放精直後2週間後で、かつ、海水温が20度以下まで下がった時であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載のアワビを利用した真珠の生産方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、特に、養殖アワビにアワビ真珠を形成(生産)させるための方法に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
養殖アワビは成長が遅く大量死リスクもあり早い段階で出荷されている。また、飼育面積や餌の費用対効果を考えると7cm(50g)~12cm(220g)あたりで販売されているが、高価格で取引される乾鮑に使えるほどの大型のものは生産されていない。
【0003】
1kgを超えるような大型天然アワビは資源が枯渇してしまったので、高級乾鮑に使える大型養殖アワビ生産が望まれているが、上記のように、リスクや飼育面積や餌の費用対効果から、生産している業者はいない。
【0004】
そこで12cm(220g)ほどに成長した養殖アワビに真珠核(例えば、貝の小片)を挿入し3年間ほどアワビ真珠母貝として養殖期間を延長すれば19cm(1kg)ほどの大型養殖アワビが期待できる。
【0005】
例えば、アワビを用いて真珠を生産する方法としては、特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平8-19349号公開公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、アワビ真珠は宝飾品として価値が高くアワビ真珠を形成させる方法が種々提案され実施されているが、アワビの体内に、核と真珠形成用のピースを挿入して真珠層や、核全体を覆う真珠袋を形成させる方法は、アワビは筋肉運動が激しいため、アワビの内臓や筋肉を傷付けやすく感染症に羅患しやすく養殖アワビの斃死率が高くなり、また、真珠核が排出されてしまい、実施している業者がないという問題があった。
【0008】
また、アワビの貝殻内側に半球の核を接着剤や糸やビスで固定し半球のアワビ真珠を生産することは可能で生産している業者はあるが、真珠袋を形成しないため核の表面全体が真珠層構造で覆われるものは生産できない状況にある。
【0009】
そこで半球真珠より価値が高い核の表面全体が真珠層構造で覆われている真円真珠を養殖アワビの斃死率が高くならない方法で開発されることが望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記の目的を達成すべく、本発明の真珠の生産方法は、アワビの放卵、又は、放精により、膨らんでいた生殖腺が萎むことにより形成された、該膨らんでいた生殖腺を包んでいた外套膜に生じた隙間内に、真珠核を挿入することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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