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公開番号2024095453
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022212755
出願日2022-12-28
発明の名称アキシャルギャップモータ
出願人柳下技研株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 21/24 20060101AFI20240703BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】密閉構造のアキシャルギャップモータの内部で生じた熱を外部に効率的に放出することができるアキシャルギャップモータを提供すること。
【解決手段】アキシャルギャップモータ10において、ステータ70は、環状に形成された基部と基部からロータの回転軸が位置する方向へ向かって突出する複数の突出部を含む巻線保持部71と、電線が環状に配置された複数の電線構造体73を含み、各電線構造体73は、各突出部の外周部に接して配置され、各突出部へ電線構造体73が配置されて構成されるコイルは、互いに結線されて巻線を構成し、巻線保持部71は、非磁性体であり、かつ、鉄よりも熱伝導率が高い金属で形成されており、ステータ70は、モータケース12の内面と接した状態でモータケース12内に配置されている。
【選択図】図18
特許請求の範囲【請求項1】
アキシャルギャップモータであって、
ロータ及びステータと、
前記ロータ及び前記ステータを格納する、密閉構造に形成されたモータケースと、
を含み、
前記ステータは、環状に形成された基部と前記基部から前記ロータの回転軸が位置する方向へ向かって突出する複数の突出部を含む巻線保持部と、電線が環状に配置されて空芯コイルとして構成される電線構造体を含み、
各前記電線構造体は、各前記突出部の外周部に接して配置され、互いに結線されて巻線を構成し、
前記巻線保持部は、非磁性体であり、かつ、鉄よりも熱伝導率が高い金属で形成されており、
前記巻線保持部は、前記モータケースの内面と接した状態で前記モータケース内に配置されている、
アキシャルギャップモータ。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記モータケースは、相対的に上側に位置する上側モータケースと、相対的に下側に位置する下側モータケースで構成され、
前記巻線保持部は、前記上側モータケースの内面に接して配置される上側巻線保持部と、前記下側モータケースの内面に接して配置される下側巻線保持部で構成され、
前記電線構造体の上側部分は前記上側巻線保持部の前記突出部の前記外周部に接して配置され、
前記電線構造体の下側部分は前記下側巻線保持部の前記突出部の前記外周部に接して配置されている、
請求項1に記載のアキシャルギャップモータ。
【請求項3】
アキシャルギャップモータの前記回転軸が延在する方向における前記モータケースの寸法は、前記ロータ及び前記ステータを格納するために必要十分な寸法として規定されており、
前記上側モータケースの下部と前記下側モータケースの上部は、相対的に直径が大きく形成された拡径部として構成されており、
前記ステータは前記上側モータケース及び前記下側モータケースの前記拡径部の内面に接して配置され、
前記上側モータケースの拡径部の上面には、上側に向かって突出する複数の上側環状突出部が前記上側モータケースの前記回転軸が延在する方向の寸法を超えない範囲において同心円状に形成されており、
前記下側モータケースの拡径部の下面には、下側に向かって突出する複数の下側環状突出部が前記下側モータケースの前記回転軸が延在する方向の寸法を超えない範囲において同心円状に形成されている、
請求項2に記載のアキシャルギャップモータ。
【請求項4】
前記巻線保持部は、アルミニウム合金で形成されており、
前記モータケースは、前記巻線保持部を構成する前記アルミニウム合金と同一以上の熱伝導率を有するアルミニウム合金で形成されている、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアキシャルギャップモータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アキシャルギャップモータに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ロータとステータとが回転軸に沿う方向において空隙を有するように対向して配置されたアキシャルギャップモータ(「アキシャルギャップ型モータ」とも呼ばれる)が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-116033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、防塵及び/または防水のため、アキシャルギャップモータを密閉構造にすると、ステータを構成する電線から発生する熱がモータの外部に放出されにくいという問題がある。
【0005】
本発明はかかる問題の解決を試みたものであり、密閉構造のアキシャルギャップモータの内部で生じた熱を効率的に外部に放出することができるアキシャルギャップモータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第一の発明は、アキシャルギャップモータであって、ロータ及びステータと、前記ロータ及び前記ステータを格納する、密閉構造に形成されたモータケースと、を含み、前記ステータは、環状に形成された基部と前記基部から前記ロータの回転軸が位置する方向へ向かって突出する複数の突出部を含む巻線保持部と、電線が環状に配置されて空芯コイルとして構成される電線構造体を含み、各前記電線構造体は、各前記突出部の外周部に接して配置され、互いに結線されて巻線を構成し、前記巻線保持部は、非磁性体であり、かつ、鉄よりも熱伝導率が高い金属で形成されており、前記巻線保持部は、前記モータケースの内面と接した状態で前記モータケース内に配置されている、アキシャルギャップモータである。
【0007】
従来、アキシャルギャップモータに限らず、モータのステータコアは、磁気回路を形成するために鉄などの強磁性体で構成されている。あるいは、例えば、Fe-Si系合金粒子で形成される圧粉磁心で構成される場合もある。これに対して、第一の発明は、複数の電線構造体が結線されて構成される巻線を保持し、巻線が放出する熱を効果的に放熱するために、非磁性体であり、かつ、鉄よりも熱伝導率が高い金属で形成された巻線保持部を含む。そして、電線構造体は巻線保持部の突出部と接し、巻線保持部はモータケースの内面と接した状態でモータケース内に配置されるから、ステータの電線において発生した熱は、巻線保持部及びモータケースを介して効率よく外部に放出される。
【0008】
第二の発明は、第一の発明の構成において、前記モータケースは、相対的に上側に位置する上側モータケースと、相対的に下側に位置する下側モータケースで構成され、前記巻線保持部は、前記上側モータケースの内面に接して配置される上側巻線保持部と、前記下側モータケースの内面に接して配置される下側巻線保持部で構成され、前記電線構造体の上側部分は前記上側巻線保持部の前記突出部の前記外周部に接して配置され、前記電線構造体の下側部分は前記下側巻線保持部の前記突出部の前記外周部に接して配置されている、アキシャルギャップモータである。
【0009】
第二の発明の構成によれば、ステータの電線において発生した熱は、上側巻線保持部及び上側モータケースの経路と、下側巻線保持部及び下側モータケースの双方の経路によって、効率的に外部に放出される。
【0010】
第三の発明は、第二の発明の構成において、アキシャルギャップモータの前記回転軸が延在する方向における前記モータケースの寸法は、前記ロータ及び前記ステータを格納するために必要十分な寸法として規定されており、前記上側モータケースの下部と前記下側モータケースの上部は、相対的に直径が大きく形成された拡径部として構成されており、前記ステータは前記上側モータケース及び前記下側モータケースの前記拡径部の内面に接して配置され、前記上側モータケースの拡径部の上面には、上側に向かって突出する複数の上側環状突出部が前記上側モータケースの前記回転軸が延在する方向の寸法を超えない範囲において同心円状に形成されており、前記下側モータケースの拡径部の下面には、下側に向かって突出する複数の下側環状突出部が前記下側モータケースの前記回転軸が延在する方向の寸法を超えない範囲において同心円状に形成されている、アキシャルギャップモータである。
(【0011】以降は省略されています)

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