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公開番号2024094448
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2021079505
出願日2021-05-10
発明の名称端末装置、基地局装置、および、通信方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人
主分類H04W 74/08 20240101AFI20240703BHJP(電気通信技術)
要約【課題】効率的に通信を行うことができる端末装置、基地局装置及び通信方法を提供する。
【解決手段】無線通信システムにおいて、端末装置は、下りリンク信号の受信電力に関する値が、しきい値よりも低い場合に第1のPRACHリソースタイプを選択し、受信電力に関する値が、しきい値よりも高いか又は等しい場合に第2のPRACHリソースタイプを選択し、第1のPRACHリソースタイプにおいてPRACHが送信される場合にPDSCHに含まれる上りリンクグラントは第1の規範で解釈され、第2のPRACHリソースタイプにおいてPRACHが送信される場合にRRC層処理部においてしきい値が設定されないときは、PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
あるBWPにおける第1のPRACHリソースタイプ、前記あるBWPにおける第2のPRACHリソースタイプ、および、しきい値の管理を行うRRC層処理部と、
前記第1のPRACHリソースタイプと前記第2のPRACHリソースタイプから1つのPRACHリソースタイプを選択するMAC層処理部と、
前記1つのPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHを送信する送信部と、
前記1つのリソースに基づき計算されるRA-RNTIでPDCCHを受信し、前記PDCCHに含まれるDCIフォーマットによりスケジューリングされるPDSCHを受信する受信部と、を備え、
下りリンク信号の受信電力に関する値が、前記しきい値よりも低い場合に前記第1のPRACHリソースタイプを選択し、
前記受信電力に関する値が、前記しきい値よりも高い、または、等しい場合に前記第2のPRACHリソースタイプを選択し、
前記第1のPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHが送信される場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第1の規範で解釈され、
前記第2のPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHが送信される場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈され、
前記RRC層処理部において前記しきい値が設定されない場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈される
端末装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記あるBWPに前記第1のPRACHリソースタイプが設定されない場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈される
請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
非競合ベースのランダムアクセスにおいて、1)前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈される、2)PDCCHオーダーにより、前記上りリンクグラントが前記第1の規範で解釈されるか前記第2の規範で解釈されるかが決定される、または、3)前記RRC層処理部は、前記前記上りリンクグラントが前記第1の規範で解釈されるか前記第2の規範で解釈されるかを決定するパラメータを保持する
請求項1に記載の端末装置。
【請求項4】
あるBWPにおける第1のPRACHリソースタイプ、前記あるBWPにおける第2のPRACHリソースタイプ、および、しきい値の管理を行うRRC層処理部と、
端末装置によって選択される1つのPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHを受信する受信部と、
前記1つのPRACHリソースタイプに基づき計算されるRA-RNTIでPDCCHを送信し、前記PDCCHに含まれるDCIフォーマットによりスケジューリングされるPDSCHを送信する送信部と、を備え、
前記第1のPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHが送信される場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第1の規範で解釈され、
前記第2のPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHが送信される場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈され、
前記RRC層処理部において前記しきい値が設定されない場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈され、
非競合ベースのランダムアクセスにおいて、前記前記上りリンクグラントが前記第1の規範で解釈されるか前記第2の規範で解釈されるかを前記端末装置に指示する
基地局装置。
【請求項5】
端末装置に用いられる通信方法であって、
あるBWPにおける第1のPRACHリソースタイプ、前記あるBWPにおける第2のPRACHリソースタイプ、および、しきい値の管理を行うステップと、
前記第1のPRACHリソースタイプと前記第2のPRACHリソースタイプから1つのPRACHリソースタイプを選択するステップと、
前記1つのPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHを送信するステップと、
前記1つのリソースに基づき計算されるRA-RNTIでPDCCHを受信し、前記PDCCHに含まれるDCIフォーマットによりスケジューリングされるPDSCHを受信するステップと、を備え、
下りリンク信号の受信電力に関する値が、前記しきい値よりも低い場合に前記第1のPRACHリソースタイプを選択し、
前記受信電力に関する値が、前記しきい値よりも高い、または、等しい場合に前記第2のPRACHリソースタイプを選択し、
前記第1のPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHが送信される場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第1の規範で解釈され、
前記第2のPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHが送信される場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈され、
前記RRC層処理部において前記しきい値が設定されない場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈される
通信方法。
【請求項6】
基地局装置に用いられる通信方法であって、
あるBWPにおける第1のPRACHリソースタイプ、前記あるBWPにおける第2のPRACHリソースタイプ、および、しきい値の管理を行うステップと、
端末装置によって選択される1つのPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHを受信するステップと、
前記1つのPRACHリソースタイプに基づき計算されるRA-RNTIでPDCCHを送信し、前記PDCCHに含まれるDCIフォーマットによりスケジューリングされるPDSCHを送信するステップと、を備え、
前記第1のPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHが送信される場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第1の規範で解釈され、
前記第2のPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHが送信される場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈され、
前記RRC層処理部において前記しきい値が設定されない場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈され、
非競合ベースのランダムアクセスにおいて、前記前記上りリンクグラントが前記第1の規範で解釈されるか前記第2の規範で解釈されるかを前記端末装置に指示する
通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置、基地局装置、および、通信方法に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
セルラー移動通信の無線アクセス方式および無線ネットワーク(以下、「Long Term Evolution (LTE)」、または、「EUTRA:Evolved Universal Terrestrial Radio Access」とも呼称される)が、第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:3
rd
Generation Partnership Project)において検討されている。LTEにおいて、基地局装置はeNodeB(evolved NodeB)、端末装置はUE(User Equipment)とも呼称される。LTEは、基地局装置がカバーするエリアをセル状に複数配置するセルラー通信システムである。単一の基地局装置は複数のサービングセルを管理してもよい。
【0003】
3GPPでは、国際電気通信連合(ITU:International Telecommunication Union)が策定する次世代移動通信システムの規格であるIMT(International Mobile Telecommunication)―2020に提案するため、次世代規格(NR: New Radio)の検討が行われている(非特許文献1)。NRは、単一の技術の枠組みにおいて、eMBB(enhanced Mobile BroadBand)、mMTC(massive Machine Type Communication)、URLLC(Ultra Reliable and Low Latency Communication)の3つのシナリオを想定した要求を満たすことが求められている。
【0004】
NR等、セルラー移動通信の機能拡張の検討が行われることが期待される。例えば、非特許文献2に示されるように、NRの機能の拡張に関する検討が、開始されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
"New SID proposal: Study on New Radio Access Technology", RP-160671, NTT docomo, 3GPP TSG RAN Meeting #71,Goteborg, Sweden, 7th ― 10th March, 2016.
“Release 17 package for RAN”, RP-193216, RAN chairman, RAN1 chairman, RAN2 chairman, RAN3 chairman, 3GPP TSG RAN Meeting #86, Sitges, Spain, 9th ― 12th December, 2019
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、効率的に通信を行う端末装置、該端末装置に用いられる通信方法、効率的に通信を行う基地局装置、該基地局装置に用いられる通信方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明の第1の態様は、端末装置であって、あるBWPにおける第1のPRACHリソースタイプ、前記あるBWPにおける第2のPRACHリソースタイプ、および、しきい値の管理を行うRRC層処理部と、前記第1のPRACHリソースタイプと前記第2のPRACHリソースタイプから1つのPRACHリソースタイプを選択するMAC層処理部と、前記1つのPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHを送信する送信部と、前記1つのリソースに基づき計算されるRA-RNTIでPDCCHを受信し、前記PDCCHに含まれるDCIフォーマットによりスケジューリングされるPDSCHを受信する受信部と、を備え、下りリンク信号の受信電力に関する値が、前記しきい値より
も低い場合に前記第1のPRACHリソースタイプを選択し、前記受信電力に関する値が、前記しきい値よりも高い、または、等しい場合に前記第2のPRACHリソースタイプを選択し、前記第1のPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHが送信される場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第1の規範で解釈され、前記第2のPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHが送信される場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈され、前記RRC層処理部において前記しきい値が設定されない場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈される。
【0008】
(2)本発明の第2の態様は、基地局装置であって、あるBWPにおける第1のPRACHリソースタイプ、前記あるBWPにおける第2のPRACHリソースタイプ、および、しきい値の管理を行うRRC層処理部と、端末装置によって選択される1つのPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHを受信する受信部と、前記1つのPRACHリソースタイプに基づき計算されるRA-RNTIでPDCCHを送信し、前記PDCCHに含まれるDCIフォーマットによりスケジューリングされるPDSCHを送信する送信部と、を備え、前記第1のPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHが送信される場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第1の規範で解釈され、前記第2のPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHが送信される場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈され、前記RRC層処理部において前記しきい値が設定されない場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈され、非競合ベースのランダムアクセスにおいて、前記前記上りリンクグラントが前記第1の規範で解釈されるか前記第2の規範で解釈されるかを前記端末装置に指示する。
【0009】
(3)本発明の第3の態様は、端末装置に用いられる通信方法であって、あるBWPにおける第1のPRACHリソースタイプ、前記あるBWPにおける第2のPRACHリソースタイプ、および、しきい値の管理を行うステップと、前記第1のPRACHリソースタイプと前記第2のPRACHリソースタイプから1つのPRACHリソースタイプを選択するステップと、前記1つのPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHを送信するステップと、前記1つのリソースに基づき計算されるRA-RNTIでPDCCHを受信し、前記PDCCHに含まれるDCIフォーマットによりスケジューリングされるPDSCHを受信するステップと、を備え、下りリンク信号の受信電力に関する値が、前記しきい値よりも低い場合に前記第1のPRACHリソースタイプを選択し、前記受信電力に関する値が、前記しきい値よりも高い、または、等しい場合に前記第2のPRACHリソースタイプを選択し、前記第1のPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHが送信される場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第1の規範で解釈され、前記第2のPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHが送信される場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈され、前記RRC層処理部において前記しきい値が設定されない場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈される。
【0010】
(4)本発明の第4の態様は、基地局装置に用いられる通信方法であって、あるBWPにおける第1のPRACHリソースタイプ、前記あるBWPにおける第2のPRACHリソースタイプ、および、しきい値の管理を行うステップと、端末装置によって選択される1つのPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHを受信するステップと、前記1つのPRACHリソースタイプに基づき計算されるRA-RNTIでPDCCHを送信し、前記PDCCHに含まれるDCIフォーマットによりスケジューリングされるPDSCHを送信するステップと、を備え、前記第1のPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHが送信される場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第1の規範で解釈され、前記第2のPRACHリソースタイプにおいて前記PRACHが送信される場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈され、前記RRC層処理部において前記しきい値が設定されない場合、前記PDSCHに含まれる上りリンクグラントは第2の規範で解釈され、非競合ベースのランダムアクセスにおいて、前記前記上りリンクグラントが前記第1の規範で解釈されるか前記第2の規範で解釈されるかを前記端末装置に指示する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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