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公開番号2024092898
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2023049957
出願日2023-03-27
発明の名称生産状況可視化システム
出願人株式会社デンソーウェーブ
代理人弁理士法人サトー
主分類G05B 19/418 20060101AFI20240701BHJP(制御;調整)
要約【課題】生産ラインにおける作業者等が進捗を簡単に把握することができる生産ラインの生産状況可視化システムを提供することにある。
【解決手段】生産状況可視化システムは、生産ラインにおける製品の生産状況を可視化するシステムである。生産状況可視化システムは、各単位時間において生産ラインが稼働することが想定される期間である単位負荷期間を生産ラインにおいて製品1個に掛かることが想定される期間である標準サイクルタイムで除して算出される単位計画数と、各単位時間内に実際に生産された製品の個数を示す単位生産数とを、経時的かつ各単位時間別に示した第1グラフを、表示装置に表示させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
生産ラインにおける製品の生産状況を可視化するシステムであって、
各単位時間において前記生産ラインが生産することが計画される前記製品の個数である単位計画数と、前記各単位時間内に実際に生産された前記製品の個数を示す単位生産数と、を取得し経時的かつ各単位時間別に示した第1グラフを、表示装置に表示させる、
生産状況可視化システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
生産ラインにおける製品の生産状況を可視化するシステムであって、
各単位時間において前記生産ラインが稼働することが想定される期間である単位負荷期間を前記生産ラインにおいて前記製品1個に掛かることが想定される期間である標準サイクルタイムで除して算出される単位計画数と、前記各単位時間内に実際に生産された前記製品の個数を示す単位生産数とを、経時的かつ各単位時間別に示した第1グラフを、表示装置に表示させる、
生産状況可視化システム。
【請求項3】
前記単位生産数を示す前記第1グラフの要素のうち、対応する単位時間における前記単位計画数以上である要素と、対応する単位時間における前記単位計画数未満である要素とを、異なる色で表示させる、
請求項2に記載の生産状況可視化システム。
【請求項4】
前記第1グラフと共に、
可視化の対象となる対象期間の開始から現在までにおいて前記生産ラインが稼働することが想定されていた期間の総計を前記標準サイクルタイムで除して求めた累計計画数と、
前記対象期間の開始から現在までの前記製品の生産数の総計を示す累計生産数と、
前記累計生産数と前記累計計画数との差である進捗数と、
を更に前記表示装置の同一画面に表示させる、
請求項2に記載の生産状況可視化システム。
【請求項5】
前記第1グラフと共に、
可視化の対象となる対象期間の開始から現在までにおいて前記生産ラインが稼働することが想定されていた期間の総計を前記標準サイクルタイムで除して求めた累計計画数と、
前記対象期間の開始から現在までの生産数の総計を示す累計生産数と、
前記累計生産数と前記累計計画数との差である進捗数と、
を更に前記表示装置の同一画面に表示させ、
前記進捗数が負の値である場合、
前記進捗数を、前記第1グラフの前記単位生産数を示す各要素のうち前記対応する単位時間における前記単位計画数未満である要素を表示する色と同じ色で表示する、
請求項3に記載の生産状況可視化システム。
【請求項6】
前記第1グラフと共に、
可視化の対象となる対象期間の開始から現在までにおいて前記生産ラインが稼働することが想定されていた期間の総計を前記標準サイクルタイムで除して求めた累計計画数と、
前記対象期間の開始から現在までの生産数の総計を示す累計生産数と、
前記累計生産数と前記累計計画数との差である進捗数と、
を更に前記表示装置の同一画面に表示させ、
前記進捗数が負の値である場合、
前記第1グラフにおいて、現在時刻を含む単位時間における生産数を示す要素を、前記単位生産数を示す各要素のうち前記単位計画数未満である要素を表示する色と同じ色で表示させる、
請求項3に記載の生産状況可視化システム。
【請求項7】
前記第1グラフ、前記累計計画数、前記累計生産数、及び前記進捗数と共に、
前記生産ラインが稼働していた時間割合を示す可動率の前記対象期間における経時変化を表す第2グラフを、更に前記表示装置の同一画面に表示させる、
請求項4から6のいずれか一項に記載の生産状況可視化システム。
【請求項8】
前記第1グラフ、前記累計計画数、前記累計生産数、及び前記進捗数と共に、
前記生産ラインの現在の可動率を、更に前記表示装置の同一画面に表示させる、
請求項7に記載の生産状況可視化システム。
【請求項9】
前記表示装置の同一画面にユーザの選択操作を受ける操作部を表示させ、
前記操作部への前記ユーザの前記選択操作を受けて、前記第1グラフと、前記単位計画数の累計と前記単位生産数の累計との経時変化を示す第3グラフとのいずれか一方を前記表示装置に択一的に表示させる、
請求項2に記載の生産状況可視化システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、生産状況可視化システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、工場内に設置される製品の生産ラインは、部品や完成品など様々な製品を日々生産している。日々の生産活動において、管理者は、その日の生産時間を考慮して生産する製品の個数の目標を立てて作業を計画する。もし、計画した目標個数に対して生産時間内で実生産した個数が不足する場合、作業時間を延長して生産しなければならなくなり、設備の稼働時間や現場作業者の労働時間が計画を超過して発生してしまう。そのため、管理者と作業者がリアルタイムに現在の生産完了数を確認し、計画的な作業が重要となる。
【0003】
工場の生産ラインにおいては、その日に生産する計画数や生産された実績の個数などを、設備汎用の操作盤やいわゆるアンドンに表示していることがある。現場作業者は、操作盤やアンドン表示を定期的に確認して、その日の生産計画数と生産開始から現在までに生産された個数とを比較して、生産進捗を調整する。
【0004】
特許文献1には、加工品を生産する毎に完了信号を出力する工作機械の生産状況を表示する装置であって、ディスプレイと、工作機械に接続されると共に工作機械から完了信号が出力される毎にその加工品の機種と加工完了の時刻を含む実績データを作成して工作機械による加工品生産の計画データと共に前記ディスプレイに表示する演算装置とを備えたことを特徴とする生産状況表示装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-041794号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
現場の作業者は、設定されたサイクルタイム内で効率よく作業を行うために、操作盤等を確認する時間も限られている。そのため、計画数と、現在までに生産された個数とを比較するだけでは、一見して全体の生産作業が計画通り順調に進んでいるのか、それとも計画よりも進んでいるのか或いは遅れているのかを把握することは困難である。また、生産進捗が計画よりも遅れている場合に、どのような要因で遅れているのかがすぐにわからないため、計画された生産時間内に目標を達成するための最適な再計画を立てることが容易ではない。
【0007】
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、生産ラインにおける作業者等が進捗を簡単に把握することができる生産ラインの生産状況可視化システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態の生産状況可視化システムは、生産ラインにおける製品の生産状況を可視化するシステムである。生産状況可視化システムは、各単位時間において前記生産ラインが生産することが計画される前記製品の個数である単位計画数と、前記各単位時間内に実際に生産された前記製品の個数を示す単位生産数とを、経時的かつ各単位時間別に示した第1グラフを、表示装置に表示させる。
【0009】
実施形態の生産状況可視化システムは、生産ラインにおける製品の生産状況を可視化するシステムである。生産状況可視化システムは、各単位時間において前記生産ラインが稼働することが想定される期間である単位負荷期間を前記生産ラインにおいて前記製品1個に掛かることが想定される期間である標準サイクルタイムで除して算出される単位計画数と、前記各単位時間内に実際に生産された前記製品の個数を示す単位生産数とを、経時的かつ各単位時間別に示した第1グラフを、表示装置に表示させる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態による生産設備の生産状況可視化システムの構成の一例を概略的に示す図
一実施形態による生産設備の生産状況可視化システムの可視化の対象となる生産ラインに含まれる工程を示す図
一実施形態による生産設備の生産状況可視化システムのハードウェア構成の一例を概念的に示す図
一実施形態による生産設備の生産状況可視化システムについて、表示装置に表示される表示内容の一例を示す図(その1)
一実施形態による生産設備の生産状況可視化システムについて、表示装置に表示される表示内容の一例を示す図(その2)
一実施形態による生産設備の生産状況可視化システムについて、表示装置に表示される表示内容の一例を示す図(その3)
一実施形態による生産設備の生産状況可視化システムについて、単位計画数を達成した場合の単位生産数と、単位計画数を達成していない場合の単位生産数と、単位計画数とに対応して設定される色の一例を示す図
一実施形態による生産設備の生産状況可視化システムについて、進捗数に対応して設定される色の一例を示す図
一実施形態による生産設備の生産状況可視化システムで実行される処理内容の一例を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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