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公開番号2024092775
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208926
出願日2022-12-26
発明の名称情報処理プログラム、情報処理方法、および情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人個人
主分類G06F 11/07 20060101AFI20240701BHJP(計算;計数)
要約【課題】ジョブフローを再起動する起点を設定し易くすること。
【解決手段】情報処理装置100は、ジョブフロー121を記憶する。情報処理装置100は、ジョブフロー121に実行順序が規定されたジョブ群の各ジョブの処理内容に基づいて、ジョブ群を複数のグループに分類する。情報処理装置100は、複数のグループの少なくともいずれかのグループに対応付けて、当該いずれかのグループに属するジョブの異常に応じてジョブフロー121を再起動する起点とするグループにおける先頭ジョブを示す情報を記憶する。情報処理装置100は、第1グループに分類した第1ジョブの異常を検出する。情報処理装置100は、第1ジョブの異常を検出した場合、第1グループに対応付けられた、第1ジョブの異常に応じてジョブフロー121を再起動する起点とする第2グループにおける先頭ジョブを起点に、ジョブフロー121を再起動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ジョブフローに実行順序が規定されたジョブ群の各ジョブの処理内容に基づいて、前記ジョブ群を複数のグループに分類し、
前記複数のグループの第1グループに分類した第1ジョブの異常を検出した場合、前記複数のグループの少なくともいずれかのグループに対応付けて、前記複数のグループのうち前記ジョブフローを再起動する起点とするグループにおいて実行順序が先頭であるジョブを示す情報を記憶する記憶部を参照して、前記第1グループに対応付けられた前記ジョブフローを再起動する起点とする第2グループにおいて実行順序が先頭であるジョブを示す情報に基づいて、前記第2グループにおいて実行順序が先頭であるジョブを起点に、前記ジョブフローを再起動する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記複数のグループの第2グループに分類した第2ジョブに先行する第3ジョブを、前記ジョブ群に追加する要求を受け付けたことに応じて、前記第3ジョブを、前記ジョブ群に追加し、
前記第3ジョブの処理内容に基づいて、前記第3ジョブを前記複数のグループの第3グループに分類し、
前記第3ジョブが、前記第3グループにおいて実行順序が先頭であるジョブとなる場合、前記記憶部に記憶された、前記第3グループにおいて実行順序が先頭であるジョブを示す情報を更新する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記記憶部は、前記複数のグループの少なくともいずれかのグループに対応付けて、前記ジョブフローを再起動する条件と、前記複数のグループのうち前記ジョブフローを再起動する起点とするグループにおいて実行順序が先頭であるジョブを示す情報とを記憶し、
検出した前記第1ジョブの異常が、前記第1グループに対応付けられた前記ジョブフローを再起動する条件を満たすか否かを判定する、
処理を前記コンピュータに実行させ、
前記再起動する処理は、
検出した前記第1ジョブの異常が、前記第1グループに対応付けられた前記ジョブフローを再起動する条件を満たすと判定した場合、前記記憶部を参照して、前記第1グループに対応付けられた前記ジョブフローを再起動する起点とする第2グループにおいて実行順序が先頭であるジョブを示す情報に基づいて、前記第2グループにおいて実行順序が先頭であるジョブを起点に、前記ジョブフローを再起動する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記複数のグループは、データソースからデータを収集する収集ジョブを分類する収集グループを含み、
前記分類する処理は、
前記ジョブ群に含まれる第5ジョブの処理内容に基づいて、前記第5ジョブが前記収集ジョブであると判定した場合、前記第5ジョブを前記収集グループに分類する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記複数のグループは、単一のジョブから処理結果を示すデータを取得して加工する加工ジョブを分類する加工グループを含み、
前記分類する処理は、
前記ジョブ群に含まれる第6ジョブの処理内容に基づいて、前記第6ジョブが前記加工ジョブであると判定した場合、前記第6ジョブを前記加工グループに分類する、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記複数のグループは、複数のジョブから処理結果を示すデータを取得して統合する統合ジョブを分類する統合グループを含み、
前記分類する処理は、
前記ジョブ群に含まれる第7ジョブの処理内容に基づいて、前記第7ジョブが前記統合ジョブであると判定した場合、前記第7ジョブを前記統合グループに分類する、ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記複数のグループは、データを取得してデータベースに格納する蓄積ジョブを分類する蓄積グループを含み、
前記分類する処理は、
前記ジョブ群に含まれる第8ジョブの処理内容に基づいて、前記第8ジョブが前記蓄積ジョブであると判定した場合、前記第8ジョブを前記蓄積グループに分類する、ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
ジョブフローに実行順序が規定されたジョブ群の各ジョブの処理内容に基づいて、前記ジョブ群を複数のグループに分類し、
前記複数のグループの第1グループに分類した第1ジョブの異常を検出した場合、前記複数のグループの少なくともいずれかのグループに対応付けて、前記複数のグループのうち前記ジョブフローを再起動する起点とするグループにおいて実行順序が先頭であるジョブを示す情報を記憶する記憶部を参照して、前記第1グループに対応付けられた前記ジョブフローを再起動する起点とする第2グループにおいて実行順序が先頭であるジョブを示す情報に基づいて、前記第2グループにおいて実行順序が先頭であるジョブを起点に、前記ジョブフローを再起動する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
【請求項9】
ジョブフローに実行順序が規定されたジョブ群の各ジョブの処理内容に基づいて、前記ジョブ群を複数のグループに分類し、
前記複数のグループの第1グループに分類した第1ジョブの異常を検出した場合、前記複数のグループの少なくともいずれかのグループに対応付けて、前記複数のグループのうち前記ジョブフローを再起動する起点とするグループにおいて実行順序が先頭であるジョブを示す情報を記憶する記憶部を参照して、前記第1グループに対応付けられた前記ジョブフローを再起動する起点とする第2グループにおいて実行順序が先頭であるジョブを示す情報に基づいて、前記第2グループにおいて実行順序が先頭であるジョブを起点に、前記ジョブフローを再起動する、
制御部を有することを特徴とする情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理プログラム、情報処理方法、および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ジョブフローに従って、ジョブ群を実行するシステムがある。ジョブ群のいずれかのジョブに異常が発生し、当該いずれかのジョブが終了した場合、ジョブフロー全体も一旦終了してしまうため、ジョブフローを再起動することが望まれる。
【0003】
先行技術としては、例えば、ジョブの新規エラーを検知し、同時期に複数のリカバリー候補を特定した場合、優先対応順位に基づいて、ジョブのリカバリー処理を実行するものがある。また、例えば、対象のジョブに対応付けられた監視対象の監視により取得した監視情報に基づいて変更した基準時刻または基準時間に基づいて、対象のジョブの異常に関する判定を行う技術がある。また、例えば、イベントの通知元のジョブの特定情報に対応するイベントの通知先のジョブの特定情報によって特定されるジョブを再実行する技術がある。また、例えば、システムの状態を、対象ジョブと対象ジョブが実行された際の依存関係があるジョブとが実行される前の状態に戻す技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-160817号公報
特開2019-139262号公報
特開2015-204036号公報
特開2022-133010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、いずれかのジョブに異常が発生した場合、異常が発生したジョブ、異常が発生したジョブの1つ前のジョブ、または、ジョブフローの先頭に存在するジョブなどのうち予め設定された起点となるジョブから、ジョブフローを再起動する手法が考えられる。しかしながら、上記手法では、ジョブフローを再起動する起点を適切に設定することが難しい。例えば、ジョブの数が膨大になるほど、ジョブフローを再起動する起点を設定または更新する際にかかる作業負担の増大化を招き、ジョブフローを再起動する起点を正しく設定または更新することが難しくなる傾向がある。
【0006】
1つの側面では、本発明は、ジョブフローを再起動する起点を設定し易くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの実施態様によれば、ジョブフローに実行順序が規定されたジョブ群の各ジョブの処理内容に基づいて、前記ジョブ群を複数のグループに分類し、前記複数のグループの第1グループに分類した第1ジョブの異常を検出した場合、前記複数のグループの少なくともいずれかのグループに対応付けて、前記複数のグループのうち前記ジョブフローを再起動する起点とするグループにおいて実行順序が先頭であるジョブを示す情報を記憶する記憶部を参照して、前記第1グループに対応付けられた前記ジョブフローを再起動する起点とする第2グループにおいて実行順序が先頭であるジョブを示す情報に基づいて、前記第2グループにおいて実行順序が先頭であるジョブを起点に、前記ジョブフローを再起動する情報処理プログラム、情報処理方法、および情報処理装置が提案される。
【発明の効果】
【0008】
一態様によれば、ジョブフローを再起動する起点を設定し易くすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態にかかる情報処理方法の一実施例を示す説明図である。
図2は、情報処理システム200の一例を示す説明図である。
図3は、情報処理装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図4は、情報処理装置100の機能的構成例を示すブロック図である。
図5は、ジョブフロー500の一例を示す説明図である。
図6は、ジョブフロー500を記憶する一例を示す説明図である。
図7は、属性情報管理テーブル700の記憶内容の一例を示す説明図である。
図8は、グループ情報管理テーブル800の記憶内容の一例を示す説明図である。
図9は、先頭情報管理テーブル900の記憶内容の一例を示す説明図である。
図10は、再起動情報管理テーブル1000の記憶内容の一例を示す説明図である。
図11は、実行履歴管理テーブル1100の記憶内容の一例を示す説明図である。
図12は、ジョブ群を複数のグループに分類する具体例を示す説明図(その1)である。
図13は、ジョブ群を複数のグループに分類する具体例を示す説明図(その2)である。
図14は、ジョブ群を複数のグループに分類する具体例を示す説明図(その3)である。
図15は、ジョブ群を複数のグループに分類する具体例を示す説明図(その4)である。
図16は、ジョブ群を複数のグループに分類する具体例を示す説明図(その5)である。
図17は、ジョブ群を複数のグループに分類する具体例を示す説明図(その6)である。
図18は、ジョブ群を複数のグループに分類する具体例を示す説明図(その7)である。
図19は、ジョブ群を複数のグループに分類する具体例を示す説明図(その8)である。
図20は、ジョブ群を複数のグループに分類する具体例を示す説明図(その9)である。
図21は、ジョブフロー500を再起動する具体例を示す説明図(その1)である。
図22は、ジョブフロー500を再起動する具体例を示す説明図(その2)である。
図23は、ジョブ群に新たなジョブを追加する具体例を示す説明図(その1)である。
図24は、ジョブ群に新たなジョブを追加する具体例を示す説明図(その2)である。
図25は、ジョブ群に新たなジョブを追加する具体例を示す説明図(その3)である。
図26は、ジョブ群に新たなジョブを追加する具体例を示す説明図(その4)である。
図27は、判定処理手順の一例を示すフローチャートである。
図28は、全体分類処理手順の一例を示すフローチャートである。
図29は、第1分類処理手順の一例を示すフローチャートである。
図30は、第2分類処理手順の一例を示すフローチャートである。
図31は、再起動処理手順の一例を示すフローチャートである。
図32は、追加処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図面を参照して、本発明にかかる情報処理プログラム、情報処理方法、および情報処理装置の実施の形態を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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