TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024105006
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2023009497
出願日2023-01-25
発明の名称パケット処理装置、パケット処理システムおよびパケット処理方法
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類H04L 47/625 20220101AFI20240730BHJP(電気通信技術)
要約【課題】パケット到着タイムスロットの推定精度の向上を図る。
【解決手段】制御部1bは、タイムスロットに対して非同期になり得るタイミングtaでパケットの到着量の第1のカウンタ値(0、20)の読み出しを行い、タイミングtaで読み出された第2のカウンタ値(0、20、5、15)と読み出し時刻とを収集し、収集した第2のカウンタ値(0、20、5、15)が並ぶデータ列d0を生成する。また、制御部1bは、データ列d0を同一期間長で分割した期間pd1、pd2に対し、期間pd1に含まれるデータ列d1と期間pd2に含まれるデータ列d2とを重畳させる。そして、制御部1bは、データ列d1のうちで第2のカウンタ値が1以上の時間帯t1と、データ列d2のうちで第2のカウンタ値が1以上の時間帯t2との中で共通する共通時間帯tcに対応するタイムスロットを、パケットが到着しているパケット到着タイムスロットと推定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
パケットの到着量をタイムスロットごとにカウントして第1のカウンタ値を求める計測部と、
前記タイムスロットに対して非同期になり得るタイミングで前記第1のカウンタ値の読み出しを行い、前記タイミングで読み出された第2のカウンタ値と読み出し時刻とを収集し、収集した前記第2のカウンタ値が前記タイミングで読み出された順に並ぶデータ列を生成し、
前記読み出し時刻にもとづいて前記データ列を複数の同一長の期間で分割し、分割した第1の期間と第2の期間に対し、前記第1の期間に含まれる第1のデータ列と前記第2の期間に含まれる第2のデータ列とを重畳させ、
前記第1のデータ列および前記第2のデータ列に含まれる前記第2のカウンタ値にそれぞれ対応する前記読み出し時刻にもとづき、前記第1のデータ列のうちで前記第2のカウンタ値が1以上の第1の時間帯と、前記第2のデータ列のうちで前記第2のカウンタ値が1以上の第2の時間帯との中で共通する共通時間帯を求め、前記共通時間帯に対応する前記タイムスロットを前記パケットが到着しているパケット到着タイムスロットと推定する制御部と、
を有するパケット処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
高優先パケットをバッファリングする高優先パケットバッファと、低優先パケットをバッファリングする低優先パケットバッファと、前記高優先パケットバッファの出力開閉を行う第1の出力ゲートと、前記低優先パケットバッファの出力開閉を行う第2の出力ゲートとを含むパケット伝送部をさらに備え、
前記パケット伝送部は、前記パケット到着タイムスロットに対して、前記第1の出力ゲートを開放して前記高優先パケットバッファから前記高優先パケットを送出し、前記第2の出力ゲートを閉鎖して前記低優先パケットバッファからの前記低優先パケットを非送出とする、請求項1記載のパケット処理装置。
【請求項3】
前記パケット伝送部は、前記高優先パケットバッファの前記第1の出力ゲートを開放し、前記低優先パケットバッファの前記第2の出力ゲートを閉鎖する前記タイムスロットが、前記高優先パケットのトラヒック周期にもとづいて設定されるゲートコントロールリストをさらに備える、請求項2記載のパケット処理装置。
【請求項4】
パケットの到着量をタイムスロットごとにカウントして第1のカウンタ値を求める計測部と、前記タイムスロットに対して非同期になり得るタイミングで前記第1のカウンタ値の読み出しを行い、前記タイミングで読み出された第2のカウンタ値と読み出し時刻とを収集し、収集した前記第2のカウンタ値が前記タイミングで読み出された順に並ぶデータ列を生成するデータ列生成部と、を含むパケット処理装置と、
前記読み出し時刻にもとづいて前記データ列を複数の同一長の期間で分割し、分割した第1の期間と第2の期間に対し、前記第1の期間に含まれる第1のデータ列と前記第2の期間に含まれる第2のデータ列とを重畳させ、前記第1のデータ列および前記第2のデータ列に含まれる前記第2のカウンタ値にそれぞれ対応する前記読み出し時刻にもとづき、前記第1のデータ列のうちで前記第2のカウンタ値が1以上の第1の時間帯と、前記第2のデータ列のうちで前記第2のカウンタ値が1以上の第2の時間帯との中で共通する共通時間帯を求め、前記共通時間帯に対応する前記タイムスロットを前記パケットが到着しているパケット到着タイムスロットと推定する制御部を含むサーバ装置と、
を有するパケット処理システム。
【請求項5】
コンピュータが、
パケットの到着量をタイムスロットごとにカウントして求められた第1のカウンタ値に対して、
前記タイムスロットに対して非同期になり得るタイミングで前記第1のカウンタ値の読み出しを行い、前記タイミングで読み出された第2のカウンタ値と読み出し時刻とを収集し、収集した前記第2のカウンタ値が前記タイミングで読み出された順に並ぶデータ列を生成し、
前記読み出し時刻にもとづいて前記データ列を複数の同一長の期間で分割し、分割した第1の期間と第2の期間に対し、前記第1の期間に含まれる第1のデータ列と前記第2の期間に含まれる第2のデータ列とを重畳させ、
前記第1のデータ列および前記第2のデータ列に含まれる前記第2のカウンタ値にそれぞれ対応する前記読み出し時刻にもとづき、前記第1のデータ列のうちで前記第2のカウンタ値が1以上の第1の時間帯と、前記第2のデータ列のうちで前記第2のカウンタ値が1以上の第2の時間帯との中で共通する共通時間帯を求め、前記共通時間帯に対応する前記タイムスロットを前記パケットが到着しているパケット到着タイムスロットと推定する、
パケット処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パケット処理装置、パケット処理システムおよびパケット処理方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
パケットネットワークは、複数のパケットスイッチによって経路制御等のパケット処理を行って所定の宛先へパケットを伝送する。また、パケットスイッチは、パケットが到着したタイムスロットにもとづいて、パケットの送出タイミングを制御してパケット伝送を行う場合がある。
【0003】
関連技術としては、例えば、パケットの受信タイミングに合わせて優先度の低いパケットの転送を所定時間停止する技術が提案されている。また、高優先パケットの周期の判定結果にもとづき、低優先パケットの透過をクローズするタイムスロットを決定する技術が提案されている。さらに、受信パケットのタイムスロットごとのパケット量から受信パケットの周期性パターンを特定し、特定した周期性パターンにもとづいて、受信したパケットを優先的に出力するタイムスロット区間の開閉制御を行う技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-162719号公報
特開2022-019278号公報
特開2018-125597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
パケットスイッチでは、例えば、タイムスロットごとにパケットの到着量をカウントしたカウンタ値を、タイムスロットに同期したタイミングで読み出すことでパケットが到着しているタイムスロット(パケット到着タイムスロット)を推定することが行われる。
【0006】
しかし、パケットスイッチ内のプロセス間の処理の競合等により、タイムスロットに対して読み出しタイミングがずれて読み出しタイミングが非同期になる場合がある。従来のパケットスイッチでは、タイムスロットに対して非同期の読み出しタイミングでカウンタ値を読み出すと、パケット到着タイムスロットを精度よく推定することが困難になる。
【0007】
1つの側面では、本発明は、パケット到着タイムスロットの推定精度を向上させたパケット処理装置、パケット処理システムおよびパケット処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、パケット処理装置が提供される。パケット処理装置は、パケットの到着量をタイムスロットごとにカウントして第1のカウンタ値を求める計測部と、タイムスロットに対して非同期になり得るタイミングで第1のカウンタ値の読み出しを行い、該タイミングで読み出された第2のカウンタ値と読み出し時刻とを収集し、収集した第2のカウンタ値が該タイミングで読み出された順に並ぶデータ列を生成し、読み出し時刻にもとづいてデータ列を複数の同一長の期間で分割し、分割した第1の期間と第2の期間に対し、第1の期間に含まれる第1のデータ列と第2の期間に含まれる第2のデータ列とを重畳させ、第1のデータ列および第2のデータ列に含まれる第2のカウンタ値にそれぞれ対応する読み出し時刻にもとづき、第1のデータ列のうちで第2のカウンタ値が1以上の第1の時間帯と、第2のデータ列のうちで第2のカウンタ値が1以上の第2の時間帯との中で共通する共通時間帯を求め、共通時間帯に対応するタイムスロットをパケットが到着しているパケット到着タイムスロットと推定する制御部と、を有する。
【0009】
また、上記課題を解決するために、上記パケット処理装置と同様の制御を実行するパケット処理システムが提供される。
さらに、上記課題を解決するために、コンピュータが上記パケット処理装置と同様の制御を実行するパケット処理方法が提供される。
【発明の効果】
【0010】
1側面によれば、パケット到着タイムスロットの推定精度を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

富士通株式会社
光信号増幅
1か月前
富士通株式会社
アバター制御
4日前
富士通株式会社
半導体デバイス
26日前
富士通株式会社
評価装置及び評価方法
18日前
富士通株式会社
生命体の感知方法と装置
27日前
富士通株式会社
半導体装置及び実装方法
11日前
富士通株式会社
介入方法及び介入プログラム
19日前
富士通株式会社
ヘテロ積層デバイスの製造方法
13日前
富士通株式会社
受信器および適応等化処理方法
1日前
富士通株式会社
生体の位置の検出方法及び装置
27日前
富士通株式会社
光通信装置および伝送制御方法
1か月前
富士通株式会社
自動探索的データ解析(EDA)
6日前
富士通株式会社
介入支援方法、介入支援プログラム
1か月前
富士通株式会社
電力分配回路、及び、電力合成回路
27日前
富士通株式会社
機器特定方法及び機器特定プログラム
27日前
富士通株式会社
セキュリティポリシーの判定及び適用
21日前
富士通株式会社
分散学習プログラム、方法、及び装置
13日前
富士通株式会社
深層信念ネットワークのトレーニング
1日前
富士通株式会社
施策決定方法及び施策決定プログラム
7日前
富士通株式会社
制御プログラム,制御方法及び制御装置
1か月前
富士通株式会社
パケット制御回路及びパケット制御方法
25日前
富士通株式会社
作業割当方法および作業割当プログラム
1か月前
富士通株式会社
信号の暗号化に関する方法及びシステム
1か月前
富士通株式会社
推定プログラム、推定方法および推定装置
18日前
富士通株式会社
プログラム、評価方法および情報処理装置
1か月前
富士通株式会社
監視プログラム,監視装置および監視方法
1か月前
富士通株式会社
オブジェクトの計数装置、方法及び電子機器
18日前
富士通株式会社
習熟度推定方法および習熟度推定プログラム
1か月前
富士通株式会社
施策評価支援方法及び施策評価支援プログラム
5日前
富士通株式会社
倫理学に基づくマルチモーダルユーザ投稿監視
1か月前
富士通株式会社
情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
15日前
富士通株式会社
推定プログラム、機械学習方法、及び推定装置
19日前
富士通株式会社
評価プログラム,評価方法および情報処理装置
21日前
富士通株式会社
乗降者カウントプログラムおよび情報処理装置
1日前
富士通株式会社
演算プログラム、演算方法、および情報処理装置
1日前
富士通株式会社
演算プログラム、演算方法、および情報処理装置
1日前
続きを見る