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公開番号2024102756
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006861
出願日2023-01-19
発明の名称制御プログラム,制御方法及び制御装置
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人真田特許事務所,個人
主分類G06F 9/50 20060101AFI20240724BHJP(計算;計数)
要約【課題】クラスタシステムの保証期間内において、最適なノードの組み合わせによって、クラスタシステムの安定稼働を実現する。
【解決手段】クラスタシステムを構成し得る各候補ノードでの推定消費電力と、推定性能と、各候補ノードの稼働時間に応じて変化する諸元とに基づいて、クラスタシステムの応答性能が要求性能を満たし、各候補ノードの残り寿命がクラスタシステムの保証期間を満たす候補ノードの組み合わせを抽出し、抽出された候補ノードの組み合わせの中から、クラスタシステムの消費電力量を最も少なくする候補ノードの組み合わせを、クラスタシステムの複数のノードとして選択する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
クラスタシステムを構成し得る各候補ノードでの推定消費電力と、推定性能と、前記各候補ノードの稼働時間に応じて変化する諸元とに基づいて、前記クラスタシステムの応答性能が要求性能を満たし、かつ、前記各候補ノードの残り寿命が前記クラスタシステムの保証期間を満たす候補ノードの組み合わせを抽出し、
抽出された前記候補ノードの前記組み合わせの中から、前記クラスタシステムの消費電力量を最も少なくする候補ノードの組み合わせを、前記クラスタシステムの複数のノードとして選択する、
処理をコンピュータに実行させる、制御プログラム。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記候補ノードの組み合わせを抽出する処理において、
前記諸元は、前記クラスタシステムに組み込まれるノードの残り寿命、及び前記稼働時間に応じて変化する予測故障率を含み、
前記ノードの残り寿命が前記クラスタシステムの保証期間を満たし、かつ、前記予測故障率が、所定の故障率以下となる、候補ノードの組み合わせを抽出する、
処理を前記コンピュータに実行させる、請求項１に記載の制御プログラム。
【請求項３】
複数の前記候補ノードについての負荷設定値の組み合わせに対して、前記各ノードを前記負荷設定値の組み合わせでそれぞれ稼働させることによって、前記推定消費電力と前記推定性能とを取得する、
処理を前記コンピュータに実行させる、請求項１または２に記載の制御プログラム。
【請求項４】
前記クラスタシステムの前記保証期間が、区切りによって複数の区分に分けられており、
前記複数の区分のそれぞれにおいて、前記クラスタシステムの応答性能が要求性能を満たし、かつ、前記各候補ノードの残り寿命が前記保証期間を満たす候補ノードの組み合わせを抽出し、
抽出した前記候補ノードの前記組み合わせの中から、前記保証期間における消費電力量を最も少なくするように、前記複数の区分のそれぞれにおいて、前記候補ノードの組み合わせを、前記複数のノードとして選択する、
処理を前記コンピュータに実行させる、請求項３に記載の制御プログラム。
【請求項５】
複数通りの周期に対して、それぞれの周期毎に前記複数のノードと前記負荷設定値とを選択する場合に、前記推定消費電力が最も少なくなる周期を、前記区切りとして選択する、
処理を前記コンピュータに実行させる、請求項４に記載の制御プログラム。
【請求項６】
クラスタシステムを構成し得る各候補ノードでの推定消費電力と、推定性能と、前記各候補ノードの稼働時間に応じて変化する諸元とに基づいて、前記クラスタシステムの応答性能が要求性能を満たし、かつ、前記各候補ノードの残り寿命が前記クラスタシステムの保証期間を満たす候補ノードの組み合わせを抽出し、
抽出された前記候補ノードの前記組み合わせの中から、前記クラスタシステムの消費電力量を最も少なくする候補ノードの組み合わせを、前記クラスタシステムの複数のノードとして選択する、
処理をコンピュータが実行する、制御方法。
【請求項７】
クラスタシステムを構成し得る各候補ノードでの推定消費電力と、推定性能と、前記各候補ノードの稼働時間に応じて変化する諸元とに基づいて、前記クラスタシステムの応答性能が要求性能を満たし、かつ、前記各候補ノードの残り寿命が前記クラスタシステムの保証期間を満たす候補ノードの組み合わせを抽出し、
抽出された前記候補ノードの前記組み合わせの中から、前記クラスタシステムの消費電力量を最も少なくする候補ノードの組み合わせを、前記クラスタシステムの複数のノードとして選択する、
プロセッサを備える、制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、制御プログラム，制御方法及び制御装置に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
複数のノードを備える計算機システムとして、クラスタシステムが知られている。クラスタシステムにおいては、ネットワークを介して接続された複数のノードを含むクラスタにおいて処理が実行される。
【０００３】
近年、各ノードを構成する機器の性能向上と、処理すべきデータ量の増大とに起因して、クラスタシステムにおける消費電力が増大している。従って、クラスタシステムにおいて省電力に対する要求が高くなっている。
【０００４】
例えば、クラスタシステムの推定性能が要求性能を満たし、かつ、クラスタシステムの推定消費電力が最も低くなるように、負荷設定値の組み合わせを選択する技術が知られている。
【０００５】
この従来技術によれば、種々の原因によってクラスタシステムの推定性能が要求性能を満足できない場合、または消費電力の増加が生じる場合等に、クラスタを構成するノードが入れ替えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
国際公開第２０１５／００８３５３号
特開平９－９１２５４号公報
特開２００５－１１２３７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
クラスタシステムの省電力を図る場合においても、クラスタシステムに含まれる各ノードの残り寿命がクラスタシステムの保証期間を満たし、安定的にクラスタシステムを稼働することが望ましい。
【０００８】
１つの側面では、クラスタシステムの保証期間内において、最適なノードの組み合わせによって、クラスタシステムの安定稼働を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
１つの側面では、制御プログラムは、クラスタシステムを構成し得る各候補ノードでの推定消費電力と、推定性能と、前記各候補ノードの稼働時間に応じて変化する諸元とに基づいて、前記クラスタシステムの応答性能が要求性能を満たし、かつ、前記各候補ノードの残り寿命が前記クラスタシステムの保証期間を満たす候補ノードの組み合わせを抽出し、抽出された前記候補ノードの前記組み合わせの中から、前記クラスタシステムの消費電力量を最も少なくする候補ノードの組み合わせを、前記クラスタシステムの複数のノードとして選択する、処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【００１０】
１つの側面では、クラスタシステムの保証期間内において、最適なノードの組み合わせによって、クラスタシステムの安定稼働を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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