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公開番号
2024145810
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023058323
出願日
2023-03-31
発明の名称
表示制御プログラム、方法、及び装置
出願人
富士通株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G09B
9/00 20060101AFI20241004BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】火災の発生を想定した避難訓練用のARにおいて、一酸化炭素濃度を可視化して重畳表示する場合でも、避難経路の視認性の低下を抑制する。
【解決手段】表示制御装置が、火災発生が想定された空間の各位置における一酸化炭素濃度のシミュレーション結果と、避難訓練者の視野範囲に対応する画角で空間を撮影した実画像とを取得し、空間の各位置に仮想的に配置する、単位体積当たりの一酸化炭素濃度を表す表示部品の各々について、表示部品が配置される空間での位置と、避難訓練者の位置との距離が近いほど高くなる透明度を決定し、決定した透明度で表した表示部品を実画像に重畳した重畳画像を、避難訓練者が装着する表示装置に表示するように制御する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
火災発生が想定された空間の各位置における一酸化炭素濃度のシミュレーション結果と、避難訓練者の視野範囲に対応する画角で前記空間を撮影した実画像とを取得し、
前記空間の各位置に仮想的に配置する、単位体積当たりの一酸化炭素濃度を表す表示部品の各々について、前記表示部品が配置される前記空間での位置と、前記避難訓練者の位置との距離が近いほど高くなる透明度を決定し、
決定した前記透明度で表した前記表示部品を前記実画像に重畳した重畳画像を、前記避難訓練者が装着する表示装置に表示するように制御する、
ことを含む処理をコンピュータに実行させる表示制御プログラム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記透明度を決定する処理は、予め定めた基準距離に対する前記表示部品と前記避難訓練者との距離の割合を算出し、前記割合が小さいほど高い透明度を決定することを含む請求項1に記載の表示制御プログラム。
【請求項3】
前記基準距離は、前記避難訓練者の視野範囲において、前記避難訓練者からの距離が最大となる位置と最小となる位置との距離である請求項2に記載の表示制御プログラム。
【請求項4】
前記最大となる位置及び前記最小となる位置は、前記実画像に前記表示部品を重畳表示した場合に、認識可能なサイズで前記表示部品が表示される位置として予め定めた位置である請求項3に記載の表示制御プログラム。
【請求項5】
前記避難訓練者の視野範囲は、前記空間のうち、前記実画像に含まれる範囲であり、
前記透明度を決定する処理は、前記視野範囲内に配置される前記表示部品の各々を対象に実行される、
請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の表示制御プログラム。
【請求項6】
前記表示部品は、前記単位体積に相当するキューブ形状であり、前記一酸化炭素濃度に応じて異なる色で表した表示部品である請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の表示制御プログラム。
【請求項7】
火災発生が想定された空間の各位置における一酸化炭素濃度のシミュレーション結果と、避難訓練者の視野範囲に対応する画角で前記空間を撮影した実画像とを取得し、
前記空間の各位置に仮想的に配置する、単位体積当たりの一酸化炭素濃度を表す表示部品の各々について、前記表示部品が配置される前記空間での位置と、前記避難訓練者の位置との距離が近いほど高くなる透明度を決定し、
決定した前記透明度で表した前記表示部品を前記実画像に重畳した重畳画像を、前記避難訓練者が装着する表示装置に表示するように制御する、
ことを含む処理をコンピュータが実行する表示制御方法。
【請求項8】
火災発生が想定された空間の各位置における一酸化炭素濃度のシミュレーション結果と、避難訓練者の視野範囲に対応する画角で前記空間を撮影した実画像とを取得する取得部と、
前記空間の各位置に仮想的に配置する、単位体積当たりの一酸化炭素濃度を表す表示部品の各々について、前記表示部品が配置される前記空間での位置と、前記避難訓練者の位置との距離が近いほど高くなる透明度を決定する決定部と、
決定した前記透明度で表した前記表示部品を前記実画像に重畳した重畳画像を、前記避難訓練者が装着する表示装置に表示するように制御する表示制御部と、
を含む表示制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
開示の技術は、表示制御プログラム、表示制御方法、及び表示制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、災害時の状況を疑似体験するためのシステムが提案されている。例えば、ユーザが携帯可能なポータブルデバイスのディスプレイがユーザの目の前に位置するように、ポータブルデバイスを保持するゴーグルを備えた疑似体験システムが提案されている。このシステムは、ユーザの目に対応する仮想カメラと、ユーザの視線に対応する仮想カメラの撮像方向に垂直な仮想スクリーンとを有する仮想空間を生成する。また、このシステムは、少なくとも仮想カメラと仮想スクリーンとの間に、災害時に生じる現象を表わす面を形成し、映像を仮想スクリーンに投影する。そして、このシステムは、ユーザの視点から仮想スクリーンを見たときの、形成された面及び投影された映像を仮想カメラにより撮像して、ディスプレイに表示するよう制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6043408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
火災の被害者の多くは、火災によって生じた一酸化炭素によるものが多い。そのため、火災の発生を想定した避難訓練時には、一酸化炭素に留意することが重要である。そこで、例えば、火災の発生を想定した避難訓練用のAR(Augmented Reality)として、現実には見えない一酸化炭素の濃度を可視化して、現実空間を撮影した実画像に重畳して、避難訓練者が装着したヘッドマウントディスプレイに表示することが考えられる。これにより、火災時の一酸化炭素に対する体験及び訓練をすることが可能となる。
【0005】
しかし、一酸化炭素を、例えば、その濃度に応じた有色のガスのような表現でARにより表現した場合、訓練者の視野範囲が現実よりも大きく遮られてしまい、避難経路の視認性が低下してしまい、有効な避難訓練を実施することができないという問題がある。
【0006】
一つの側面として、開示の技術は、火災の発生を想定した避難訓練用のARにおいて、一酸化炭素濃度を可視化して重畳表示する場合でも、避難経路の視認性の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一つの態様として、開示の技術は、火災発生が想定された空間の各位置における一酸化炭素濃度のシミュレーション結果と、避難訓練者の視野範囲に対応する画角で前記空間を撮影した実画像とを取得する。また、開示の技術は、前記空間の各位置に仮想的に配置する、単位体積当たりの一酸化炭素濃度を表す表示部品の各々について、前記表示部品が配置される前記空間での位置と、前記避難訓練者の位置との距離が近いほど高くなる透明度を決定する。そして、開示の技術は、決定した前記透明度で表した前記表示部品を前記実画像に重畳した重畳画像を、前記避難訓練者が装着する表示装置に表示するように制御する。
【発明の効果】
【0008】
一つの側面として、火災の発生を想定した避難訓練用のARにおいて、一酸化炭素濃度を可視化して重畳表示する場合でも、避難経路の視認性の低下を抑制することができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
火災シミュレーションシステムの概略構成図である。
火災発生時の一酸化炭素濃度のシミュレーションを説明するための図である。
表示制御装置の機能ブロック図である。
視野範囲と、配置されるキューブとの関係を示す図である。
透明度の算出を説明するための図である。
表示制御装置として機能するコンピュータの概略を示すブロック図である。
表示制御装置とHMDとシミュレーション装置との間の情報のやり取りを示すシーケンス図である。
表示制御処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の効果を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、開示の技術に係る実施形態の一例を説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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