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公開番号
2024141087
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023052542
出願日
2023-03-29
発明の名称
ネットワークシステムおよびネットワーク管理装置
出願人
富士通株式会社
代理人
インフォート弁理士法人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04L
43/0852 20220101AFI20241003BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】ユーザ端末とサーバとの間の遅延を計測する方法を提供する。
【解決手段】ネットワークシステム100は、基地局1、中継システムであるMEC基盤2及び管理装置である情報収集サーバ3を備える。中継システムは、複数のスイッチ21及びユーザ端末5にサービスを提供するサーバであるMECサーバ22を含む。各スイッチは、受信パケットの複製にタイムスタンプを付与した複製パケットを生成して管理装置に送信する。管理装置は、サーバからユーザ端末に向かう第1のパケットに対して第1のスイッチにより生成される第1の複製パケットを受信すると共に、第1のパケットに応じてユーザ端末からサーバに送信される第2のパケットに対して第1のスイッチにより生成される第2の複製パケットを受信し、第1の複製パケット及び第2の複製パケットに付与されているタイムスタンプの差分に基づいて、ユーザ端末と中継システムとの間の遅延時間を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザ端末を収容する基地局と、
前記基地局に接続する中継システムと、
前記中継システムに接続するネットワーク管理装置と、を備え、
前記中継システムは、受信パケットを転送する複数のスイッチおよび前記ユーザ端末にサービスを提供するサーバを含み、
各スイッチは、
受信パケットの複製にタイムスタンプを付与することで複製パケットを生成し、
生成した複製パケットを前記ネットワーク管理装置に送信し、
前記ネットワーク管理装置は、
前記サーバから前記ユーザ端末に向かう第1のパケットに対して前記複数のスイッチの中の第1のスイッチにより生成される第1の複製パケットを受信し、
前記第1のパケットに応じて前記ユーザ端末から前記サーバに送信される第2のパケットに対して前記第1のスイッチにより生成される第2の複製パケットを受信し、
前記第1の複製パケットに付与されているタイムスタンプと前記第2の複製パケットに付与されているタイムスタンプとの差分に基づいて、前記ユーザ端末と前記中継システムとの間のパケットの伝搬遅延時間を算出する
ことを特徴とするネットワークシステム。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記第1のスイッチは、前記複数のスイッチの中で前記基地局の最も近くに設けられているスイッチである
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
【請求項3】
前記ユーザ端末と前記サーバとの間で伝送される各パケットのヘッダには、シーケンス番号、確認応答番号、およびセグメント長を表す情報が設定され、
前記ネットワーク管理装置は、前記第2の複製パケットのヘッダに設定されている確認応答番号が、前記第1の複製パケットのヘッダに設定されているシーケンス番号とセグメント長との合計値と一致するときに、前記差分に基づいて、前記ユーザ端末と前記中継システムとの間のパケットの伝搬遅延時間を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
【請求項4】
前記中継システムは、MEC(Multi-access Edge Computing)基盤であり、
前記ネットワーク管理装置は、前記ユーザ端末と前記MEC基盤との間のアクセスネットワークにおけるパケットの伝搬遅延時間を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
【請求項5】
前記第2のパケットは、前記ユーザ端末が前記第1のパケットを受信したことに起因して生成される応答パケットまたは前記ユーザ端末が前記第1のパケットを受信したことを表すACK(Acknowledgement)パケットである
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
【請求項6】
前記ネットワーク管理装置は、
前記ユーザ端末から前記サーバに向かう第3のパケットに対して、前記複数のスイッチの中の第2のスイッチにより生成される第3の複製パケットを受信し、
前記第3のパケットに応じて前記サーバから前記ユーザ端末に送信される第4のパケットに対して前記第2のスイッチにより生成される第4の複製パケットを受信し、
前記第3の複製パケットに付与されているタイムスタンプと前記第4の複製パケットに付与されているタイムスタンプとの差分に基づいて、前記第2のスイッチと前記サーバとの間のパケットの伝搬遅延時間を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
【請求項7】
前記ネットワーク管理装置は、
前記ユーザ端末と前記サーバとの間の経路上にある2個のスイッチにより生成される2個の複製パケットを受信し、
前記2個の複製パケットにそれぞれ付与されているタイムスタンプの差分に基づいて、前記2個のスイッチ間のパケットの伝搬遅延時間を算出する
ことを特徴とする請求項6に記載のネットワークシステム。
【請求項8】
ユーザ端末を収容する基地局および前記基地局に接続する中継システムを備えるネットワークの遅延を計測するネットワーク管理装置であって、
前記中継システムは、受信パケットを転送する複数のスイッチおよび前記ユーザ端末にサービスを提供するサーバを含み、
各スイッチは、受信パケットの複製にタイムスタンプを付与することで複製パケットを生成して前記ネットワーク管理装置に送信する構成であり、
前記サーバから前記ユーザ端末に向かう第1のパケットに対して前記複数のスイッチの中の第1のスイッチにより生成される第1の複製パケット、および、前記第1のパケットに応じて前記ユーザ端末から前記サーバに送信される第2のパケットに対して前記第1のスイッチにより生成される第2の複製パケットを受信する通信インタフェースと、
前記第1の複製パケットに付与されているタイムスタンプと前記第2の複製パケットに付与されているタイムスタンプとの差分に基づいて、前記ユーザ端末と前記中継システムとの間のパケットの伝搬遅延時間を算出する遅延時間算出部と、
を備えるネットワーク管理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークシステムおよびネットワーク管理装置に係わる。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
次世代の移動通信システムにおいては、スマートフォンなどのユーザ端末だけでなく、自動車、産業機械、スマートメータ等の様々な機器が接続され得る。そして、モバイルブロードバンドの高速化(eMBB:enhanced Mobile Broadband)、超高信頼低遅延通信(URLLC:Ultra-Reliable and Low Latency Communication)、および大規模マシンタイプ通信(mMTC:massive Machine Type Communication)の実現が要求される。
【0003】
低遅延通信を実現する技術の1つとしてMEC(Multi-access Edge Computing)が提案されている。MECは、サーバを含むMEC基盤を、地理的にユーザに近い位置に設けることで、ユーザとサーバとの間の遅延を低減することができる。
【0004】
また、低遅延通信の実用化においては、遅延時間を計測する技術が必要となる。このため、パケットの伝搬遅延時間を計測する技術が提案されている。例えば、MEC基盤内の各スイッチは、受信パケットにタイムスタンプ情報を付与した複製パケットを生成する。そして、情報収集サーバは、各複製パケットに付与されているタイムスタンプ情報に基づいて、MEC基盤内の各スイッチ区間の遅延時間を計測する(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-090223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のように、MEC基盤内の各区間の遅延を計測する方法は知られている。ただし、この方法では、ユーザ端末とサーバとの間の遅延(或いは、無線アクセスネットワークの遅延)を計測することはできず、End-to-Endの遅延を検出できない。
【0007】
なお、ユーザ端末においてサーバの応答時間をモニタすることで、End-to-Endの遅延を計測することは可能である。ただし、この場合、ユーザ端末に、応答時間をモニタする機能を有するアプリケーションを実装する必要がある。また、この方法であっても、ユーザ端末とサーバとの間の遅延(或いは、無線アクセスネットワークの遅延)を計測することはできない。
【0008】
本発明の1つの側面に係わる目的は、ユーザ端末とサーバとの間の遅延を計測する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の1つの態様に係わるネットワークシステムは、ユーザ端末を収容する基地局と、前記基地局に接続する中継システムと、前記中継システムに接続するネットワーク管理装置と、を備える。前記中継システムは、受信パケットを転送する複数のスイッチおよび前記ユーザ端末にサービスを提供するサーバを含む。各スイッチは、受信パケットの複製にタイムスタンプを付与することで複製パケットを生成し、生成した複製パケットを前記ネットワーク管理装置に送信する。前記ネットワーク管理装置は、前記サーバから前記ユーザ端末に向かう第1のパケットに対して前記複数のスイッチの中の第1のスイッチにより生成される第1の複製パケットを受信し、前記第1のパケットに応じて前記ユーザ端末から前記サーバに送信される第2のパケットに対して前記第1のスイッチにより生成される第2の複製パケットを受信し、前記第1の複製パケットに付与されているタイムスタンプと前記第2の複製パケットに付与されているタイムスタンプとの差分に基づいて、前記ユーザ端末と前記中継システムとの間のパケットの伝搬遅延時間を算出する。
【発明の効果】
【0010】
上述の態様によれば、ユーザ端末とサーバとの間の遅延を計測できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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