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公開番号
2024172750
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023090681
出願日
2023-06-01
発明の名称
パケット処理装置、パケット処理方法およびプログラム
出願人
富士通株式会社
代理人
インフォート弁理士法人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06F
9/50 20060101AFI20241205BHJP(計算;計数)
要約
【課題】ネットワーク機能の動的な変更を可能にする。
【解決手段】コア10Aは、パケットに対して処理を実行して当該処理に対応する機能を提供する。割り当て部22Aは、機能毎に、機能を提供するコア10Aを割り当てる。付加部22Bは、割り当て部22Aにより割り当てられたコア10Aの識別情報を含むデータ列をパケットに付加する。但し、機能追加の指示を取得するまでは、付加部22Bは、識別情報とは区別される特定の情報を更に含むデータ列をパケットに付加する。機能追加の指示を取得したときは、付加部22Bは、取得した指示の対象である機能を提供することが割り当て部22Aにより割り当てられたコア10Aの識別情報を更に含むデータ列をパケットに付加する。コア10Aは、自身の識別情報を含むデータ列が付加されているパケットに対して、自身での提供が割り当てられた機能に対応する処理を実行する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
パケットを受信する受信部と、
それぞれが前記パケットに対して処理を実行して前記処理に対応する機能を提供する複数の実行部と、
前記機能毎に、前記機能を提供する前記実行部を割り当てる割り当て部と、
前記複数の実行部を個々に識別する識別情報であって前記割り当て部により割り当てられた前記実行部の前記識別情報を含むデータ列を前記パケットに付加する付加部であって、
機能追加の指示を取得するまでは、前記識別情報とは区別される特定の情報を更に含む前記データ列を前記パケットに付加し、
前記機能追加の指示を取得したときは、取得した前記指示の対象である前記機能を提供することが前記割り当て部により割り当てられた前記実行部の前記識別情報を更に含む前記データ列を前記パケットに付加する
前記付加部と、
を備え、
前記実行部は、自身の前記識別情報を含む前記データ列が付加されている前記パケットに対して、自身での提供が割り当てられた前記機能に対応する前記処理を実行する
ことを特徴とするパケット処理装置。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記付加部は、
前記機能追加の指示を取得するまでは、前記機能毎に割り当てられた前記実行部についての前記識別情報に前記特定の情報を1つずつ対応付けて該識別情報に続けて配置した該識別情報と該特定の情報との組み合わせを、前記機能に対応する前記処理についての前記パケットに対する実行順序に従った順番で先頭から並べた前記データ列を前記パケットに付加し、
前記機能追加の指示を取得したときは、割り当てられた前記機能の提供のために前記パケットに対して実行する前記処理の実行順序が、取得した前記指示の対象である前記機能に対応する前記処理の直前である前記実行部についての前記識別情報が含まれている前記組み合わせにおける前記特定の情報を、取得した前記指示の対象である前記機能の提供が割り当てられた前記実行部の前記識別情報に置き換えた前記データ列を前記パケットに付加する
ことを特徴とする請求項1に記載のパケット処理装置。
【請求項3】
前記実行部は、
前記パケットに付加されている前記データ列の先頭に配置されている先頭情報の判別を行い、
前記先頭情報が前記特定の情報であると判別した場合には、前記パケットに付加されている前記データ列において前記先頭情報の次に配置されている情報を前記先頭情報として前記判別を改めて行い、
前記先頭情報が自身の前記識別情報であると判別した場合には、前記データ列が付加されている前記パケットに対して、自身に割り当てられた前記機能に対応する前記処理を実行すると共に、先頭の配置位置から自身の前記識別情報の配置位置までの各情報の配置領域を削除した前記データ列が付加された該処理後の前記パケットを他の前記実行部に送付し、
前記先頭情報が、前記特定の情報ではなく、且つ、自身の前記識別情報でもない情報であると判別した場合には、前記データ列が付加されている前記パケットを他の前記実行部に送付する
ことを特徴とする請求項2に記載のパケット処理装置。
【請求項4】
前記機能のうちの1つを提供する実行部として前記複数の実行部のうちの2以上の実行部が割り当てられていたときに、取得した前記指示の対象である前記機能を前記2以上の実行部のうちの1つに割り当てる場合には、前記割り当て部は、前記2以上の実行部のうちの前記1つを、前記機能のうちの前記1つを提供する実行部としての割り当てから除外し、該除外から所定時間の経過後に、取得した前記指示の対象である前記機能を、前記2以上の実行部のうちの前記1つに割り当て、
前記所定時間は、1つの前記パケットに対しての前記複数の実行部による処理が開始されてから完了するまでに要する処理時間の最大値である、
ことを特徴とする請求項1に記載のパケット処理装置。
【請求項5】
前記割り当て部は、取得した前記指示の対象である前記機能を前記2以上の実行部のうちの前記1つに割り当てる場合には、前記機能のうちの前記1つを提供する実行部を、前記2以上の実行部のうちの前記1つ以外の残余の実行部から改めて割り当てることを特徴とする請求項4に記載のパケット処理装置。
【請求項6】
パケットを受信する受信部と、それぞれが前記パケットに対して処理を実行して前記処理に対応する機能を提供する複数の実行部と、コンピュータとを備えるパケット処理装置において、
前記機能毎に、前記機能を提供する前記実行部が割り当てられており、
前記複数の実行部を個々に識別する識別情報であって前記割り当てにより割り当てられた前記実行部の前記識別情報を含むデータ列を前記パケットに付加するときに、
機能追加の指示を取得するまでは、前記識別情報とは区別される特定の情報を更に含む前記データ列を前記パケットに付加し、
前記機能追加の指示を取得したときは、取得した前記指示の対象である前記機能を提供することが前記割り当てにより割り当てられた前記実行部の前記識別情報を更に含む前記データ列を前記パケットに付加する
処理を前記コンピュータが実行し、
前記実行部は、自身の前記識別情報を含む前記データ列が付加されている前記パケットに対して、自身での提供が割り当てられた前記機能に対応する前記処理を実行する
ことを特徴とするパケット処理方法。
【請求項7】
パケットを受信する受信部と、それぞれが前記パケットに対して処理を実行して前記処理に対応する機能を提供する複数の実行部と、コンピュータとを備えるパケット処理装置における前記コンピュータによって実行されるプログラムであって、
前記機能毎に、前記機能を提供する前記実行部を割り当てられており、
前記複数の実行部を個々に識別する識別情報であって前記割り当てにより割り当てられた前記実行部の前記識別情報を含むデータ列を前記パケットに付加するときに、
機能追加の指示を取得するまでは、前記識別情報とは区別される特定の情報を更に含む前記データ列を前記パケットに付加し、
前記機能追加の指示を取得したときは、取得した前記指示の対象である前記機能を提供することが前記割り当てにより割り当てられた前記実行部の前記識別情報を更に含む前記データ列を前記パケットに付加する
処理を前記コンピュータに実行させ、
前記実行部は、自身の前記識別情報を含む前記データ列が付加されている前記パケットに対して、自身での提供が割り当てられた前記機能に対応する前記処理を実行する
ことを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パケット処理装置、パケット処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
パケットのルーティングに関して、幾つかの技術が知られている(例えば、特許文献1~4参照)。
例えば、バケットに対する受信処理の各機能についての、マルチコアプロセッサが備える各コアへの割り当てを動的に変更することによって、機能の処理負荷を分散する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-136782号公報
特表2009-503933号公報
特開2002-354018号公報
特開2006-203403号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
パケット処理において、フィルタ機能や不正侵入検知機能などといった機能を追加するようなネットワーク機能の動的な変更、すなわち、パケットに対する処理を停止させずに継続しながらネットワーク機能の変更を行えるようにすることが望まれている。
【0005】
1つの側面において、本発明は、ネットワーク機能の動的な変更を可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの案では、パケット処理装置が、受信部と、複数の実行部と、割り当て部と、付加部とを備える。受信部はパケットを受信する。複数の実行部は、それぞれがパケットに対して処理を実行して当該処理に対応する機能を提供する。割り当て部は、当該機能毎に、当該機能を提供する実行部を割り当てる。付加部は、複数の実行部を個々に識別する識別情報であって割り当て部により割り当てられた実行部の識別情報を含むデータ列をパケットに付加する。但し、機能追加の指示を取得するまでは、付加部は、識別情報とは区別される特定の情報を更に含む当該データ列をパケットに付加する。一方、機能追加の指示を取得したときは、付加部は、取得した指示の対象である機能を提供することが割り当て部により割り当てられた実行部の識別情報を更に含む当該データ列をパケットに付加する。なお、実行部は、自身の識別情報を含むデータ列が付加されているパケットに対して、自身での提供が割り当てられた機能に対応する処理を実行する。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面によれば、マルチコアプロセッサを用いて提供するネットワーク機能の動的な変更が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
パケット処理装置のハードウェア構成例を示した図である。
割り当てテーブルの第1の例を示した図である。
ルーティングテーブルの第1の例を示した図である。
ルーティングヘッダが付加されたパケットの構造の第1の例を示した図である。
各コアでのパケットに対する処理の実行の様子の第1の例を示した図である。
各コアでのパケットに対する処理の実行の様子の第2の例を示した図である。
ルーティングヘッダが付加されたパケットの構造の第2の例を示した図である。
割り当てテーブルの第2の例を示した図である。
ルーティングテーブルの第2の例を示した図である。
割り当てテーブル更新処理の一例の処理内容を示したフローチャートである。
ルーティングテーブル更新処理の一例の処理内容を示したフローチャートである。
ルーティングヘッダ付加処理の一例の処理内容を示したフローチャートである。
制御部が行う処理の流れを示したシーケンス図(その1)である。
制御部が行う処理の流れを示したシーケンス図(その2)である。
ルーティングテーブルの更新例とルーティングヘッダの作成例とを示した図である。
ルーティングヘッダに応じたパケット処理の一例の処理内容を示したフローチャートである。
割り当てテーブルとルーティングテーブルとの組み合わせの例を示した図である。
各コアでのパケットに対する処理の実行の様子の第3の例を示した図である。
各コアでのパケットに対する処理の実行の様子の第4の例を示した図である。
各コアでのパケットに対する処理の実行の様子の第5の例を示した図である。
コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。
【0010】
まず、図1について説明する。図1は、パケット処理装置1のハードウェア構成例を示している。
(【0011】以降は省略されています)
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