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公開番号
2024176143
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023094433
出願日
2023-06-07
発明の名称
特定プログラム、特定方法、および情報処理装置
出願人
富士通株式会社
代理人
個人
主分類
G06F
30/17 20200101AFI20241212BHJP(計算;計数)
要約
【課題】特定の部位について新たな寸法を追加して、形状データの異なる部位間の寸法の関係性を導出すること。
【解決手段】情報処理装置101は、同一グループに分類された各形状データが示す形状に含まれる複数の部位のうち、中心点が定義された特定の部位について、第1の距離を算出する。例えば、情報処理装置101は、形状データ110内の特定の部位111について、中心点O
1
と直線115との距離b
1
、および中心点O
1
と直線116との距離c
1
を、第1の距離として算出する。情報処理装置101は、算出した第1の距離を各形状データ内の特定の部位の寸法情報に追加する。例えば、情報処理装置101は、特定の部位111について、第1の距離131(距離b
1
、距離c
1
)を寸法情報121に追加する。情報処理装置101は、グループ内の各形状データの部位ごとの寸法情報に基づいて、グループ内の形状データの異なる部位間の寸法の関係性を特定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
同一グループに分類された各形状データが示す形状に含まれる複数の部位のうち、中心点が定義された特定の部位について、前記各形状データにおける前記中心点と、当該中心点と同一の平面上の直線との第1の距離を算出し、
算出した前記第1の距離を前記各形状データ内の前記特定の部位の寸法情報に追加し、
前記グループ内の各形状データの部位ごとの前記寸法情報に基づいて、前記グループ内の前記形状データの異なる部位間の寸法の関係性を特定する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする特定プログラム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記特定の部位は、中心点、半径、中心角および端点が定義された曲線部である、ことを特徴とする請求項1に記載の特定プログラム。
【請求項3】
前記特定の部位は、中心点および半径が定義された、前記各形状データを貫通する、または、前記各形状データ上のくぼんだ、穴部である、ことを特徴とする請求項1に記載の特定プログラム。
【請求項4】
前記算出する処理は、
前記特定の部位が前記穴部の場合、前記穴部の中心点と、前記各形状データにおける当該中心点と同一の平面上の他の穴部の中心点との第2の距離をさらに算出し、
前記追加する処理は、
算出した前記第2の距離を前記各形状データ内の前記特定の部位の寸法情報にさらに追加する、
ことを特徴とする請求項3に記載の特定プログラム。
【請求項5】
複数の形状データそれぞれの形状データから、中心点および半径が定義された、前記形状データを貫通する、または、前記形状データ上のくぼんだ、穴部の寸法情報を削除し、
前記穴部の寸法情報を削除した削除後の前記複数の形状データそれぞれの形状データを、各座標軸方向の成分ごとに正規化して単位形状データを作成し、
作成した前記それぞれの形状データの単位形状データに基づいて、前記複数の形状データを分類する、
処理を前記コンピュータに実行させ、
前記同一グループに分類された各形状データは、前記分類する処理により分類したグループ内の形状データである、
ことを特徴とする請求項1に記載の特定プログラム。
【請求項6】
前記グループ内の形状データに対応する単位形状データと対応付けて、特定した前記寸法の関係性を示す情報を出力する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の特定プログラム。
【請求項7】
同一グループに分類された各形状データが示す形状に含まれる複数の部位のうち、中心点が定義された特定の部位について、前記各形状データにおける前記中心点と、当該中心点と同一の平面上の直線との第1の距離を算出し、
算出した前記第1の距離を前記各形状データ内の前記特定の部位の寸法情報に追加し、
前記グループ内の各形状データの部位ごとの前記寸法情報に基づいて、前記グループ内の前記形状データの異なる部位間の寸法の関係性を特定する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする特定方法。
【請求項8】
同一グループに分類された各形状データが示す形状に含まれる複数の部位のうち、中心点が定義された特定の部位について、前記各形状データにおける前記中心点と、当該中心点と同一の平面上の直線との第1の距離を算出し、
算出した前記第1の距離を前記各形状データ内の前記特定の部位の寸法情報に追加し、
前記グループ内の各形状データの部位ごとの前記寸法情報に基づいて、前記グループ内の前記形状データの異なる部位間の寸法の関係性を特定する、
制御部を有することを特徴とする情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、特定プログラム、特定方法、および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、3D(Dimensions)形状の設計や製図には多くの工数がかかるため、過去の3D形状データを利用した流用設計が行われる場合がある。一方で、過去の3D形状データは、分類が不十分であることが多く、似たような形状も大量に存在するため、新規に既存品の類似形状の設計を行う際には、過去の3D形状データを適切に分類して、設計物の標準化を行うことが望ましい。例えば、過去の3D形状データを適切に分類して、3D形状の部位間の寸法の関係性(パラメトリックモデル)を導出することができれば、パラメトリック設計を行うことができる。
【0003】
先行技術としては、標準部品をパラメトリックに創成するためのCAD(コンピュータ支援設計)システムがある。また、入力された形状モデルに追加された部分形状を差分形状として取得し、差分形状と類似する形状を複数個の基本形状から検索し、差分形状の形状パラメータを抽出し、差分形状の形状パラメータが、検索された基本形状の設計ルールを満足するかを判断する技術がある。また、スケッチ機能を含むパラメトリック機能履歴を使用してオブジェクトの編集可能なモデルを準備し、滑らかな曲線の押し出しバージョンを組み合わせて、境界表現形式でオブジェクトの3Dモデルを形成し、スケッチ機能に関するユーザ入力に応答して平滑曲線のサブセットを再形成する技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-182391号公報
特開2010-211434号公報
米国特許出願公開第2020/0151286号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、曲線部や穴などを含む3D形状データについて、3D形状データの異なる部位間の寸法の関係性を適切に導出することができず、設計意図を反映したパラメトリックモデルを構築することが難しい。
【0006】
一つの側面では、本発明は、特定の部位について新たな寸法を追加して、形状データの異なる部位間の寸法の関係性を導出することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの実施態様では、同一グループに分類された各形状データが示す形状に含まれる複数の部位のうち、中心点が定義された特定の部位について、前記各形状データにおける前記中心点と、当該中心点と同一の平面上の直線との第1の距離を算出し、算出した前記第1の距離を前記各形状データ内の前記特定の部位の寸法情報に追加し、前記グループ内の各形状データの部位ごとの前記寸法情報に基づいて、前記グループ内の前記形状データの異なる部位間の寸法の関係性を特定する、特定プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一側面によれば、特定の部位について新たな寸法を追加して、形状データの異なる部位間の寸法の関係性を導出することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態にかかる特定方法の一実施例を示す説明図である。
図2は、情報処理システム200のシステム構成例を示す説明図である。
図3は、モデル生成装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図4は、3D形状DB220の記憶内容の一例を示す説明図である。
図5は、標準形状DB230の記憶内容の一例を示す説明図(その1)である。
図6は、モデル生成装置201の機能的構成例を示すブロック図である。
図7は、単位3D形状データの作成例を示す説明図である。
図8は、3D形状データの分類例を示す説明図である。
図9は、弧形のエッジ部の一例を示す説明図である。
図10Aは、穴部の一例を示す説明図(その1)である。
図10Bは、穴部の一例を示す説明図(その2)である。
図11Aは、モデル生成装置201の動作例を示す説明図(その1)である。
図11Bは、モデル生成装置201の動作例を示す説明図(その2)である。
図12は、穴部に関する新たな寸法の算出例を示す説明図である。
図13は、3D形状データの一例を示す説明図である。
図14は、新たな寸法の算出例を示す説明図(その1)である。
図15は、新たな寸法の算出例を示す説明図(その2)である。
図16は、3D形状データ内の部位の寸法の一例を示す説明図である。
図17は、部位間の寸法の関係性を示す関係式の構築例を示す説明図である。
図18は、穴位置モデルの具体例をあらわす説明図である。
図19Aは、穴部の配置例を示す説明図(その1)である。
図19Bは、穴部の配置例を示す説明図(その2)である。
図19Cは、穴部の配置例を示す説明図(その3)である。
図20は、モデル生成装置201の事前準備処理手順の一例を示すフローチャートである。
図21は、単位形状作成処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
図22は、モデル生成装置201の標準形状登録処理手順の一例を示すフローチャートである。
図23は、形状分類処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
図24は、対応付け処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
図25は、向き合わせ処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
図26は、寸法情報追加処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。
図27は、寸法情報追加処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
図28は、関係式構築処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
図29は、穴位置モデル構築処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、本発明にかかる特定プログラム、特定方法、および情報処理装置の実施の形態を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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