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公開番号2024179842
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023099059
出願日2023-06-16
発明の名称プログラム、情報処理方法および情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類G06V 10/22 20220101AFI20241219BHJP(計算;計数)
要約【課題】書類に対するサインの記入有無を効率的に判別する。
【解決手段】処理部12は、複数の用紙を含む書類30のスキャン指示を受け付けると、書類30の1枚目の用紙に表記されている第1のコード情報を読み取る。処理部12は、第1のコード情報に対応するサイン用紙の順番とサイン用紙におけるサイン箇所の座標情報とサイン箇所へのサインが必須か任意かを示す制御情報とを記憶部11から取得する。処理部12は、第1の書類に含まれる複数の用紙それぞれに対するスキャン処理を順に実行し、サイン用紙の順番に達すると、座標情報および制御情報に基づいてサインが必須であるサイン箇所41aをサイン用紙の画像41から特定する。処理部12は、サイン箇所41aにサインがあるか否かを判定する。処理部12は、サイン箇所41aにサインがないと判定するとエラーを出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータに、
複数の用紙を含む第1の書類のスキャン指示を受け付けると、前記第1の書類の1枚目の用紙に表記されている第1のコード情報を読み取り、
複数のコード情報それぞれに対応付けて、当該コード情報に対応する書類のうちのサインが記入されるサイン用紙が先頭の用紙から何枚目かを示す順番と、当該サイン用紙におけるサイン箇所の座標情報と、前記サイン箇所に対するサインが必須か任意かを表す制御情報とを記憶する記憶部から、前記第1のコード情報に対応する前記サイン用紙の順番と前記座標情報と前記制御情報とを取得し、
前記第1の書類に含まれる前記複数の用紙それぞれに対するスキャンを順に実行し、前記サイン用紙の順番に達すると、前記座標情報および前記制御情報に基づいてサインが必須である第1のサイン箇所を前記サイン用紙の画像から特定し、前記第1のサイン箇所にサインがあるか否かを判定し、前記第1のサイン箇所にサインがないと判定するとエラーを出力する、
処理を実行させるプログラム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記エラーの出力では、必須のサインが記入されていない前記サイン用紙の画像に関連付けて第1のエラーメッセージを出力するとともに、前記第1の書類において必須のサインが記入されていない前記サイン用紙があることを示す第2のエラーメッセージを出力する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1記載のプログラム。
【請求項3】
前記サイン用紙には、前記サイン用紙であることを示すマークが予め印字されており、
前記記憶部から取得した前記サイン用紙の順番に対応する用紙の画像に、前記マークが含まれるか否かを判定し、前記マークが含まれない場合、前記サイン用紙を検出できないことを示すエラーを出力する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1記載のプログラム。
【請求項4】
前記座標情報および前記制御情報に基づいて、前記第1のサイン箇所に関連付けられる第2のサイン箇所であって、サインが任意である前記第2のサイン箇所を、前記サイン用紙の画像または前記第1の書類に含まれる他のサイン用紙の画像から特定し、
前記第1のサイン箇所にサインを記入する署名者の属性情報に基づいて、前記第2のサイン箇所をサインが必須である前記サイン箇所として扱うか否かを判定する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1記載のプログラム。
【請求項5】
前記属性情報は、前記署名者の年齢である、
請求項4記載のプログラム。
【請求項6】
コンピュータが、
複数の用紙を含む第1の書類のスキャン指示を受け付けると、前記第1の書類の1枚目の用紙に表記されている第1のコード情報を読み取り、
複数のコード情報それぞれに対応付けて、当該コード情報に対応する書類のうちのサインが記入されるサイン用紙が先頭の用紙から何枚目かを示す順番と、当該サイン用紙におけるサイン箇所の座標情報と、前記サイン箇所に対するサインが必須か任意かを表す制御情報とを記憶する記憶部から、前記第1のコード情報に対応する前記サイン用紙の順番と前記座標情報と前記制御情報とを取得し、
前記第1の書類に含まれる前記複数の用紙それぞれに対するスキャンを順に実行し、前記サイン用紙の順番に達すると、前記座標情報および前記制御情報に基づいてサインが必須である第1のサイン箇所を前記サイン用紙の画像から特定し、前記第1のサイン箇所にサインがあるか否かを判定し、前記第1のサイン箇所にサインがないと判定するとエラーを出力する、
情報処理方法。
【請求項7】
複数のコード情報それぞれに対応付けて、当該コード情報に対応する書類のうちのサインが記入されるサイン用紙が先頭の用紙から何枚目かを示す順番と、当該サイン用紙におけるサイン箇所の座標情報と、前記サイン箇所に対するサインが必須か任意かを表す制御情報とを記憶する記憶部と、
複数の用紙を含む第1の書類のスキャン指示を受け付けると、前記第1の書類の1枚目の用紙に表記されている第1のコード情報を読み取り、前記第1のコード情報に対応する前記サイン用紙の順番と前記座標情報と前記制御情報とを前記記憶部から取得し、前記第1の書類に含まれる前記複数の用紙それぞれに対するスキャンを順に実行し、前記サイン用紙の順番に達すると、前記座標情報および前記制御情報に基づいてサインが必須である第1のサイン箇所を前記サイン用紙の画像から特定し、前記第1のサイン箇所にサインがあるか否かを判定し、前記第1のサイン箇所にサインがないと判定するとエラーを出力する処理部と、
を有する情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はプログラム、情報処理方法および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
現在、紙文書を電子化して保存する情報処理システムが利用されている。例えば、病院等での診療において、回送された紙の文書に印字された内容情報および識別情報を読み込むとともに、電子カルテと関連付けを行う医療管理装置の提案がある。
【0003】
また、医療行為を実施する際に必要となる帳票の管理を行う医療帳票管理システムの提案もある。提案の医療帳票管理システムは、帳票に対する署名の完了状況を示す情報を患者毎に表示し、帳票に対する署名の実行に応じて署名の完了状況を示す情報を更新する。
【0004】
なお、ペンなどによって紙に記入されたストロークを記入時刻、記入者などの情報も含めて電子的に管理する回覧文書管理システムの提案がある。提案の回覧文書管理システムは、ストロークに承認状況を表す属性を付けることによって、ストローク単位で承認状況を把握可能にする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-205477号公報
特開2017-191514号公報
特開2008-20974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
複数の用紙がまとめられて1つの書類として管理されることがある。また、書類に含まれる複数の用紙のうちの一部の用紙にサインが記入されることがある。例えば、医療現場で用いられる書類には、患者への医療行為の説明用紙や患者のサインの記入用紙など、複数の用紙が含まれ得る。また、使用される書類には複数の種類がある。書類の内の何枚目にサイン用紙があるか、当該サイン用紙の何れの位置にサインが記入されるべき箇所があるかなどは、書類の種類ごとに相違し得る。
【0007】
このため、書類に含まれる複数の用紙の電子化の作業を行う作業者にとって、当該書類に対して記入されるべきサインが適切に記入されているか否かの判断は容易でないという問題がある。
【0008】
1つの側面では、本発明は、書類に対するサインの記入有無を効率的に判別可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
1つの態様では、プログラムが提供される。このプログラムは、コンピュータに次の処理を実行させる。コンピュータは、複数の用紙を含む第1の書類のスキャン指示を受け付けると、第1の書類の1枚目の用紙に表記されている第1のコード情報を読み取る。コンピュータは、複数のコード情報それぞれに対応付けて、当該コード情報に対応する書類のうちのサインが記入されるサイン用紙が先頭の用紙から何枚目かを示す順番と、当該サイン用紙におけるサイン箇所の座標情報と、サイン箇所に対するサインが必須か任意かを表す制御情報とを記憶する記憶部から、第1のコード情報に対応するサイン用紙の順番と座標情報と制御情報とを取得する。コンピュータは、第1の書類に含まれる複数の用紙それぞれに対するスキャンを順に実行し、サイン用紙の順番に達すると、座標情報および制御情報に基づいてサインが必須である第1のサイン箇所をサイン用紙の画像から特定し、第1のサイン箇所にサインがあるか否かを判定し、第1のサイン箇所にサインがないと判定するとエラーを出力する。
【0010】
また、1つの態様では、コンピュータが実行する情報処理方法が提供される。また、1つの態様では、記憶部と処理部とを有する情報処理装置が提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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