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公開番号2024168862
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085881
出願日2023-05-25
発明の名称情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類G06F 8/65 20180101AFI20241128BHJP(計算;計数)
要約【課題】優先適用対象のパッチを効率的に判断可能にする。
【解決手段】処理部は、プログラムのロード時に、プログラムに含まれる複数の関数それぞれと当該関数に対応する実行コードが配置されるメモリブロックとを対応付ける対応情報を作成する。処理部は、プログラムの実行コードに関連する複数のメモリブロックをアクセス禁止に設定する。処理部は、プログラムの実行時に、アクセス禁止に設定されたメモリブロックへのアクセスを検出すると、当該メモリブロックのアクセス禁止を解除する。処理部は、アクセス禁止が解除されたメモリブロックを示すブロック情報を取得する。処理部は、複数の関数のうち、脆弱性情報を基に特定される第1関数を示す情報と対応情報とブロック情報とに基づいて、プログラムに対し、当該脆弱性情報で示される脆弱性に関するパッチを優先的な適用の対象とするか否かを判断する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータに、
プログラムのロード時に、前記プログラムに含まれる複数の関数それぞれと当該関数に対応する実行コードが配置されるメモリブロックとを対応付ける対応情報を作成し、
前記プログラムの実行コードに関連する複数のメモリブロックをアクセス禁止に設定し、
前記プログラムの実行時に、アクセス禁止に設定された前記メモリブロックへのアクセスを検出すると、当該メモリブロックの前記アクセス禁止を解除し、
前記アクセス禁止が解除された前記メモリブロックを示すブロック情報を取得し、
前記複数の関数のうち、脆弱性情報を基に特定される第1関数を示す情報と前記対応情報と前記ブロック情報とに基づいて、前記プログラムに対し、前記脆弱性情報で示される脆弱性に関するパッチを優先的な適用の対象とするか否かを判断する、
処理を実行させる情報処理プログラム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記アクセス禁止に設定された前記メモリブロックへのアクセスを例外として検出する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記対応情報に基づいて、前記第1関数に対応する実行コードが配置される第1メモリブロックを特定し、前記ブロック情報に基づいて、前記第1メモリブロックの前記アクセス禁止が解除されているか否かを判定し、
前記第1メモリブロックの前記アクセス禁止が解除されている場合、前記パッチを優先的な適用の対象とすると判断し、前記第1メモリブロックの前記アクセス禁止が解除されていない場合、前記パッチを優先的な適用の対象外とすると判断する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記コンピュータの停止または前記プログラムの実行停止の際に、揮発性の第1記憶装置に記憶される前記ブロック情報を不揮発性の第2記憶装置に保存し、
前記コンピュータの起動または前記プログラムの実行開始の際に、前記第2記憶装置に保存される前記ブロック情報を読み出し、前記ブロック情報を前記第1記憶装置に格納する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記脆弱性情報は、第1プログラム部品に対して発見された脆弱性を示し、
前記脆弱性情報、および、前記複数の関数それぞれと当該関数で使用されるプログラム部品との対応関係を示す情報に基づいて、前記第1プログラム部品が使用される前記第1関数を特定する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
コンピュータが、
プログラムのロード時に、前記プログラムに含まれる複数の関数それぞれと当該関数に対応する実行コードが配置されるメモリブロックとを対応付ける対応情報を作成し、
前記プログラムの実行コードに関連する複数のメモリブロックをアクセス禁止に設定し、
前記プログラムの実行時に、アクセス禁止に設定された前記メモリブロックへのアクセスを検出すると、当該メモリブロックの前記アクセス禁止を解除し、
前記アクセス禁止が解除された前記メモリブロックを示すブロック情報を取得し、
前記複数の関数のうち、脆弱性情報を基に特定される第1関数を示す情報と前記対応情報と前記ブロック情報とに基づいて、前記プログラムに対し、前記脆弱性情報で示される脆弱性に関するパッチを優先的な適用の対象とするか否かを判断する、
情報処理方法。
【請求項7】
プログラムに含まれる複数の関数それぞれと当該関数に対応する実行コードが配置されるメモリブロックとを対応付ける対応情報を記憶する記憶部と、
前記プログラムのロード時に前記対応情報を作成し、前記プログラムの実行コードに関連する複数のメモリブロックをアクセス禁止に設定し、前記プログラムの実行時に、アクセス禁止に設定された前記メモリブロックへのアクセスを検出すると、当該メモリブロックのアクセス禁止を解除し、前記アクセス禁止が解除された前記メモリブロックを示すブロック情報を取得し、前記複数の関数のうち、脆弱性情報を基に特定される第1関数を示す情報と前記対応情報と前記ブロック情報とに基づいて、前記プログラムに対し、前記脆弱性情報で示される脆弱性に関するパッチを優先的な適用の対象とするか否かを判断する処理部と、
を有する情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
ソフトウェアに脆弱性が発見されると、ソフトウェアの開発元などにより、脆弱性対策のためのパッチの提供が行われる。そこで、パッチの適用によりソフトウェアを更新するための技術が考えられている。
【0003】
例えば、アプリケーションソフトウェアの起動回数を示す起動情報に基づいて当該アプリケーションソフトウェアを更新すべきか否かを自動判定し、更新条件を満たすものであるときには、最新のアプリケーションソフトウェアに自動更新する方法の提案がある。
【0004】
また、コンピュータなどのエンドポイントにおいて、実行可能コンテンツの使用を監視し、実行可能コンテンツの使用頻度を示すスコアを計算し、当該スコアに基づいて実行可能コンテンツに対するパッチ適用を選択的に実行する方法の提案がある。
【0005】
また、計算器によって、顧客別のデータセットの形態の、ソフトウェア製品のライセンスオプションの使用に関する動作特性数を収集する方法の提案がある。提案の方法では、計算器によって、このデータセットを評価することによって、アップデートを必要としているソフトウェア製品のコンポーネントを求め、アップデートを実行する。
【0006】
なお、透過的にパッチが適用されたシードデータテーブルを使用してデータベース環境をオンラインでアップグレードするシステムの提案がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2004-355563号公報
米国特許出願公開第2012/0054729号明細書
特開2015-141719号公報
米国特許出願公開第2014/0101645号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ソフトウェアのプログラムに含まれる一部の関数に関連するパッチの提供が行われることがある。しかし、パッチの適用時には、これまで動作していたプログラムが動作しなくなる可能性があり、提供されるパッチを無暗に適用することは好ましくない。
【0009】
そこで、例えばデバッガなどによりプログラム実行時に関数の呼び出しのたびに当該関数の呼び出し履歴を記録し、新たな脆弱性の情報が取得された際には、当該呼び出し履歴を基に、実際に実行された関数に関連するパッチのみを至急適用する方法が考えられる。
【0010】
しかし、この方法では、関数の呼び出しのたびに呼び出し履歴が記録される。このため、呼び出し履歴の記録のための処理負荷がプログラムの実行速度に影響を及ぼしたり、呼び出し履歴を保持するためのメモリ消費量が多くなったりするという問題がある。
(【0011】以降は省略されています)

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