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公開番号2024145378
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057701
出願日2023-03-31
発明の名称ネットワーク装置及びモデル学習方法
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人フィールズ国際特許事務所
主分類H04L 41/16 20220101AFI20241004BHJP(電気通信技術)
要約【課題】品質情報を精度良く推定することを可能とするネットワーク装置及びモデル学習方法を提供する。
【解決手段】ネットワークを介してアプリケーション装置から端末装置に対して送信された第1パケットのキャプチャ装置における取得状況から端末装置における第1パケットの第1バッファ残量を算出するバッファ算出部と、算出した第1バッファ残量と、ネットワークにおける第1パケットの通信状態を示す第1通信状態情報と、端末装置における第1パケットの出力に関する品質を示す第1品質情報とを含む教師データを学習することによって学習モデルを生成するモデル学習部と、を有する。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
ネットワークを介してアプリケーション装置から端末装置に対して送信された第1パケットのキャプチャ装置における取得状況から前記端末装置における前記第1パケットの第1バッファ残量を算出するバッファ算出部と、
算出した前記第1バッファ残量と、前記ネットワークにおける前記第1パケットの通信状態を示す第1通信状態情報と、前記端末装置における前記第1パケットの出力に関する品質を示す第1品質情報とを含む教師データを学習することによって学習モデルを生成するモデル学習部と、を有する、
ことを特徴とするネットワーク装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記第1パケットは、前記アプリケーション装置から前記端末装置に対して配信される動画データを構成するパケットであり、
前記第1品質情報は、前記端末装置における前記動画データについてのQoE(Quality of Experience)を示す情報である、
ことを特徴とするネットワーク装置。
【請求項3】
請求項1において、さらに、
前記キャプチャ装置から送信された前記第1パケットを取得するパケット取得部を有し、
前記バッファ算出部は、前記パケット取得部における前記第1パケットの取得状況から前記第1バッファ残量を算出する、
ことを特徴とするネットワーク装置。
【請求項4】
請求項3において、さらに、
前記パケット取得部における前記第1パケットの取得状況から前記第1通信状態情報を算出する通信分析部を有する、
ことを特徴とするネットワーク装置。
【請求項5】
請求項1において、
前記キャプチャ装置は、前記キャプチャ装置における前記第1パケットの取得状況から前記第1通信状態情報を生成し、さらに、
前記キャプチャ装置から送信された前記第1通信状態情報を取得する情報取得部を有する、
ことを特徴とするネットワーク装置。
【請求項6】
請求項1において、
前記バッファ算出部は、
前記キャプチャ装置における前記第1パケットの取得状況から前記第1パケットのトラフィック量の推移状態を判定し、
判定した前記推移状態に応じて、前記第1バッファ残量を算出する、
ことを特徴とするネットワーク装置。
【請求項7】
請求項6において、
前記バッファ算出部は、前記推移状態が前記第1パケットのバースト送信が行われていることを示す第1推移状態であると判定した場合、前記推移状態が前記第1推移状態になってからの前記第1パケットのトラフィック量についての第1累積値を前記第1バッファ残量として算出する、
ことを特徴とするネットワーク装置。
【請求項8】
請求項7において、
前記バッファ算出部は、前記推移状態が前記第1推移状態であると判定した後、前記推移状態が、前記バースト送信が行われていないことを示し、かつ、前記アプリケーション装置から前記端末装置に対する前記第1パケットの送信が制限されていないことを示す第2推移状態に変化したと判定した場合、前記推移状態が前記第1推移状態であった時間帯における前記第1パケットのトラフィック量についての第2累積値を、前記第1バッファ残量として算出する、
ことを特徴とするネットワーク装置。
【請求項9】
請求項8において、
前記バッファ算出部は、
前記推移状態が前記第2推移状態であった時間帯における単位時間あたりの前記第1パケットのトラフィック量についての平均値を算出し、
前記推移状態が前記第2推移状態であると判定した後、前記推移状態が、前記バースト送信が行われていないことを示し、かつ、前記アプリケーション装置から前記端末装置に対する前記第1パケットの送信が制限されていることを示す第3推移状態に変化した判定した場合、前記第2累積値と、前記平均値と、前記推移状態が前記第3推移状態になってからの経過時間と、前記推移状態が前記第3推移状態になってからの前記第1パケットのトラフィック量の第3累積値とから、前記第1バッファ残量を算出する、
ことを特徴とするネットワーク装置。
【請求項10】
請求項1において、
前記バッファ算出部は、前記ネットワークを介して前記アプリケーション装置から前記端末装置に対して送信された第2パケットの前記キャプチャ装置における取得状況から前記端末装置における前記第2パケットの第2バッファ残量を算出し、さらに、
算出した前記第2バッファ残量と、前記ネットワークにおける前記第2パケットの通信状態を示す第2通信状態情報との入力に伴って、前記学習モデルから出力される第2品質情報を取得する情報推定部と、
取得した前記第2品質情報を出力する情報出力部と、を有する、
ことを特徴とするネットワーク装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワーク装置及びモデル学習方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ネットワークを介して端末装置に動画を配信する動画配信システム(以下、単に動画配信システムとも呼ぶ)では、例えば、ネットワークにおける遅延時間やパケットロス率等の通信状態を示す情報(以下、通信状態情報とも呼ぶ)と、端末装置における動画の品質を示す情報(以下、品質情報とも呼ぶ)との相関から、品質情報に与える影響が大きいと判断可能な通信状態情報を特定する。そして、動画配信システムでは、例えば、特定した通信状態情報を説明変数として学習することによって、品質情報を推定可能な学習モデル(以下、単に学習モデルとも呼ぶ)を生成する(例えば、特許文献1及び2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/044065号
国際公開第2022/097229号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記のような動画配信システムでは、例えば、ネットワークにおいて通信状態情報の変化が発生したタイミングと、発生した変化が品質情報に影響を与えるタイミングとの間にタイムラグがある場合がある。そのため、動画配信システムでは、例えば、上記のような学習モデルを用いる場合であっても、品質情報を精度良く推定することができない場合がある。
【0005】
そこで、一つの側面では、本発明は、品質情報を精度良く推定することを可能とするネットワーク装置及びモデル学習方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施の形態の一態様では、ネットワークを介してアプリケーション装置から端末装置に対して送信された第1パケットのキャプチャ装置における取得状況から前記端末装置における前記第1パケットの第1バッファ残量を算出するバッファ算出部と、算出した前記第1バッファ残量と、前記ネットワークにおける前記第1パケットの通信状態を示す第1通信状態情報と、前記端末装置における前記第1パケットの出力に関する品質を示す第1品質情報とを含む教師データを学習することによって学習モデルを生成するモデル学習部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
一つの側面によれば、品質情報を精度良く推定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、動画配信システム10の構成について説明する図である。
図2は、動画配信システム10の構成について説明する図である。
図3は、情報処理装置1のハードウエア構成を説明する図である。
図4は、第1の実施の形態における情報処理装置1の機能について説明する図である。
図5は、第1の実施の形態における情報処理装置1の機能について説明する図である。
図6は、第1の実施の形態における学習処理の概略を説明するフローチャート図である。
図7は、第1の実施の形態における学習処理の詳細について説明するフローチャート図である。
図8は、第1の実施の形態における学習処理の詳細について説明するフローチャート図である。
図9は、第1の実施の形態における学習処理の詳細について説明するフローチャート図である。
図10は、第1の実施の形態における学習処理の詳細について説明するフローチャート図である。
図11は、第1の実施の形態における学習処理の詳細について説明するフローチャート図である。
図12は、第1の実施の形態における学習処理の詳細について説明するフローチャート図である。
図13は、品質情報132の具体例について説明する図である。
図14は、通信状態情報133の具体例について説明する図である。
図15は、パケット取得量波形の具体例について説明する図である。
図16は、バッファ残量134の具体例について説明する図である。
図17は、教師データDTの具体例について説明する図である。
図18は、第1の実施の形態における推定処理について説明するフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。しかしながら、かかる説明は限定的な意味に解釈されるべきではなく、特許請求の範囲に記載の主題を限定するものではない。また、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することがなく様々な変更や置換や改変をすることができる。また、異なる実施の形態を適宜組み合わせることができる。
【0010】
[第1の実施の形態における動画配信システムの構成]
初めに、動画配信システム10の構成について説明を行う。図1及び図2は、動画配信システム10の構成について説明する図である。
(【0011】以降は省略されています)

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