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公開番号2024103390
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007683
出願日2023-01-20
発明の名称光通信装置および伝送制御方法
出願人富士通株式会社
代理人個人
主分類H04B 10/27 20130101AFI20240725BHJP(電気通信技術)
要約【課題】光伝送波長を広帯域化するマルチバンド化を推進しつつ、汎用のTPAを用いた任意の方路切り替えが行えること。
【解決手段】ROADM100は、信号光を帯域別に複数のグループのサブROADM100a~100dに分けられる。サブROADM100a~100dは、異なる帯域で信号光を所望する方路に分岐あるいは挿入する分岐挿入部のWSSおよびTPA102a~102dと、信号光を伝送帯域に波長変換する波長変換器と、複数のTPA102a~102dを送受信器103に切り替え接続する光スイッチ104と、を有する。また、分岐挿入部のTPA102a~102dおよび光スイッチ104を制御し、送受信器103により送受信する信号光を帯域に対応するグループのサブROADM100a~100dから所望する方路に分岐あるいは挿入接続させる制御部を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の方路の光伝送路に接続され、前記光伝送路を伝送するWDMの信号光の分岐挿入あるいはスルー接続を行う光通信装置において、
前記信号光を帯域別に複数のグループに分け、当該複数のグループは、
グループごとに異なる前記帯域で信号光を所望する方路に分岐あるいは挿入する分岐挿入部と、
前記信号光を伝送帯域に波長変換する波長変換器と、
複数の前記分岐挿入部を前記信号光の送受信器に切り替え接続する光スイッチと、を有し、
前記分岐挿入部および前記光スイッチを制御し、前記送受信器により送受信する信号光を前記帯域に対応する前記グループの所望する方路に分岐あるいは挿入接続させる制御部を有することを特徴とする光通信装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記分岐挿入部は、
各方路に対応する複数の波長選択スイッチと、
前記送受信器が送受信する前記信号光を所望する方路の前記波長選択スイッチに接続するトランスポンダアグリゲータと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の光通信装置。
【請求項3】
前記トランスポンダアグリゲータは、
ネットワーク側のポート数が方路数M、クライアント側のポート数が前記送受信器接続数Nであることを特徴とする請求項2に記載の光通信装置。
【請求項4】
前記グループは、
帯域別のSバンド、Cバンド、Lバンド、Uバンドを含む4グループとし、
前記波長変換器は、各バンドの帯域をそれぞれCバンドに波長変換し、
前記波長選択スイッチ、前記トランスポンダアグリゲータおよび前記送受信器は、Cバンド用のものを用い、
前記光スイッチは、前記トランスポンダアグリゲータ側の4ポートと、前記送受信器側の1ポートの4×1のポート数を有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の光通信装置。
【請求項5】
前記制御部は、
自局と、対向局との間で伝送する前記信号光の伝送波長の情報を取得し、
取得した前記伝送波長の情報に基づき、前記信号光の前記グループを判断する、
ことを特徴とする請求項1に記載の光通信装置。
【請求項6】
前記制御部は、
取得した前記伝送波長の情報に基づき、前記信号光の前記グループにおける前記波長変換の有無を判断し、前記波長変換器に対する波長変換の有無を制御する、
ことを特徴とする請求項5に記載の光通信装置。
【請求項7】
前記グループは、
帯域別のSバンドとUバンド、CバンドとLバンドをそれぞれ含む2グループとし、
前記波長変換器は、Sバンドと、Uバンドの帯域をそれぞれCバンドに波長変換し、
前記波長選択スイッチ、前記トランスポンダアグリゲータは、CバンドおよびLバンドの帯域を有し、
前記送受信器は、Cバンド用と、Lバンド用とを有し、
前記光スイッチは、前記トランスポンダアグリゲータ側の2ポートと、前記送受信器側の1ポートの2×1のポート数を有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の光通信装置。
【請求項8】
前記光スイッチに代えてマルチキャストスイッチを設け、当該マルチキャストスイッチは、前記トランスポンダアグリゲータ側の2ポートと、前記送受信器側の2ポートの2×2のポート数を有する、
ことを特徴とする請求項7に記載の光通信装置。
【請求項9】
複数の方路の光伝送路に接続され、前記光伝送路を伝送するWDMの信号光の分岐挿入あるいはスルー接続を行う光通信装置において、
前記光伝送路から入力された信号光を第1の信号帯域と第2の信号帯域に分離する波長フィルタと、
前記第2の信号帯域を第3の信号帯域に変換する第1の波長変換器と、
前記第1の信号帯域を所望する方路に分岐あるいは挿入する第1の分岐挿入部と、
前記第3の信号帯域を所望する方路に分岐あるいは挿入する第2の分岐挿入部と、
前記第1の分岐挿入部と、前記第2の分岐挿入部のいずれの信号光を光受信器に導くか否かを選択可能な第1の光スイッチと、
を有することを特徴とする光通信装置。
【請求項10】
請求項9において、さらに、
前記第1の分岐挿入部と、前記第2の分岐挿入部のいずれに前記光送信器からの光を導くか否かを選択可能な第2の光スイッチと、
前記第3の信号帯域を前記第2の信号帯域に変換する第2の波長変換器と、
前記第1の信号帯域と前記第2の信号帯域を合波して前記光伝送路に出力する波長フィルタと、
を有することを特徴とする光通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光通信装置および伝送制御方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
光伝送波長を所定の帯域(例えば、バンド)毎にグループ化したマルチバンドにより、広帯域化した光伝送が行われている。ネットワーク上の各ノードには、ROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)が設けられる。ROADMは、光増幅器(AMP)、波長選択スイッチ(WSS)、トランスポンダアグリゲータ(TPA)等の光回路(素子)を含む。
【0003】
ROADMは、高帯域化のためにシングルバンドからマルチバンド化されている。例えば、それまでCバンドのみのシングルバンドの光回路を用いていたのに対し、近年では、SバンドやUバンド等の伝送帯域を用いて広帯域化する一方、ROADM内部でSバンドやUバンドをCバンドに波長変換し、Cバンドで方路切り替えを行っている。
【0004】
先行技術としては、例えば、信号ケーブルに垂直な方向におけるジョイントボックス(登録商標)の1台分の断面内において、1台のジョイントボックスのシングルバンド信号処理デバイスの2倍の数のシングルバンド信号処理デバイスを収容した技術がある。また、光伝送装置に設ける波長選択スイッチにより、WDM光の任意波長の信号光を出力ポートのいずれかに選択的に出力する技術がある(例えば、下記特許文献1、2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2017/145973号明細書
特開2006-140598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ROADMに設けられるTPAは、任意の方路に対する信号光の分岐挿入(Add/Drop)が望まれる。しかし、マルチバンド化によりTPAのポート数を増大させる必要があるが、これに対応できなくなる問題が生じる。例えば、TPAは、方路数×バンド数分のネットワーク側のポートが必要となる。例えば、16方路、4バンドの場合64ポートが必要となるが、このポート数を満足する汎用のTPAは存在しない。
【0007】
一つの側面では、本発明は、光伝送波長を広帯域化するマルチバンド化を推進しつつ、汎用のTPAを用いた任意の方路切り替えが行えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面によれば、複数の方路の光伝送路に接続され、前記光伝送路を伝送するWDMの信号光の分岐挿入あるいはスルー接続を行う光通信装置において、前記信号光を帯域別に複数のグループに分け、当該複数のグループは、グループごとに異なる前記帯域で信号光を所望する方路に分岐あるいは挿入する分岐挿入部と、前記信号光を伝送帯域に波長変換する波長変換器と、複数の前記分岐挿入部を前記信号光の送受信器に切り替え接続するスイッチと、を有し、前記分岐挿入部および前記スイッチを制御し、前記送受信器により送受信する信号光を前記帯域に対応する前記グループから所望する方路に分岐あるいは挿入接続させる制御部を有することを要件とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、光伝送波長を広帯域化するマルチバンド化を推進しつつ、汎用のTPAを用いた任意の方路切り替えが行えるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施の形態にかかる光伝送制御方法の概要を示す説明図である。
図2は、光伝送路ネットワークの構成例を示す図である。
図3Aは、シングルバンドによる既存のROADMの内部構成例を示す図である。
図3Bは、既存のROADMをマルチバンド化した場合の内部構成例を示す図である。
図4Aは、実施の形態にかかる16方路、4グループのROADMの内部構成例を示す図である。(その1)
図4Bは、実施の形態にかかる16方路、4グループのROADMの内部構成例を示す図である。(その2)
図5は、実施の形態にかかるROADMの制御構成例を示す図である。
図6は、光伝送装置の制御部のハードウェア構成例を示す図である。
図7は、実施の形態にかかるROADMの制御処理例を示すフローチャートである。
図8Aは、4バンドを2グループにしたROADMの内部構成例を示す図である。(その1)
図8Bは、4バンドを2グループにしたROADMの内部構成例を示す図である。(その2)
図9は、ROADMの変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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