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公開番号
2024115028
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-26
出願番号
2023020465
出願日
2023-02-14
発明の名称
情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
出願人
富士通株式会社
代理人
弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類
G06F
11/07 20060101AFI20240819BHJP(計算;計数)
要約
【課題】アラートの原因のノードを適切に特定可能にする。
【解決手段】処理部12は、構成情報により示される、同一階層のノード間の呼び出し関係に基づいて各ノードの重みを示す基礎スコア係数を算出する。処理部12は、アラート情報および基礎スコア係数に基づいてアラートに応じた各ノードの基礎スコアを算出する。処理部12は、複数のノードそれぞれに対して構成情報に基づいて特定される、ノードに隣接する隣接ノードの基礎スコアに、ノードと隣接ノードとの依存関係に応じた伝搬スコア係数を乗算した伝搬スコアを、ノードと隣接ノードとのペアごとに算出する。処理部12は、ノードの基礎スコアに、ノードと隣接ノードとのペアに対応する伝搬スコアを合計した障害スコアを、複数のノードそれぞれに対して算出する。処理部12は、複数のノードそれぞれの障害スコアに基づいて、複数のノードのうちアラートの原因の候補である1以上のノードを特定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
情報処理システムに含まれる複数のノードであって、それぞれが前記情報処理システムにおける複数の階層の何れかに属する前記複数のノードのノード間の関連を示す構成情報と、前記情報処理システムで発生したアラートを示すアラート情報とを記憶する記憶部と、
前記構成情報により示される、同一階層のノード間の呼び出し関係に基づいて前記複数のノードそれぞれの重みを示す基礎スコア係数を算出し、
前記アラート情報および前記基礎スコア係数に基づいて前記複数のノードそれぞれに対して前記アラートに応じた基礎スコアを算出し、
前記複数のノードそれぞれに対して前記構成情報に基づいて特定される、前記ノードに隣接する隣接ノードの前記基礎スコアに、前記ノードと前記隣接ノードとの依存関係に応じた伝搬スコア係数を乗算した伝搬スコアを、前記ノードと前記隣接ノードとのペアごとに算出し、
前記ノードの前記基礎スコアに、前記ノードと前記隣接ノードとのペアに対応する前記伝搬スコアを合計した障害スコアを、前記複数のノードそれぞれに対して算出し、
前記複数のノードそれぞれの前記障害スコアに基づいて前記複数のノードのうち前記アラートの原因の候補である1以上のノードを特定する、処理部と、
を有する情報処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記処理部は、同一階層のノード間の呼び出し関係に加え、前記複数のノードそれぞれが所属する階層の上下関係に基づいて、前記複数のノードそれぞれの前記基礎スコア係数を算出する、
請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記処理部は、第1の階層に属する第1のノードを呼び出す、前記第1の階層に属する1以上の呼び出し元ノードそれぞれの前記基礎スコア係数が大きいほど前記第1のノードの前記基礎スコア係数を大きくする計算手法を用いて、前記第1の階層に属する、前記第1のノードを含む各ノードの前記基礎スコア係数を算出する、
請求項1または2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記処理部は、前記伝搬スコアの算出の際に、
前記隣接ノードが前記ノードに依存する場合、前記伝搬スコア係数として第1伝搬スコア係数を使用し、
前記ノードが前記隣接ノードに依存する場合、前記伝搬スコア係数として前記第1伝搬スコア係数よりも小さい第2伝搬スコア係数を使用する、
請求項1記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記処理部は、前記ノードが前記隣接ノードに依存する場合、前記隣接ノードが有するリソース量のうちの前記ノードに割当てられたリソース量の割合が大きいほど前記第2伝搬スコア係数を大きくする、
請求項4記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記処理部は、前記ノードの属性と前記隣接ノードの属性とに応じて前記伝搬スコアの算出に用いる前記伝搬スコア係数を変更する、
請求項1記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記処理部は、前記ノードにより出力された前記アラートの数に基づいて前記ノードの前記基礎スコアを算出する、
請求項1記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記処理部は、前記ノードにより出力された前記アラートの異常度ごとの前記アラートの数に前記異常度に対応する重みを乗じて合計した値に、前記ノードの前記基礎スコア係数を乗じることで、前記ノードの前記基礎スコアを算出する、
請求項7記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記処理部は、前記ノードに対する前記隣接ノードとして、第1隣接ノードと、前記第1隣接ノードを介して前記ノードに隣接する第2隣接ノードとを特定し、前記ノードに対する前記第1隣接ノードの前記伝搬スコア係数として、前記ノードに対する前記第2隣接ノードの前記伝搬スコア係数よりも大きい値を使用する、
請求項1記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記処理部は、前記複数のノードそれぞれの前記障害スコアに基づいて前記アラートの原因である可能性の高い順に2以上のノードを特定し、前記2以上のノードそれぞれが前記アラートの原因である可能性の高さを示す順位を出力する、
請求項1記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
情報処理システムの運用管理では、障害が発生した場合に、障害の原因箇所の特定が行われることがある。
例えば、各サーバについてCPU(Central Processing Unit)/メモリ使用量、処理件数、サーバ間通信件数、稼動有無および他サーバからの影響度のポイントの合計を算出し、合計のポイントにより、障害原因箇所の特定を行う監視サーバの提案がある。
【0003】
また、異常が発生したノードと関連のある関連ノードと当該関連ノードの各メトリックを目的変数とし、その他を説明変数の候補とし、その候補中から、各目的変数について予測モデルに使える説明変数を選択する障害原因特定システムの提案がある。提案の障害原因特定システムは、目的変数の異常をJIT(Just-In-Time)判定により検出し、異常を検出した目的変数と、その説明変数を検出し、異常を検出した目的変数の各説明変数に共通する目的変数の数を抽出し、その数が最多のものを、異常原因候補第1位とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-90547号公報
特開2021-149849号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
情報処理システムでは、通信機器、物理マシン、仮想マシンおよびアプリケーションなどの、異なる階層に属する各ノードが連携して動作する。あるノードで発生した異常は、同一階層または他の階層に属する他のノードにも影響し、他のノードにおける異常を引き起こす可能性がある。このため、情報処理システムにおいて障害を通知するアラートが発生した場合に、アラートの根本的な原因であるノードを特定することは容易ではない。
【0006】
1つの側面では、本発明は、アラートの原因のノードを適切に特定可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの態様では、情報処理装置が提供される。情報処理装置は、記憶部と処理部とを有する。記憶部は、情報処理システムに含まれる複数のノードであって、それぞれが情報処理システムにおける複数の階層の何れかに属する複数のノードのノード間の関連を示す構成情報と、情報処理システムで発生したアラートを示すアラート情報とを記憶する。処理部は、構成情報により示される、同一階層のノード間の呼び出し関係に基づいて複数のノードそれぞれの重みを示す基礎スコア係数を算出する。処理部は、アラート情報および基礎スコア係数に基づいて複数のノードそれぞれに対してアラートに応じた基礎スコアを算出する。処理部は、複数のノードそれぞれに対して構成情報に基づいて特定される、ノードに隣接する隣接ノードの基礎スコアに、ノードと隣接ノードとの依存関係に応じた伝搬スコア係数を乗算した伝搬スコアを、ノードと隣接ノードとのペアごとに算出する。処理部は、ノードの基礎スコアに、ノードと隣接ノードとのペアに対応する伝搬スコアを合計した障害スコアを、複数のノードそれぞれに対して算出する。処理部は、複数のノードそれぞれの障害スコアに基づいて複数のノードのうちアラートの原因の候補である1以上のノードを特定する。
【0008】
また、1つの態様では、コンピュータが実行する情報処理方法が提供される。また、1つの態様では、コンピュータが実行するプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0009】
1つの側面では、アラートの原因のノードを適切に特定可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施の形態の情報処理装置を説明する図である。
第2の実施の形態の情報処理システムの例を示す図である。
障害箇所推定サーバのハードウェア例を示す図である。
障害箇所推定サーバの機能例を示す図である。
監視対象システムの例を示す図である。
同一階層内の各ノードの基礎スコア係数の算出例を示す図である。
異なる階層間の各ノードの基礎スコア係数の大小関係の例を示す図である。
縦方向および横方向の基礎スコア係数の統合例を示す図である。
障害スコアの計算方法の例を示す図である。
ノードテーブルおよびエッジテーブルの例を示す図である。
アラートテーブルの例を示す図である。
基礎スコア係数テーブルの例を示す図である。
伝搬スコア係数テーブルの例を示す図である。
スコアテーブルの例を示す図である。
障害箇所推定結果画面の表示例を示す図である。
基礎スコア係数取得例を示すフローチャートである。
基礎スコア係数算出例を示すフローチャートである。
基礎スコア係数算出の具体例を示す図である。
障害箇所推定例を示すフローチャートである。
伝搬スコア係数テーブルの第1の変形例を示す図である。
伝搬スコア係数テーブルの第2の変形例を示す図である。
障害スコアの他の計算方法の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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