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公開番号2024102471
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006367
出願日2023-01-19
発明の名称フィルタ制御プログラム、フィルタ制御方法、及びフィルタ制御装置
出願人富士通株式会社
代理人インフォート弁理士法人,個人,個人,個人
主分類G08G 1/09 20060101AFI20240724BHJP(信号)
要約【課題】状況に応じたメッセージを受信側の機器がタイムリーに受信できるようにする。
【解決手段】送信車両1及び交通用監視カメラ4でそれぞれ作成される、交通事故等の事象に関するメッセージが距離フィルタ32に入力される。距離フィルタ32は、距離に基づいたフィルタリングを行って、受信車両4を基準とする所定距離内の場所で発生した事象についてのメッセージを透過させる。距離フィルタ32を透過したメッセージは、バッファ31に登録された後、読み出されて受信車両2へ送られる。バッファ31の空き容量が第1の閾値を下回る場合には、距離フィルタ32を制御して透過範囲を縮小させる。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
データの提供を受ける享受側装置の位置を基準位置とする距離に基づいたフィルタリングを入力データに対して行うフィルタに透過範囲を設定し、
前記フィルタを透過したデータが登録されるバッファの空き容量が第1の閾値を下回る場合に、設定した前記透過範囲を縮小させる、
処理をコンピュータに行わせることを特徴とするフィルタ制御プログラム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記透過範囲は、前記入力データを提供する提供側装置と前記バッファから読み出されたデータの提供を受ける前記享受側装置とのそれぞれから取得する位置情報に基づくことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ制御プログラム。
【請求項3】
前記提供側装置から取得する前記位置情報は、前記入力データに含まれているメッセージの内容に関する事象の発生場所の位置を示す情報であり、
前記享受側装置から取得する前記位置情報は、該享受側装置の位置を示す情報であり、
前記フィルタは、前記事象の発生場所の位置が、前記享受側装置の位置を基準位置とする所定距離内にある場合に、前記入力データを透過させる、
ことを特徴とする請求項2に記載のフィルタ制御プログラム。
【請求項4】
前記フィルタを透過することになる前記入力データのデータ数を、前記提供側装置と前記享受側装置とのそれぞれから取得する前記位置情報と、前記所定距離の値とに基づいて求め、
求められたデータ数と前記バッファに登録可能なデータ数とから前記空き容量を算出し、
前記空き容量が前記第1の閾値を下回る場合に、前記所定距離を短縮する、
処理を前記コンピュータに更に行わせることを特徴とする請求項3に記載のフィルタ制御プログラム。
【請求項5】
前記透過範囲の縮小後に前記空き容量が第2の閾値を上回る場合に、縮小後の前記透過範囲を拡大させる、
処理を前記コンピュータに更に行わせることを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか一項に記載のフィルタ制御プログラム。
【請求項6】
距離に基づいたフィルタリングを入力データに対して行うフィルタに透過範囲を設定し、
前記フィルタを透過したデータが登録されるバッファの空き容量が第1の閾値を下回る場合に、設定された前記透過範囲を縮小させる制御を行う、
処理をコンピュータが行うことを特徴とするフィルタ制御方法。
【請求項7】
データの提供を受ける享受側装置の位置を基準位置とする距離に基づいたフィルタリングを入力データに対して行うフィルタに透過範囲を設定すると共に、前記フィルタを透過したデータが登録されるバッファの空き容量が第1の閾値を下回る場合に、設定した前記透過範囲を縮小させる制御を行う制御部を備えることを特徴とするフィルタ制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルタ制御プログラム、フィルタ制御方法、及びフィルタ制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
入力されたデータから一部のデータを抽出するフィルタの制御に関して、幾つかの技術が知られている(例えば、特許文献1~特許文献4参照)。
【0003】
例えば、他の無線装置から受信したパケット信号のうちから処理対象とすべきパケット信号を選択する技術が知られている。
【0004】
また、例えば、端末装置から受信したメッセージの内容と各端末装置の位置情報とに基づいて配信先の端末装置を選択して当該メッセージを配信するという技術が知られている。
【0005】
また、例えば、航空機用の航空ネットワークにおけるネットワークメッセージを、その時点のシステムコンテキストに基づいて自動的にフィルタリングするという技術が知られている。
【0006】
また、例えば、スイッチファブリックを通じて入力されるパケットデータのヘッダの統計的方法による分析結果に応答して生成される保安ルールフィルターを利用する、アクセスレベルでの保安装置及び保安システムについての技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2014/002485号
特開2013-150245号公報
特開2017-216673号公報
特表2011-523822号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
コネクテッドカーやスマートシティによって実現されるサービスのひとつとして、交通情報などのメッセージの提供がある。このサービスのために、メッセージの提供を受ける享受側へ提供側から直接メッセージを提供するのではなく、提供側である送信側の機器は中継装置へメッセージを送信し、享受側である受信側の機器は中継装置からメッセージを受信するという手法が知られている。例えば、中継装置に設定されたApache Kafka(登録商標)のような分散メッセージングシステムを介して送信側の機器からのメッセージを受信側の機器に送信することができる。このような、中継装置を介してメッセージを提供する手法では、送信側の機器はメッセージの宛先を中継装置とすればよく、受信側の機器を特定する情報を送信側の機器は必要としない。
【0009】
この手法では、中継装置は、送信側の機器から受信したメッセージをバッファに一旦蓄積し、受信側の機器からの送信依頼に応じてバッファからメッセージを読み出して享受側へ送信する。バッファではメッセージをキューに保持するので、古いメッセージはバッファから削除される。従って、この手法は、例えば交通情報のような、刻々と更新されるメッセージを扱うのに適している。また、この手法では、受信側の機器は、状況に応じて所望するメッセージの中継装置への送信依頼を、メッセージの受信が可能であるときに行えばよいので、状況に応じたメッセージをタイムリーに受信することができる。
【0010】
しかしながら、コネクテッドカーやスマートシティでは、道路を通行中の車両や路上に設置されている監視カメラなどといった、メッセージの提供側となる送信側の機器が多数存在する。このような機器からのメッセージを多数受信した中継装置は、受信したメッセージの全てをバッファに蓄積させることができずに一部のメッセージがバッファから溢れてしまうことがある。この場合には、状況に応じたメッセージを受信側の機器がタイムリーには受信できなくなってしまうことがある。また、分散メッセージングシステムでは、受信したメッセージを廃棄せずに順次処理を進める場合があり、受信側の機器がメッセージを受け取るまでに遅延が発生することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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