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公開番号2024104248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023008395
出願日2023-01-23
発明の名称ワイヤーハーネス図面の電子化プログラム、ワイヤーハーネス図面の電子化方法および情報処理装置
出願人富士通株式会社,古河AS株式会社,FITEC株式会社,古河電気工業株式会社
代理人個人
主分類G06V 10/25 20220101AFI20240726BHJP(計算;計数)
要約【課題】ワイヤーハーネスの製造に利用するデータを作成すること。
【解決手段】情報処理装置101は、ワイヤーハーネス図面の画像データ110から、ワイヤーハーネスのコネクタを表す第1領域120を抽出する。情報処理装置101は、ワイヤーハーネス図面の画像データ110に対する文字認識処理により認識された文字列のうち、抽出した第1領域120の近傍に位置する文字列121を抽出する。情報処理装置101は、電線種情報130を参照して、抽出した文字列121がコネクタ名の場合に、文字列121に対応する電線を特定する。電線種情報130は、コネクタ名と対応付けて当該コネクタ名のコネクタに接続される電線の種類を表す情報である。情報処理装置101は、抽出した第1領域120と対応付けて、抽出した文字列121と、特定した電線の種類とを表す接続情報140を作成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワイヤーハーネスに関する図面の画像データから、前記ワイヤーハーネスのコネクタを表す第1領域を抽出し、
前記画像データに対する文字認識処理により認識された文字列のうち、抽出した前記第1領域の近傍に位置する第1文字列を抽出し、
コネクタ名と対応付けて当該コネクタ名のコネクタに接続される電線の種類を表す電線種情報を参照して、抽出した前記第1文字列がコネクタ名の場合に、前記第1文字列に対応する電線の種類を特定し、
前記第1領域と対応付けて、抽出した前記第1文字列と、特定した前記電線の種類とを表す接続情報を作成する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするワイヤーハーネス図面の電子化プログラム。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記第1領域から、前記コネクタのキャビティを表す小領域を特定し、
前記認識された文字列のうち、特定した前記小領域内の文字列に基づいて、特定した前記電線の種類のうち前記キャビティに接続される電線の種類を特定する、
処理を前記コンピュータに実行させ、
前記作成する処理は、
前記第1領域と対応付けて、抽出した前記第1文字列と、特定した前記キャビティに接続される電線の種類とを表す接続情報を作成する、ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネス図面の電子化プログラム。
【請求項3】
前記画像データから、表領域を抽出し、
前記認識された文字列のうち、抽出した前記表領域内の文字列を抽出し、
抽出した前記表領域内の文字列に基づいて、前記表領域の先頭の行または列以外が、1文字記号または空白のいずれかの値で表され、かつ、前記先頭の行または列に、前記ワイヤーハーネスが使用される製品の識別子を記憶する記憶部に記憶された前記識別子とマッチする文字列が含まれるか否かを判断し、
前記1文字記号または空白のいずれかの値で表され、かつ、前記マッチする文字列が含まれる場合、前記マッチする文字列に対応する各行または各列の値を特定し、
前記マッチする文字列と対応付けて、特定した前記各行または各列の値を表す仕様情報を作成する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネス図面の電子化プログラム。
【請求項4】
前記画像データから、表領域を抽出し、
前記認識された文字列のうち、抽出した前記表領域内の文字列を抽出し、
抽出した前記表領域内の文字列に基づいて、前記表領域が、電線に関する情報を判別するためのキーワードを記憶する記憶部に記憶された前記キーワードとマッチする文字列を含むか否かを判断し、
前記キーワードとマッチする文字列を含む場合、前記表領域内の文字列に基づいて、前記電線種情報を作成する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネス図面の電子化プログラム。
【請求項5】
前記画像データから、前記ワイヤーハーネスの電線を覆う非電気部品を表す第2領域を抽出し、
非電気部品と対応付けて、当該非電気部品の素材、価格および品質の少なくともいずれかを表す非電気部品情報を記憶する記憶部を参照して、抽出した前記第2領域に対応する非電気部品情報を特定し、
抽出した前記第2領域と、特定した前記非電気部品情報とを関連付ける、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネス図面の電子化プログラム。
【請求項6】
前記画像データから、矢印形状を抽出し、
前記認識された文字列のうち、抽出した前記矢印形状の根元付近に位置する第2文字列を抽出し、
前記画像データから、抽出した前記矢印形状が指し示すオブジェクトを特定し、
作業指示と作業内容とを対応付けて表す作業指示情報を記憶する記憶部を参照して、抽出した前記第2文字列が作業指示の場合、前記第2文字列に対応する作業内容を特定し、
抽出した前記矢印形状と対応付けて、抽出した前記第2文字列と、特定した前記オブジェクトと、特定した前記作業内容とを表す作業指示情報を作成する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネス図面の電子化プログラム。
【請求項7】
作成した前記接続情報を出力する、処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1~6のいずれか一つに記載のワイヤーハーネス図面の電子化プログラム。
【請求項8】
ワイヤーハーネスに関する図面の画像データから、前記ワイヤーハーネスのコネクタを表す第1領域を抽出し、
前記画像データに対する文字認識処理により認識された文字列のうち、抽出した前記第1領域の近傍に位置する第1文字列を抽出し、
コネクタ名と対応付けて当該コネクタ名のコネクタに接続される電線の種類を表す電線種情報を参照して、抽出した前記第1文字列がコネクタ名の場合に、前記第1文字列に対応する電線の種類を特定し、
前記第1領域と対応付けて、抽出した前記第1文字列と、特定した前記電線の種類とを表す接続情報を作成する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とするワイヤーハーネス図面の電子化方法。
【請求項9】
ワイヤーハーネスに関する図面の画像データから、前記ワイヤーハーネスのコネクタを表す第1領域を抽出し、
前記画像データに対する文字認識処理により認識された文字列のうち、抽出した前記第1領域の近傍に位置する第1文字列を抽出し、
コネクタ名と対応付けて当該コネクタ名のコネクタに接続される電線の種類を表す電線種情報を参照して、抽出した前記第1文字列がコネクタ名の場合に、前記第1文字列に対応する電線の種類を特定し、
前記第1領域と対応付けて、抽出した前記第1文字列と、特定した前記電線の種類とを表す接続情報を作成する、
制御部を有することを特徴とする情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤーハーネス図面の電子化プログラム、ワイヤーハーネス図面の電子化方法および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ワイヤーハーネスの製造において、設計データとして画像の図面が入力される場合がある。このような場合、人手により画像の図面から表データや部品情報を読み取ってデータ化し、製造のための設計が行われる。また、深層学習などの機械学習に基づく技術を用いて、文字を含む画像から文字列を認識してデータ化する技術、いわゆる、OCR(Optical Character Reader)技術がある。
【0003】
先行技術としては、例えば、ワイヤーハーネスを製造するための治具板レイアウトの変更可能箇所を案内する案内情報を、治具板レイアウトに付加して出力するものがある。また、図面全体を画像として認識した後、認識された文字および記号の位置をもとに、局所的に再度認識処理を行う技術がある。また、入力した画像から寸法線を抽出する寸法線抽出部、形状線を抽出する形状線抽出部、および文字と記号を抽出する文字・記号抽出部を備え、これらの抽出手順とユーザによる確認・修正の手順を制御する技術がある。
【0004】
また、経路計画情報と製造要件情報に基づいて製造レイアウト、ワイヤーハーネスのねじれ等を考慮した上で立体構造物を平面化して展開したレイアウト形状モデルを作成するための技術がある。また、ワイヤーハーネスの組立に必要な情報を文字で表した指示情報からワイヤーハーネスを等倍または縮小して表した組立完成後の図形情報を含む完成画像データを作成し、完成画像データからワイヤーハーネスの組立工程に対応した複数のワイヤーハーネス組立用画像データを作成するための技術がある。また、機器配置図面と電子ワイヤリストを読取り、ハーネス配線モデルを作成するための技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-046815号公報
特開2004-234424号公報
特開2005-190094号公報
特開2009-205400号公報
特開2016-213159号公報
特開2006-114328号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来技術では、ワイヤーハーネスに関する図面の画像から、ワイヤーハーネスの製造に利用するデータを取得することが難しい。例えば、人手により画像の図面から部品情報を読み取ってデータ化するには時間や手間がかかるという問題がある。
【0007】
一つの側面では、本発明は、ワイヤーハーネスの製造に利用するデータを作成することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの実施態様では、ワイヤーハーネスに関する図面の画像データから、前記ワイヤーハーネスのコネクタを表す第1領域を抽出し、前記画像データに対する文字認識処理により認識された文字列のうち、抽出した前記第1領域の近傍に位置する第1文字列を抽出し、コネクタ名と対応付けて当該コネクタ名のコネクタに接続される電線の種類を表す電線種情報を参照して、抽出した前記第1文字列がコネクタ名の場合に、前記第1文字列に対応する電線の種類を特定し、前記第1領域と対応付けて、抽出した前記第1文字列と、特定した前記電線の種類とを表す接続情報を作成する、ワイヤーハーネス図面の電子化プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一側面によれば、ワイヤーハーネスの製造に利用するデータを作成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、ワイヤーハーネス図面の電子化方法の一実施例を示す説明図である。
図2は、情報処理システム200のシステム構成例を示す説明図である。
図3は、図面電子化装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図4Aは、ワイヤーハーネス図面の具体例を示す説明図である。
図4Bは、コネクタの一例を示す説明図である。
図5は、WH回路表知識DB220の記憶内容の一例を示す説明図である。
図6は、WHコネクタ部品DB230の記憶内容の一例を示す説明図である。
図7は、配線情報DB240の記憶内容の一例を示す説明図である。
図8は、作業指示情報DB250の記憶内容の一例を示す説明図である。
図9は、図面電子化装置201の機能的構成例を示すブロック図である。
図10は、非電気部品を表す配線形状の一例を示す説明図である。
図11は、配線形状情報テーブル1100の記憶内容の一例を示す説明図である。
図12は、作業指示情報テーブル1200の記憶内容の一例を示す説明図である。
図13は、表データの作成例を示す説明図である。
図14は、仕様情報の作成例を示す説明図である。
図15は、電線種情報の作成例を示す説明図である。
図16は、電線種情報の関連付け例を示す説明図である。
図17は、コネクタ領域の一例を示す説明図である。
図18は、コネクタ情報テーブル1800の記憶内容の一例を示す説明図である。
図19は、キャビティ情報テーブル1900の記憶内容の一例を示す説明図である。
図20は、キャビティに接続される電線種の特定例を示す説明図である。
図21は、非電気部品情報の関連付け例を示す説明図である。
図22は、矢印形状の一例を示す説明図である。
図23は、作業指示情報の作成例を示す説明図である。
図24は、図面電子化装置201の図面電子化処理手順の一例を示すフローチャートである。
図25は、抽出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
図26は、仕様/電線種情報作成処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
図27は、接続情報作成処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
図28は、非電気部品情報関連付け処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
図29は、作業指示情報作成処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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