TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024104620
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-05
出願番号2023008939
出願日2023-01-24
発明の名称なりすまし検知プログラム、なりすまし検知システムおよび情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 21/31 20130101AFI20240729BHJP(計算;計数)
要約【課題】個人情報に配慮したうえでなりすましを防止する。
【解決手段】サーバ5は、ユーザのデバイス操作における個人を特定しない行動特徴を取得する。サーバ5は、取得した行動特徴とユーザIDの認証情報とを対応付けて登録する。そして、サーバ5は、所定の行動の進行中に、定期的または不定期的に取得される行動特徴と、予め登録された行動特徴とが一致するか否かを判定し、一致しないと判定された場合に、ユーザIDの認証をさせる。かかるサーバ5の処理は、本人が操作していることを保証する例えばゲーム機向けのソフトウェアに適用できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザのデバイス操作における個人を特定しない行動特徴を取得し、
取得した行動特徴とユーザIDの認証情報とを対応付けて登録し、
所定の行動の進行中に、定期的または不定期的に取得される前記行動特徴と、予め登録された行動特徴とが一致するか否かを判定し、
一致しないと判定された場合に、ユーザIDの認証をさせる
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするなりすまし検知プログラム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記行動特徴を取得する処理は、前記ユーザの行動特徴の特徴量が予め定められる同じ行動の基準値以内である場合に、個人を特定しない行動特徴として取得する
ことを特徴とする請求項1に記載のなりすまし検知プログラム。
【請求項3】
さらに、個人を特定しない複数の行動特徴を、認証状態を維持するルールとして登録し、
前記判定する処理は、現に取得される行動特徴と、前記ルールに登録された複数の行動特徴とが一致するか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載のなりすまし検知プログラム。
【請求項4】
前記ルールを登録する処理は、さらに、複数の行動特徴の行動順序を含む前記ルールを登録し、
前記判定する処理は、現に取得される前記行動特徴の順序と、前記ルールに登録された複数の行動特徴の順序とが一致するか否かを判定する
ことを特徴とする請求項3に記載のなりすまし検知プログラム。
【請求項5】
前記ユーザIDの認証をさせる処理は、前記行動特徴と、予め登録された行動特徴とが一致しないと判定された場合であっても、特定の行動がある場合に限って、ユーザIDの認証をさせる
ことを特徴とする請求項1に記載のなりすまし検知プログラム。
【請求項6】
ユーザによってデバイス操作される端末装置と、
情報処理装置と、を有し、
前記情報処理装置は、
前記端末装置から前記ユーザのデバイス操作における個人を特定しない行動特徴を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された行動特徴とユーザIDの認証情報とを対応付けて登録する登録部と、
所定の行動の進行中に、定期的または不定期的に取得される前記行動特徴と、予め登録された行動特徴とが一致するか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって一致しないと判定された場合に、ユーザIDの認証をさせる認証部と、を有する
ことを特徴とするなりすまし検知システム。
【請求項7】
ユーザのデバイス操作における個人を特定しない行動特徴を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された行動特徴とユーザIDの認証情報とを対応付けて登録する登録部と、
所定の行動の進行中に、定期的または不定期的に取得される前記行動特徴と、予め登録された行動特徴とが一致するか否かを判定する判定部と、
判定部によって一致しないと判定された場合に、ユーザIDの認証をさせる認証部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、なりすまし検知プログラムなどに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、他人が本人になりすますことがある。例えば、ゲームやメタバースなどでは開始のログイン後、プレイの途中で進行を止めないために、ログインのような本人確認を伴う認証が行われない。したがって、家庭内で、大人がゲームのプレイの途中で離席した場合、大人に替わって子供が操作することが容易になるため、なりすましの問題がある。
【0003】
なりすましの他人をシステムの利用から排除する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。かかる技術では、情報システムが、システムに蓄えられた資源を利用可能な者の個性を表す特徴情報を記憶しておき、端末を操作している操作者の個性を表す特徴情報を反復的に取り込む。そして、情報システムは、取り込んだ特徴情報および記憶された特徴情報から利用可能な者である確からしさを求め、確からしさに基づいてしかるべきアクションをとる。個性を表す特徴情報には、顔映像、音声、指紋などの生理的特徴が含まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第1997/031317号
特開2009-175984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術では、個人情報に配慮したうえでなりすましを防止することができないという問題がある。例えば、なりすましの他人をシステムの利用から排除する技術では、操作者の個性を表す特徴情報を用いて、なりすましを防止することが可能である。ところが、操作者の個性を表す特徴情報は、生理的特徴も含まれ、操作者を特定できる特徴情報を含む。操作者を特定できる特徴情報を取得する場合には、個人情報を保護する観点から、個人情報に配慮するための制約がある。したがって、なりすましの他人をシステムの利用から排除する技術では、個人情報に配慮したうえでなりすましを防止することができない。
【0006】
本発明は、1つの側面では、個人情報に配慮したうえでなりすましを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの態様では、なりすまし検知プログラムは、ユーザのデバイス操作における個人を特定しない行動特徴を取得し、取得した行動特徴とユーザIDの認証情報とを対応付けて登録し、所定の行動の進行中に、定期的または不定期的に取得される前記行動特徴と、予め登録された行動特徴とが一致するか否かを判定し、一致しないと判定された場合に、ユーザIDの認証をさせる、処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0008】
1実施態様によれば、個人情報に配慮したうえでなりすましを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施例1に係るなりすまし検知システムの機能構成の一例を示す図である。
図2は、実施例1に係る第2の行動特徴DBの一例を示す図である。
図3は、実施例1に係る個人非特定行動特徴DBの一例を示す図である。
図4は、実施例1に係る行動特徴連携DBの一例を示す図である。
図5は、実施例1に係る状態維持ルールDBの一例を示す図である。
図6は、実施例1に係るなりすまし検知処理のシーケンスの一例を示す図である。
図7は、実施例1に係る行動特徴抽出処理(過去)のフローチャートの一例を示す図である。
図8は、実施例1に係る行動特徴決定処理のフローチャートの一例を示す図である。
図9は、実施例1に係る行動特徴連携処理のフローチャートの一例を示す図である。
図10は、実施例1に係るルール生成処理のフローチャートの一例を示す図である。
図11は、実施例1に係る行動特徴抽出処理(現在)のフローチャートの一例を示す図である。
図12は、実施例1に係る行動特徴選別処理のフローチャートの一例を示す図である。
図13は、実施例1に係る状態維持判定処理のフローチャートの一例を示す図である。
図14は、実施例1に係る署名発行処理のフローチャートの一例を示す図である。
図15は、実施例1に係るなりすまし検知処理の効果の一例を示す図である。
図16は、実施例2に係るルール生成処理の一例を示す図である。
図17は、実施例2に係るルール生成処理のフローチャートの一例を示す図である。
図18は、実施例3に係る状態維持判定処理のフローチャートの一例を示す図である。
図19は、なりすまし検知プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願の開示するなりすまし検知プログラム、なりすまし検知システムおよび情報処理装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施例では、サーバを情報処理装置として説明するが、実施例により限定されるものではない。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

富士通株式会社
アバター制御
4日前
富士通株式会社
半導体デバイス
26日前
富士通株式会社
評価装置及び評価方法
18日前
富士通株式会社
半導体装置及び実装方法
11日前
富士通株式会社
生命体の感知方法と装置
27日前
富士通株式会社
介入方法及び介入プログラム
19日前
富士通株式会社
受信器および適応等化処理方法
1日前
富士通株式会社
生体の位置の検出方法及び装置
27日前
富士通株式会社
ヘテロ積層デバイスの製造方法
13日前
富士通株式会社
自動探索的データ解析(EDA)
6日前
富士通株式会社
電力分配回路、及び、電力合成回路
27日前
富士通株式会社
分散学習プログラム、方法、及び装置
13日前
富士通株式会社
深層信念ネットワークのトレーニング
1日前
富士通株式会社
施策決定方法及び施策決定プログラム
7日前
富士通株式会社
セキュリティポリシーの判定及び適用
21日前
富士通株式会社
機器特定方法及び機器特定プログラム
27日前
富士通株式会社
パケット制御回路及びパケット制御方法
25日前
富士通株式会社
推定プログラム、推定方法および推定装置
18日前
富士通株式会社
オブジェクトの計数装置、方法及び電子機器
18日前
富士通株式会社
推定プログラム、機械学習方法、及び推定装置
19日前
富士通株式会社
施策評価支援方法及び施策評価支援プログラム
5日前
富士通株式会社
評価プログラム,評価方法および情報処理装置
21日前
富士通株式会社
情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
15日前
富士通株式会社
乗降者カウントプログラムおよび情報処理装置
1日前
富士通株式会社
演算プログラム、演算方法、および情報処理装置
1日前
富士通株式会社
半導体装置、半導体装置の製造方法及び電子装置
15日前
富士通株式会社
修正プログラム、修正方法、および情報処理装置
18日前
富士通株式会社
生成プログラム、生成方法、および情報処理装置
18日前
富士通株式会社
演算プログラム、演算方法、および情報処理装置
1日前
富士通株式会社
窒化物半導体装置及び窒化物半導体装置の製造方法
18日前
富士通株式会社
過熱防止装置、過熱防止プログラム及び過熱防止方法
26日前
富士通株式会社
検索処理プログラム、検索処理方法及び検索処理装置
12日前
富士通株式会社
情報出力プログラム、情報出力方法及び情報出力装置
28日前
富士通株式会社
情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理方法
25日前
富士通株式会社
通信制御装置、無線システム及び無線リソース割当方法
22日前
富士通株式会社
マイクロプロセッサ及びマイクロプロセッサの処理方法
7日前
続きを見る