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公開番号2024090924
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207116
出願日2022-12-23
発明の名称カバー部材
出願人ダイムラー トラック エージー
代理人個人,弁理士法人真田特許事務所
主分類G01S 7/03 20060101AFI20240627BHJP(測定;試験)
要約【課題】車両の前面に装備されたランプを考慮したレーダー装置のレイアウトとレーダー装置の照射範囲の確保とを両立する。
【解決手段】車両1の前部に装着されており、前面部3Aとコーナ部3Bを有するバンパ3において、コーナ部3Bに配置されたレーダー装置20と、前面部3Aにおいてレーダー装置10に対して車幅方向の内側に隣接して配置されたランプ10とを一体的に覆うカバー部材30であって、カバー部材30は、ランプ10に重複する領域に設けられたランプカバー領域31と、レーダー装置20と重複する領域に設けられておりランプカバー領域31と一体的に形成されたレーダーカバー領域32と、を有し、レーダーカバー領域32は、レーダー装置10の照射性能に基づき設定された湾曲形状をなし、且つ、レーダーカバー領域32の厚さは、カバー部材30における他部位に比べて薄く形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の前部に装着されており、前記車両の前記前部に沿って延在する前面部の車両幅方向両側で前記車両の側部側へ向かって屈曲させたコーナ部を有するバンパにおいて、前記コーナ部に配置されたレーダー装置と、前記前面部において前記レーダー装置に対して車幅方向の内側に隣接して配置されたランプとを一体的に覆うカバー部材であって、
前記カバー部材は、
前記ランプに重複する領域に設けられたランプカバー領域と、
前記レーダー装置と重複する領域に設けられており前記ランプカバー領域と一体的に形成されたレーダーカバー領域と、を有し、
前記レーダーカバー領域は、
前記レーダー装置の照射性能に基づき設定された湾曲形状をなし、且つ、前記レーダーカバー領域の厚さは、前記カバー部材における他部位に比べて薄く形成されている
ことを特徴とする、カバー部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本件は、車両の前部に装着されたランプのカバー部材に関し、特にレーダー装置を搭載した車両におけるカバー部材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載されたレーダー装置の出力に基づき車両と障害物の位置関係を認識し、衝突可能性がある場合に自動的にブレーキ出力を行ったり、警報したりする技術が実用化されている。例えば、特許文献1には、車体前面に装備されるフロントモジュールパネル上の異なる部位に複数のセンサやカメラを配設する技術が開示されている。これによれば、異なる部位に配置したセンサやカメラから情報を取得することで、情報の精度を高めることができるとされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/059026号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両にレーダー装置を装着するにあたり、レーダー装置の照射範囲を確保して感度よく障害物を検出するためには、車両に対してレーダー装置を装着する高さ及び車幅方向の位置が重要になってくる。
上記の特許文献1のように車両の前面にレーダー装置を装着する場合、車両の前面に装備された各種ランプとのレイアウトを考慮しながら、適切な高さ及び車幅方向の位置にレーダー装置を装着する必要がある。
【0005】
しかし、特許文献1の技術では、車両の前面にレーダー装置を装着するにあたり、車両の前面に装備された各種ランプを考慮したレーダー装置のレイアウトとレーダー装置の照射範囲の確保とを両立するうえで改善の余地があった。
本件は、上記のような課題に鑑み創案されたものであり、車両の前面に装備された各種ランプを考慮したレーダー装置のレイアウトとレーダー装置の照射範囲の確保とを両立できるようにすることを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本件は上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現できる。
【0007】
本適用例に係るカバー部材は、車両の前部に装着されており、前記車両の前記前部に沿って延在する前面部の車両幅方向両側で前記車両の側部側へ向かって屈曲させたコーナ部を有するバンパにおいて、前記コーナ部に配置されたレーダー装置と、前記前面部において前記レーダー装置に対して車幅方向の内側に隣接して配置されたランプとを一体的に覆うカバー部材であって、前記カバー部材は、前記ランプに重複する領域に設けられたランプカバー領域と、前記レーダー装置と重複する領域に設けられており前記ランプカバー領域と一体的に形成されたレーダーカバー領域と、を有し、前記レーダーカバー領域は、前記レーダー装置の照射性能に基づき設定された湾曲形状をなし、且つ、前記レーダーカバー領域の厚さは、前記カバー部材における他部位に比べて薄く形成されていることを特徴とする。
【0008】
これによれば、カバー部材は、コーナ部に配置されたレーダー装置とレーダー装置に対して車幅方向の内側に隣接して配置されたランプとを一体的に覆うものである。かかるカバー部材において、レーダーカバー領域は、前記レーダー装置の照射性能に基づき設定された湾曲形状をなし、且つ、前記レーダーカバー領域の厚さは、前記カバー部材における他部位に比べて薄く形成されていることで、レーダー装置の照射範囲を確保できる。
すなわち、このカバー部材によれば、車両の前面に装備されたランプを考慮したレーダー装置のレイアウトとレーダーの照射範囲の確保とを両立することができる。
【発明の効果】
【0009】
本件によれば、車両の前面に装備されたランプを考慮したレーダー装置のレイアウトとレーダー装置の照射範囲の確保とを両立できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本適用例に係るカバー部材が装着されたバンパを有する車両の外観斜視図である。
カバー部材の取り付け構造を説明するための分解斜視図である。
カバー部材を図2の矢印Aから見た断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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