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公開番号2024092196
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022207957
出願日2022-12-26
発明の名称風速再現装置
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類G01M 9/06 20060101AFI20240701BHJP(測定;試験)
要約【課題】任意の風速を容易に体験できる風速再現装置を提供する。
【解決手段】対象者2に人工風Wを体験させる風速再現装置1は、所定位置から所定の設定距離Dだけ離された位置に配置され、携帯可能に構成された送風部10であって、前方に人工風Wを送り出すファン、及び、ファンの前面に位置する整流格子を備える送風部10と、整流格子を通過した人工風Wが当該所定位置で所定風速になるようにファンの出力を制御する風速制御部を備える制御端末20と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象者に所定風速の風を体験させる風速再現装置であって、
所定位置から所定距離だけ離された携帯可能な送風部であって、前方に前記風を送り出すファンと、前記ファンの前面に位置する整流格子と、を備える前記送風部と、
前記整流格子を通過した前記風が前記所定位置で前記所定風速になるように前記ファンの出力を制御する風速制御部と、を備える
ことを特徴とする風速再現装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記所定位置における風速と、前記ファンの出力を対応付けた対応情報を用いて、前記ファンの出力を決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の風速再現装置。
【請求項3】
前記整流格子は、前記送風部における前記風の出口となる送風口を備え、前記ファンの前面において前記ファンに隣接して配置される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の風速再現装置。
【請求項4】
前記送風部は、前記ファンの回転翼が回る周方向において前記ファンの全体を囲い、かつ前記ファンの前面に前記整流格子を隣接させるように前記整流格子が取り付けられた収容部をさらに備える
ことを特徴とする請求項1または2に記載の風速再現装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、風速再現装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
建築物を設計する際には、建築物周辺の風環境の予測が行われる。風環境を予測する方法の一例は、建築物周辺の風環境を再現する風洞実験である。例えば、特許文献1には、風速などの風情報を計測する計測具が配設された計測領域と、計測領域に向けて風を吹き付ける送風機と、計測領域と送風機との間に建物高さ及び地形起伏が再現された風上模型ブロック領域とを備える風洞実験装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-136129号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
風洞実験によって風速などの風情報が得られた場合であっても、風のような空気の動きを人の感覚に置き換えること自体が容易ではないから、風速などの数値のみから風の強さやその変動の様子といった風環境を直感で捉えることは困難である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための風速再現装置は、対象者に所定風速の風を体験させる風速再現装置であって、所定位置から所定距離だけ離された携帯可能な送風部であって、前方に前記風を送り出すファンと、前記ファンの前面に位置する整流格子と、を備える前記送風部と、前記整流格子を通過した前記風が前記所定位置で前記所定風速になるように前記ファンの出力を制御する風速制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、任意の風速を容易に体験できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、風速再現装置が使用される室内を模式的に表す斜視図である。
図2は、送風部の分解斜視図である。
図3は、制御端末のブロック図である。
図4は、風速プロファイルの一例を表すグラフである。
図5は、対応情報を設定する際の送風部と風速計との配置を表す側面図である。
図6は、対応情報の一例を表すグラフである。
図7は、異なるピッチの整流格子を用いて測定した風速を表すグラフである。
図8は、異なる厚さの整流格子を用いて測定した風速を表すグラフである。
図9は、映像表示部に表示される画面の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[全体構成]
以下、風速再現装置の一実施形態について図1~図9を参照して説明する。
図1に示すように、風速再現装置1は、対象者2に所定風速の人工風Wを体験させるために使用される。風速再現装置1は、外部からの風の影響を受けにくい室内のような環境で使用される。図1では、風速再現装置1を会議室で利用する場合の例を図示している。なお、風速再現装置1は、外部からの風の影響を受けにくい環境であれば、室内だけでなく屋外での使用も可能である。
【0009】
風速再現装置1は、送風部10を備える。送風部10は、人工風Wを前方に送り出す。送風部10は、携帯可能な大きさを有する。送風部10は、台3が備える平坦な面に配置される。送風部10は、所定位置にいる対象者2の位置から所定の設定距離Dだけ離された位置に配置される。台3は、例えば、机、テーブル、実験台などである。台3には、送風部10の前方に吹き流し4が載置される。吹き流し4は、人工風Wを受けてなびくことで人工風Wが有する風速を簡易的に可視化する。なお、例えば、吹き流し4によって人工風Wが有する風速が低減されることが懸念される場合などには、吹き流し4が割愛されてもよい。
【0010】
風速再現装置1は、制御端末20を備える。制御端末20は、情報処理端末である。制御端末20は、例えば、ラップトップパソコン、タブレット、及び、スマートフォンのような携帯型の端末であるが、デスクトップパソコンのような据え置き型の端末であってもよい。制御端末20が携帯型の端末であれば、送風部10とともに容易に携帯可能である点で好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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