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公開番号2024089877
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205389
出願日2022-12-22
発明の名称インソール及びそれを備えた室内履き
出願人南田産業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A43B 17/00 20060101AFI20240627BHJP(履物)
要約【課題】インソールの積層したクッション体を、各層の素材の反発弾性率(%)と素材密度(g/cm3)の特性を充分に活かしてつくることで、履き心地に優れ歩きやすい室内履きを得るインソールを提供する。
【解決手段】インソール2は、クッション体20と包み革21とを備え、クッション体20はクッション体201、202、203、204を有し、クッション体201、202、203、204は、各層でそれぞれ異なる反発弾性率(%)と素材密度(g/cm3)とを有しており、各層は、反発弾性率(%)と素材密度(g/cm3)の値によって区分され、最大値、中間値、最小値でランクを設定しており、上記課題の解消のために、このランクを適宜組み合わせて積層配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
クッション体と、
該クッション体の少なくとも足踏側の全体を包む革製の包み革部とを備えており、
前記クッション体は、
上層と中間層及び下層を積層して構成され、
前記上層と前記中間層及び前記下層を構成する素材は、前記各層でそれぞれ異なる反発弾性率(%)と素材密度(g/cm
3
)とを有しており、
前記各層は、反発弾性率(%)と素材密度(g/cm
3
)の値で区分され、ランク、すなわち最大値、中間値、最小値を設定しており、
前記上層に、反発弾性率が最小値で素材密度が最小値の素材が使用され、前記中間層に、反発弾性率が最大値で素材密度が中間値の素材が使用され、前記下層に、反発弾性率が中間値で素材密度が最大値の素材が使用されている
インソール。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記中間層が、前記上層に近い側の第1中間層と前記下層に近い側の第2中間層からなり、前記第1中間層の反発弾性率と素材密度のランクは前記中間層と略同等であり、前記第2中間層の反発弾性率と素材密度のランクは反発弾性率が前記最小値と略同等で、素材密度のランクが前記中間値と略同等である
請求項1記載のインソール。
【請求項3】
前記包み革部の革の繊維方向が前記クッション体の長さ方向に揃えてある
請求項1又は2記載のインソール。
【請求項4】
前記包み革部が豚革製である
請求項3記載のインソール。
【請求項5】
中底と、該中底に取り付けられたアッパー、及びアウトソールを有する室内履き本体と、
該室内履き本体に挿入され、前記中底に載置収容されるインソールとを備えており、
前記インソールは、
クッション体と、
該クッション体の少なくとも足踏側の全体を包む革製の包み革部とを備えており、
前記クッション体は、
上層と中間層及び下層を積層して構成され、
前記上層と前記中間層及び前記下層を構成する素材は、前記各層でそれぞれ異なる反発弾性率(%)と素材密度(g/cm
3
)とを有しており、
前記各層は、反発弾性率(%)と素材密度(g/cm
3
)の値で区分され、ランク、すなわち最大値、中間値、最小値を設定しており、
前記上層に、反発弾性率が最小値で素材密度が最小値の素材が使用され、前記中間層に、反発弾性率が最大値で素材密度が中間値の素材が使用され、前記下層に、反発弾性率が中間値で素材密度が最大値の素材が使用されている
室内履き。
【請求項6】
前記包み革部の革の繊維方向が前記クッション体の長さ方向に揃えてある
請求項5記載の室内履き。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インソール及びそれを備えた室内履きに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
履物には、屋外で使用する運動靴や革靴などの下履きの他、ルームシューズのように屋内で使用する上履き(室内履き)など、様々なものがある。また、下履きと上履きには、甲革がつくられた後で甲革内に挿入して中底に装着する、インソール(中敷き)を組み合わせたものがある。
【0003】
インソールは、一般には、適度なクッション性を備えていたり、その厚みを以て足と甲革との隙間を調整したりすることで、履物の履き心地を良くするために使用されるものである。また、損耗しやすい中底をインソールで覆い、場合によってはインソールの替えを用意することで、履物として長く使用できるメリットもある。このようなインソールとしては、例えば特許文献1に記載された靴用中物がある。
【0004】
この靴用中物は、靴底の形状に合わせられた形状で、かつ素材が弾性部材からなる中敷きを多層に組み合わせて熱圧着で一体化されたものであって、多層の中敷きは、靴底側となる下層は靴底の形状に合わせた弾性部材で形成され、下層の中敷きより上層の各層の中敷きは、それぞれが、所定の数の部材片に分割されて、それぞれ下層の中敷きに剥離可能にそれぞれ熱圧着されており、足裏、靴内の状況にとらわれずに、最適に合わせられる靴用中物が得られる、というものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-132166号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の靴用中物は、多層とは云っても、各層の弾性などの機能性も特に特徴付けられてはおらず、したがって、同一の弾性素材で一体につくられた物と機能性が特に変わるところはなく、多層にする構造が充分に活かされていなかった。
【0007】
本発明は、以上の点を鑑みて創案されたものであり、インソールのクッション体を構成する上層、中間層、及び下層の組み合わせを、各層の素材の反発弾性率(%)と素材密度(g/cm
3
)の特性を充分に活かして積層することで、内部に足を入れて体重をかけたときのホールド感、インソールが潰れて底着いたところから蹴り上げ動作に移行するときの蹴り上げ補助、更には指先への体重の移動後の蹴り出しを円滑に行うことができ、履き心地に優れ、歩きやすいインソール及びそれを備えた室内履きを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
〔1〕上記の目的を達成するために本発明は、クッション体と、該クッション体の少なくとも足踏側の全体を包む革製の包み革部とを備えており、前記クッション体は、上層と中間層及び下層を積層して構成されており、前記上層と前記中間層及び前記下層を構成する素材は、前記各層でそれぞれ異なる反発弾性率(%)と素材密度(g/cm
3
)とを有しており、前記各層は、反発弾性率(%)と素材密度(g/cm
3
)の値で区分され、ランク、すなわち最大値、中間値、最小値を設定しており、前記上層に、反発弾性率が最小値で素材密度が最小値の素材が使用され、前記中間層に、反発弾性率が最大値で素材密度が中間値の素材が使用され、前記下層に、反発弾性率が中間値で素材密度が最大値の素材が使用されているインソールである。
【0009】
本発明のインソールは、クッション体を革製の包み革部で包んでいるので、合成皮革や化学繊維に比べて、肌触りが良く、吸湿性と放湿性、耐久性に優れ、滑り止め効果と防音効果にも優れる。
【0010】
クッション体を構成する上層、中間層、及び下層のうち、上層は、反発弾性率が最小値で素材密度が最小値の素材が使用されているので、室内履きに足を入れ、歩行時の室内履きの着地により踏み込みが始まると、インソールのクッション体の上層が足裏に適度な反発感を与えながら素早く潰れ、包み込む感覚を与えつつ、一定のホールド感を付与する。
(【0011】以降は省略されています)

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