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公開番号2024089577
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204993
出願日2022-12-21
発明の名称現金取扱機管理システム、現金取扱機及び現金取扱機制御方法
出願人富士通フロンテック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G07D 11/60 20190101AFI20240626BHJP(チェック装置)
要約【課題】現金取扱機の管理を容易にする現金取扱機管理システム、現金取扱機及び現金取扱機制御方法を提供する。
【解決手段】ATM10は、前扉及び内部機構を施錠する電磁ロック12と、筐体外部に記載されたQRコード13と、解錠依頼を本人認証システム32から受信して電磁ロック12を解錠し、作業の終了操作を受けて電磁ロック12を施錠する制御部15とを備える。警備員端末装置20は、QRコード13を読み取り且つ作業員の作業員識別情報を取得して本人認証システム32へ送信する。本人認証システム32は、警備員端末装置20から受信したQRコード13及び作業員識別情報を基に、作業員の認証を行い、認証が成功した場合に解錠依頼をATM10へ送信する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
現金取扱機、本人認証システム及び端末装置を有する現金取扱機管理システムであって、
前記現金取扱機は、
前扉及び内部機構を施錠する電子鍵と、
筐体外部に記載された装置識別情報と、
解錠依頼を前記本人認証システムから受信して前記電子鍵を解錠し、作業の終了操作を受けて前記電子鍵を施錠する制御部とを備え、
前記端末装置は、
前記装置識別情報を読み取り且つ前記作業を行う作業員の作業員識別情報を取得して、前記装置識別情報及び前記作業員識別情報を前記本人認証システムへ送信し、
前記本人認証システムは、
前記端末装置から受信した前記装置識別情報及び前記作業員識別情報を基に、前記作業員の認証を行い、認証が成功した場合に前記解錠依頼を前記現金取扱機へ送信する
ことを特徴とする現金取扱機管理システム。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記現金取扱機は、
操作画面を表示する表示部と、
前記電子鍵が解錠されると、前記表示部に前記作業員が作業に用いる操作画面を表示させる画面制御部とを
さらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の現金取扱機管理システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記前扉の開閉を監視し、前記前扉が閉められ且つ前記操作画面を用いた作業終了の情報の入力操作を受けると、前記電子鍵を施錠することを特徴とする請求項2に記載の現金取扱機管理システム。
【請求項4】
前記装置識別情報は、QRコードであることを特徴とする請求項1に記載の現金取扱機管理システム。
【請求項5】
前扉及び内部機構を施錠する電子鍵と、
筐体外部に記載された装置識別情報と、
端末装置により読み取られた前記装置識別情報及び作業を行う作業員の作業員識別情報を基に前記作業員の認証を行う本人認証システムによる認証が成功した場合に、解錠依頼を前記本人認証システムから受信して前記電子鍵を解錠し、作業の終了操作を受けて前記電子鍵を施錠する制御部と
を備えたことを特徴とする現金取扱機。
【請求項6】
前扉及び内部機構を施錠する電子鍵と、筐体外部に記載された装置識別情報とを備えた現金取扱機、本人認証システム及び端末装置を有する現金取扱機管理システムにおける現金取扱機制御方法であって、
前記端末装置に、前記装置識別情報を読み取らせ且つ前記現金取扱機に対する作業を行う作業員の作業員識別情報を取得させて、前記装置識別情報及び前記作業員識別情報を前記本人認証システムへ送信させ、
前記本人認証システムに、前記端末装置から受信した前記装置識別情報及び前記作業員識別情報を基に、前記作業員の認証を行わせ、認証が成功した場合に解錠依頼を前記現金取扱機へ送信させ、
前記現金取扱機に、前記解錠依頼を前記本人認証システムから受信した場合に前記電子鍵を解錠させ、作業の終了操作を受けて前記電子鍵を施錠させる
ことを特徴とする現金取扱機制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、現金取扱機管理システム、現金取扱機及び現金取扱機制御方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
金融機関では、自動現金預払機(ATM:Automatic Teller Machine)に対する貨幣の装填及び回収やATMで発生したエラー解除といった様々な業務を警備会社に委託することが多い。その場合、ATMの鍵は、ATMの保守等を行う警備会社及びATMへの現金装填等を行う警送会社にて厳重に管理されており、警備員や警送員の出勤に合わせて貸し出される。
【0003】
警備会社は、1台のATMに対して4種類2セットの計8本のATMの鍵を保管及び管理する。4種類のATMの鍵は、具体的には、ATMの扉を開けるための扉キー、ATMの表示画面を保守画面に切り替えるための係員キー、還流庫を封止するための還流庫キー及び収納スペースを開閉するためのポップキーである。その他に、ATMの鍵には、現金を入れるカセットの開閉のための現金キーが存在するが、警備会社には現金キーは貸与されていない。警備会社の警備員は、ATMの障害や保守対応時に、警備会社に保管され管理されているATMの鍵を警備会社から借り受け、ATMの設置場所に持参して作業を行う。
【0004】
警送会社は、1台のATMに対して3種類2セットの計6本のATMの鍵を保管及び管理する。3種類のATMの鍵とは、扉キー、係員キー及びポップキーである。警送会社の警送員は、ATMへの現金装填の際に、警送会社に保管されているATMの鍵を警送会社から借り受け、ATMの設置場所に持参して作業を行う。その他に、警送会社は、現金キーを警送拠点で保管及び管理しているが、警送員は、現金キーの貸与は受けない。
【0005】
ATMの鍵の管理としては、警備会社の監査及び委託元の監査が実施され、システムリスク対策が維持されている。
【0006】
なお、ATMの管理技術として、管理センタのコンピュータが、ATMの鍵を管理する施錠ユニットからの開錠要求を受けて、作業者の生体情報を送信して、生体情報が一致した場合にATMを開錠させる技術が提案されている。また、監視サーバが、ATMで受け付けられた作業員のカードID(Identifier)を読み取り且つパスワードの入力をATM識別情報とともに受信して認証を行い、作業点検の許可をATMへ通知する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2008-305332号公報
特開2008-197806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、警備員や警送員がATMの鍵を持参する従来のオペレーションでは、以下のような様々な問題が発生する。例えば、警備員や警送員がATMの鍵を紛失するリスクが存在する。また、警備会社や警送会社によるATMの鍵の保管及び管理の負担が大きい。たとえば、警備会社や警送会社は、ATMの鍵の保管及び管理として、ATMの鍵の持ち出し及び返却の管理、定期的な棚卸、並びに、それらの管理に対するエビデンスの保持等を行わなければならない。また、警備員が出勤していた場合、警備員はその警備拠点へATMの鍵を取りに戻らねばならず、緊急時のATMの取り扱いの柔軟性に欠けるといえる。このように、従来の技術では、ATM等の現金取扱機の管理が難しい。
【0009】
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、現金取扱機の管理を容易にする現金取扱機管理システム、現金取扱機及び現金取扱機制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願の開示する現金取扱機管理システム、現金取扱機及び現金取扱機制御方法の一つの態様において、現金取扱機管理システムは、現金取扱機、本人認証システム及び端末装置を有する。前記現金取扱機は、前扉及び内部機構を施錠する電子鍵と、筐体外部に記載された装置識別情報と、解錠依頼を前記本人認証システムから受信して前記電子鍵を解錠し、作業の終了操作を受けて前記電子鍵を施錠する制御部とを備える。前記端末装置は、前記装置識別情報を読み取り且つ前記作業を行う作業員の作業員識別情報を取得して、前記装置識別情報及び前記作業員識別情報を前記本人認証システムへ送信する。前記本人認証システムは、前記端末装置から受信した前記装置識別情報及び前記作業員識別情報を基に、前記作業員の認証を行い、認証が成功した場合に前記解錠依頼を前記現金取扱機へ送信する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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