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公開番号2024088956
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204020
出願日2022-12-21
発明の名称路面すべり摩擦調整構造体、調整機、調整方法
出願人株式会社NIPPO
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類E01C 7/18 20060101AFI20240626BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】路面の研磨効率を向上し、路面の深い部分まで研磨し、車両走行による摩耗のすべりと略同じ状態で、路面を研磨できる、路面すべり摩擦調整構造体、調整機、調整方法を提供する
【解決手段】摩擦調整構造体2は、角パイプ4、5(フレーム)と、角パイプ4、5に支持される減速機付きモーター11、および、発電機9で構成される原動機と、鉛直方向に軸線が延び、原動機により回転されるシャフト13と、シャフト13の回転に連動して、シャフト13の周りを公転し、かつ、自転する3つのタイヤ23と、を備え、3つのタイヤ23を、角パイプ4、5および原動機の荷重がかかった状態で、路面Gの同一円周上を転動させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
フレームと、
前記フレームに支持される原動機と、
鉛直方向に軸線が延び、前記原動機により回転されるシャフトと、
前記シャフトの回転に連動して、前記シャフトの周りを公転し、かつ、自転する複数のタイヤと、を備え、
前記複数のタイヤを、前記フレームおよび前記原動機の荷重がかかった状態で、路面の同一円周上を転動させる、
路面すべり摩擦調整構造体。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記シャフトから放射状に延びる複数のアームを有し、前記複数のアームにホルダーを介して前記タイヤが支持される、
請求項1に記載の路面すべり摩擦調整構造体。
【請求項3】
前記タイヤは車軸を介して支持され、前記車軸は前記アームと平行に、かつ、前記アームの回転方向後方にずらして配置される、
請求項2に記載の路面すべり摩擦調整構造体。
【請求項4】
前記ホルダーは前記車軸の向きを調整可能に形成される、
請求項3に記載の路面すべり摩擦調整構造体。
【請求項5】
前記タイヤは、スタッドレスタイヤである、
請求項1に記載の路面すべり摩擦調整構造体。
【請求項6】
請求項1から5の何れかに記載の路面すべり摩擦調整構造体を、路面上で牽引または押動する動力機を有し、
前記路面すべり摩擦調整構造体を動作するときには、前記複数のタイヤに前記フレームおよび前記原動機の荷重がかかった状態とするため、前記動力機と前記路面すべり摩擦調整構造体との連結を解除する、
路面すべり摩擦調整機。
【請求項7】
フレームと、
前記フレームに支持される原動機と、
鉛直方向に軸線が延び、前記原動機により回転されるシャフトと、
前記シャフトの回転に連動して、前記シャフトの周りを公転し、かつ、自転する複数のタイヤと、を備える、路面すべり摩擦調整構造体を準備し、
前記複数のタイヤを、前記フレームおよび前記原動機の荷重がかかった状態で、路面の同一円周上を転動させながら、同時に、路面すべり摩擦調整構造体を路面上で牽引または押動して、路面すべり摩擦を調整する、
路面すべり摩擦調整方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、路面すべり摩擦調整構造体、調整機、調整方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、ブレーキ性能を確認するための走行試験路は、路面が所定のμ値を有する路面に仕上げられる。特許文献1は、フロアポリッシャ(業務用床洗浄機)などを用いて走行試験路を所定のμ値を有する路面(以下、「特定路面」という場合がある。)に仕上げる技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平3-96331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1では、路面の研磨効率が低く、研磨に要する時間が長くなる。また、路面の深い部分まで研磨できない。さらに、実際の車両走行による摩耗のすべりと略同じ状態で、路面を研磨できない、等の課題がある。
本発明は、路面の研磨効率を向上し、路面の深い部分まで研磨し、車両走行による摩耗のすべりと略同じ状態で、路面を研磨できる、路面すべり摩擦調整構造体、調整機、調整方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、フレームと、前記フレームに支持される原動機と、鉛直方向に軸線が延び、前記原動機により回転されるシャフトと、前記シャフトの回転に連動して、前記シャフトの周りを公転し、かつ、自転する複数のタイヤと、を備え、前記複数のタイヤを、前記フレームおよび前記原動機の荷重がかかった状態で、路面の同一円周上を転動させる。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、路面の研磨効率を向上し、路面の深い部分まで研磨し、車両走行による摩耗のすべりと略同じ状態で、路面を研磨できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
路面すべり摩擦調整機を示す概略図。
図1のII-II断面図。
アームを示す平面図。
図2のIV-IV断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[1.実施形態の構成]
図1は、路面すべり摩擦調整機1を示す概略図である。図2は、図1のII-II断面図である。なお図2では、後述の減速機付きモーター11を省略して示している。
図1に示すように、路面すべり摩擦調整機(以下、摩擦調整機という。)1は、路面すべり摩擦調整構造体(以下、摩擦調整構造体という。)2と、この摩擦調整構造体2を、路面G上で牽引または押動するフォークリフト(動力機)3と、を備える。
この摩擦調整機1は、走行試験路(テストコース)用の路面において、路面のμ値を調整するときに使用される。
対象となる路面はμ=0.3以下のいわゆる低μ路面に限定されず、例えば、中μ路面にも適用が可能であり、μ=0.9程度のいわゆる高μ路面にも適用が可能である。
摩擦調整構造体2は、図2に示すように、互いに平行に延びる一対の角パイプ(フレーム)4、5を備え、一対の角パイプ4、5は連結板10により連結される。一対の角パイプ4、5には、図1に示すように、荷台12が取付けられ、荷台12にはエンジン駆動式の発電機9が載置される。摩擦調整構造体2は、図1及び図2に示すように、一対の角パイプ4、5に連結され、内側の各機器類を保護するための、環状に形成されるガードパイプ7を備える。また、一対の角パイプ4、5には、発電機9の電力で駆動される減速機付きモーター11が支持される。減速機付きモーター11と、エンジン駆動式の発電機9と、が原動機を構成する。
【0009】
一対の角パイプ4、5を連結する連結板10には、シャフト13が回転自在に支持される。シャフト13は、鉛直方向に延びる軸線周りを回転する。シャフト13の下端には、大径ギア14が取付けられ、大径ギア14は、動力伝達用のチェーン15を介して、減速機付きモーター11の出力用の小径ギア16に連結される。
【0010】
図3は、アーム17を示す平面図、図4は、図2のIV-IV断面図である。
シャフト13には、該シャフト13から放射状に延びる複数のアーム17が取付けられる。これらアーム17は、平面視で120°等間隔で配置される。複数のアーム17の先端部には、鉛直方向に延びる支持軸19が回転自在に支持され、支持軸19には、図4に示すように、ホルダー21が取付けられる。ホルダー21はL字状であり、ホルダー21の下端部には、路面Gの仕上げを行い、特定路面を形成するためのタイヤ23が配置される。タイヤ23は、車軸23Aを介してホルダー21に支持される。3つのタイヤ23には、路面研磨性に優れるスタッドレスタイヤが好適である。この構成では、タイヤ23は、シャフト13の回転に連動して、アーム17を介して、シャフト13の周りを公転し、かつ、車軸23Aに支持されて、車軸23Aの周りを自転する。
(【0011】以降は省略されています)

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