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公開番号
2024088319
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-02
出願番号
2022203429
出願日
2022-12-20
発明の名称
粉末フィーダー
出願人
株式会社レゾナック
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B30B
11/00 20060101AFI20240625BHJP(プレス)
要約
【課題】成形毎のダイスキャビティ内への原料粉末の充填量を一定にし、かつ、その充填密度を均一にして、原料粉末の安定した充填を行えるようにする。
【解決手段】粉末フィーダー10は、粉末成形プレスに際し、ダイス100上を進退し、ダイスキャビティ101内に原料粉末を充填し、上端側に原料粉末を供給する開口11bを有し、下端側が開口するフィーダーボックス11と、フィーダーボックス11の少なくとも一つの側壁を貫いてフィーダーボックス11の室11aにおいて略水平面内で進退方向に略直交する方向に延びるシャフト12と、シャフト12の外周に取り付けられ、原料粉末を撹拌する撹拌羽13と、フィーダーボックス11の外壁に取り付けられ、シャフト12を回転駆動するアクチュエーター19とを有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
粉末成形プレスに際し、ダイス上を進退して、ダイスキャビティ内に原料粉末を充填する粉末フィーダーであって、
上端側に原料粉末を供給する開口を有し、下端側が開口するフィーダーボックスと、
前記フィーダーボックスの少なくとも一つの側壁を貫いて前記フィーダーボックスの室において略水平面内で進退方向に略直交する方向に延びるシャフトと、
前記シャフトの外周に取り付けられ、原料粉末を撹拌する撹拌羽と、
前記フィーダーボックスの外壁に取り付けられ、前記シャフトを回転駆動するアクチュエーターと
を含む粉末フィーダー。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記フィーダーボックスは、原料粉末を収容する単一の室を有し、下端側は進退方向に略直交する方向に前記ダイスキャビティの径よりも大きい幅の開口を有し、前記シャフトには前記シャフトの延びる方向に少なくとも第1撹拌羽及び第2撹拌羽が取り付けられた請求項1に記載の粉末フィーダー。
【請求項3】
前記第1撹拌羽及び前記第2撹拌羽は、前記シャフトが延びる方向に前記ダイスキャビティについて対称な位置に取り付けられた請求項2に記載の粉末フィーダー。
【請求項4】
前記フィーダーボックスは、進退方向に略直交する方向に並置された原料粉末を収容する複数の室を有し、各室の下端側は進退方向に略直交する方向に各室に対応するダイスキャビティの径より大きい幅の開口を有し、各室の前記シャフトにはそれぞれ撹拌羽が取り付けられた請求項1に記載の粉末フィーダー。
【請求項5】
前記撹拌羽は、各室において前記シャフトが延びる方向に各室に対応する前記ダイスキャビティについて対称な位置に取り付けられた請求項4に記載の粉末フィーダー。
【請求項6】
前記撹拌羽は、前記シャフトから回転方向に対称に1方向から6方向の範囲にある方向に張り出した請求項1から5のいずれか一項に記載の粉末フィーダー。
【請求項7】
前記撹拌羽は、前記シャフトに直交する平面に対して0°から30°の範囲にある角度のねじれを有する請求項1から5のいずれか一項に記載の粉末フィーダー。
【請求項8】
前記アクチュエーターは、前記撹拌羽の回転方向が所定の回転角度ごとに逆転するように回転駆動する請求項1から5のいずれか一項に記載の粉末フィーダー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉末成形プレスに用いられる給粉装置の粉末フィーダーに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、粉末冶金により、機械構造部品をはじめとする種々の焼結部品が製造されている。粉末冶金にあっては、主に、粉末成形プレスが利用されており、プレス成形された圧粉体を焼結し、必要に応じて後処理を施すことによって所望の焼結部品を製造している。
【0003】
粉末成形プレスでは、一般に、ダイスと下ポンチとによって形成されるダイスキャビティ内に、給粉装置により原料粉末を充填した後に、ダイスキャビティに向けて上ポンチを下降させて、上下のポンチでダイスキャビティ内の原料粉末を圧縮することによって圧粉体を成形する。
【0004】
かかる粉末成形プレスに用いられる給粉装置は、例えば、原料粉末を貯留する高架されたホッパーと、下端側が開口する無底箱状の粉末フィーダー(以下、「フィーダー」ともいう)と、ホッパーとフィーダーとを連結するフィーダーホースとを備えている。そして、フィーダーは、ダイス上を進退可能に構成されており、ダイスと下ポンチとによって形成されるダイスキャビティに向かって前進して当該ダイスキャビティ内に原料粉末を導入し、次いで、後退しながらダイスキャビティ内に堆積した原料粉末の上面をすり切ることによって、ダイスキャビティ内に所定量の原料粉末を充填する。
【0005】
ダイスキャビティ内に原料粉末を充填する際には、成形毎の充填量を一定にし、かつ、その充填密度を均一にすることが求められ、原料粉末の充填が安定して行われないと、最終的に製造される焼結部品の品質にばらつきが生じるなどの好ましくない影響を及ぼしてしまう。このため、粉末冶金において、粉末成形プレスに用いられる給粉装置の粉末フィーダーについては、従前より種々の改良がなされている。例えば、特許文献1には、粉末フィーダーの内側に粉末フィーダーの移動方向に水平且つ垂直なシャフトを設け、その外周に固定した撹拌羽をダイス上に固定したラックと噛み合うピニオンによって駆動することによって粉末フィーダー内の原料粉末を移動方向前方に掻き均す技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-16148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に開示された技術においては、ダイス上にラックという特定の部材を設置する必要があった。また、撹拌羽の回転角度はラックに対する粉末フィーダーの位置によって規定されるため、粉末フィーダーの移動速度に依存して撹拌羽の回転速度も変化し、撹拌羽による原料粉末の撹拌作用が一定しないことがあった。
【0008】
本発明は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、ダイス上に特定の部材を新たに設置する必要がなく、粉末フィーダーの移動速度にかかわらず原料粉末に一定の撹拌作用を及ぼすことができ、成形毎のダイスキャビティ内への原料粉末の充填量を一定にし、かつ、その充填密度を均一にして、原料粉末の安定した充填を行えるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の課題を解決するために、この出願に係る粉末フィーダーは、粉末成形プレスに際し、ダイス上を進退して、ダイスキャビティ内に原料粉末を充填する粉末フィーダーであって、上端側に原料粉末を供給する開口を有し、下端側が開口するフィーダーボックスと、フィーダーボックスの少なくとも一つの側壁を貫いてフィーダーボックスの室において略水平面内で進退方向に略直交する方向に延びるシャフトと、シャフトの外周に取り付けられ、原料粉末を撹拌する撹拌羽と、フィーダーボックスの外壁に取り付けられ、シャフトを回転駆動するアクチュエーターとを含む。
【0010】
フィーダーボックスは、原料粉末を収容する単一の室を有し、下端側は進退方向に略直交する方向にダイスキャビティの径よりも大きい幅の開口を有し、シャフトにはシャフトの延びる方向に少なくとも第1撹拌羽及び第2撹拌羽が取り付けられてもよい。第1撹拌羽及び第2撹拌羽は、シャフトが延びる方向にダイスキャビティについて対称な位置に取り付けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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