TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024124859
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-13
出願番号
2023032810
出願日
2023-03-03
発明の名称
揚げカス処理装置
出願人
武州工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B30B
9/06 20060101AFI20240906BHJP(プレス)
要約
【課題】詰まりが生じることを抑制できる揚げカス処理装置を提供する。
【解決手段】筒状をなし内部空間Sに揚げカスを収容可能なケース2と、ケース2の一方開口2A側の近傍で内部空間Sの断面積を絞る絞り部材31と、ケース2内に収容された揚げカスをケース2の他方開口2B側から一方開口2A側に押し出すスライダ4と、を備える揚げカス処理装置1であって、絞り部材31は、絞り側端面315aと、絞り側端面315aよりも他方開口2B側に配置され他方開口2B側に凸をなす湾曲面316と、を有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状をなし内部空間に揚げカスを収容可能なケースと、
前記ケースの一方開口側の近傍で前記内部空間の断面積を絞る絞り部材と、
前記ケース内に収容された前記揚げカスを前記ケースの他方開口側から前記一方開口側に押し出すスライダと、を備える揚げカス処理装置であって、
前記絞り部材は、絞り側端面と、前記絞り側端面よりも前記他方開口側に配置され該他方開口側に凸をなす湾曲面と、を有していることを特徴とする揚げカス処理装置。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記絞り部材は、前記絞り側端面から前記湾曲面に向けて斜めに傾斜する傾斜面を有していることを特徴とする請求項1に記載の揚げカス処理装置。
【請求項3】
前記湾曲面の下端縁は、前記絞り部材の長手方向の半分の位置よりも前記他方開口側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の揚げカス処理装置。
【請求項4】
前記絞り部材は、前記ケースの上面部に設けられた開口から前記内部空間内に突出するように配置されており、
前記湾曲面の上端縁は、前記絞り部材の高さ方向の半分の位置よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の揚げカス処理装置。
【請求項5】
前記ケースの上面部の上方に上下方向に位置調整可能に配置される可動部材と、
前記可動部材に対して前記絞り部材を上下方向に接離可能に吊支する吊支部材と、
前記可動部材と前記絞り部材との間に配置され互いを離間方向に付勢する付勢部材と、を備え、
前記絞り部材は、前記ケースの上面部に設けられた開口から前記内部空間内に突出するように配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の揚げカス処理装置。
【請求項6】
前記内部空間の高さが8mm~12mmに形成され、前記湾曲面の曲率半径が4mm~6mmに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の揚げカス処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、揚げカスを圧縮して減容させるとともに、含有する油を搾る揚げカス処理装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
天ぷらやフライなどの揚げものを提供する飲食店や、総菜売り場などでは天ぷらやフライの揚げカスが大量に発生する。揚げカスをそのまま廃棄する場合、収容スペースの確保が困難である、廃棄コストの低廉化が難しい、自然発火火災の危険がある、等々の問題が指摘されていた。そこで、揚げカスを圧縮して減容させると共に、揚げカスに含有されている油を搾って有効に再利用する目的で揚げカス処理装置が用いられている。
【0003】
特許文献1に示される揚げカス処理装置は、ホッパーから供給された揚げカスを収容可能な圧縮室と、圧縮室の挿入口から挿入され出口に向けて圧縮室内の揚げカスを押し出すスライダと、出口近傍において圧縮室内の断面積を絞る搾油ダイスと、を備えている。搾油ダイスにおけるスライダ側の面は、圧縮室の上部内面から出口側に向けて斜め下方に延びる傾斜面となっている。また、搾油ダイスの底面と圧縮室の底面および側面との間は、最も圧縮室の断面積が絞られる絞り部となっている。
【0004】
スライダにより圧縮室内の揚げカスが出口に向けて押し出されると、揚げカスは搾油ダイスの傾斜面により絞り部に誘導され、絞り部を通過するときに圧縮されて含有されている油が搾油されるとともに減容される。搾油および減容された揚げカスは、圧縮室の出口から外部に排出されるとともに、搾油された油は、圧縮室の底板部に形成された貫通孔から外部に回収される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-229731号公報(第10頁、第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のような揚げカス処理装置にあっては、搾油ダイスの傾斜面により、圧縮前の揚げカスを絞り部に誘導できるようになっているが、該揚げカスが絞り部に到達する前に搾油ダイスの傾斜面と圧縮室の底面および側面との間で圧縮されてしまい、絞り部を通過し難くなり、詰まりが生じる虞があった。
【0007】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、詰まりが生じることを抑制できる揚げカス処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本発明の揚げカス処理装置は、
筒状をなし内部空間に揚げカスを収容可能なケースと、
前記ケースの一方開口側の近傍で前記内部空間の断面積を絞る絞り部材と、
前記ケース内に収容された前記揚げカスを前記ケースの他方開口側から前記一方開口側に押し出すスライダと、を備える揚げカス処理装置であって、
前記絞り部材は、絞り側端面と、前記絞り側端面よりも前記他方開口側に配置され該他方開口側に凸をなす湾曲面と、を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、スライダによりケースの一方開口側に押し出された揚げカスは、面積の広い湾曲面に押し付けられながら絞り側端面とケース内面との間に向けて誘導されるため、揚げカスが絞り側端面とケース内面との間に到達する前に圧縮されにくく、詰まりが生じることを抑制できる。
【0009】
前記絞り部材は、前記絞り側端面から前記湾曲面に向けて斜めに傾斜する傾斜面を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、揚げカスが湾曲面を通過し絞り側端面とケース内面との間に到達するまでに、傾斜面とケース内面との間で揚げカスを徐々に圧縮することができる。
【0010】
前記湾曲面の下端縁は、前記絞り部材の長手方向の半分の位置よりも前記他方開口側に配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、傾斜面を長手方向に大きく確保できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
武州工業株式会社
揚げカス処理装置
3か月前
ダイハツ工業株式会社
カス排出構造
2か月前
株式会社日本製鋼所
積層装置、及び、押圧方法
2か月前
株式会社ササキコーポレーション
圧縮装置
1か月前
ヒラノ技研工業株式会社
プレスロール装置
2か月前
株式会社テクノステート
プレス機の金型損傷予測方法及びその装置
2か月前
株式会社日本製鋼所
制御装置、ホットプレス装置、制御方法及びコンピュータプログラム
2か月前
フェッテ コンパクティング ゲーエムベーハー
回転式プレス機の製造工程を設定する方法および装置
2か月前
株式会社寺岡精工
物品回収装置
2か月前
フェッテ コンパクティング ゲーエムベーハー
加圧パンチの状態を評価する方法および装置
2か月前
台達電子工業股ふん有限公司
インダクタ用の印刷回路基板ベースの巻線構造
1か月前
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
通信システムおよびプログラム
2か月前
株式会社覚王山総研
情報処理方法
2か月前
NeoX株式会社
物品管理システム
2か月前
株式会社東芝
処理装置、移動体、移動制御システム、概形検出方法及びプログラム
2か月前
個人
仲介サーバ
2か月前
中建安装集団有限公司
物理モデルに基づく冷却塔の騒音低減最適化方法
1か月前
株式会社JUNTEN BIO
免疫寛容を誘導する抗体、誘導されたリンパ球、また誘導されたリンパ球を用いる細胞治療剤治療法
1か月前
他の特許を見る