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公開番号
2024143655
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023056433
出願日
2023-03-30
発明の名称
カス排出構造
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
個人
主分類
B30B
15/00 20060101AFI20241003BHJP(プレス)
要約
【課題】プレス装置の隅部に溜まり易い小さいカスを容易に排出できるカス排出構造を提供する。
【解決手段】プレスされるワークピースが載置される載置面と、前記載置面上の所定位置に前記ワークピースを保持するように前記載置面から突出した位置決め部材と、前記ワークピースがプレスされた後に前記載置面上に存在するカスを吹き飛ばすエアノズルと、を備え、前記位置決め部材は、前記ワークピースの側面に接する支持面と、前記支持面の下縁から前記載置面までの領域に設けられた切欠き部と、を備え、前記切欠き部は、前記エアノズルから噴射されたエアが前記載置面における互いに向き合う第一縁部から第二縁部に向かって流れるように構成されている、カス排出構造。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
プレスされるワークピースが載置される載置面と、
前記載置面上の所定位置に前記ワークピースを保持するように前記載置面から突出した位置決め部材と、
前記ワークピースがプレスされた後に前記載置面上に存在するカスを吹き飛ばすエアノズルと、を備え、
前記位置決め部材は、
前記ワークピースの側面に接する支持面と、
前記支持面の下縁から前記載置面までの領域に設けられた切欠き部と、を備え、
前記切欠き部は、前記エアノズルから噴射されたエアが前記載置面における互いに向き合う第一縁部から第二縁部に向かって流れるように構成されている、
カス排出構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークピースのプレス後にプレス装置の隅部に存在するカスを排出するカス排出構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、プレス装置で基板に抜き加工を施した際に生じた抜きカス、いわゆるスクラップを排出する方法が開示されている。抜きカスは、エアノズルでエアを吹き付けるまたは集塵ホースで吸引することで排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-154794号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
抜き加工では、基板の一部が所望の形状に抜かれてワークピースが形成される。ワークピースが抜かれた後の基板の残部がスクラップである。図8に示すように、抜き加工で得られたワークピース8には、だれ81、せん断面82、破断面83、およびバリ84の順で切断面が形成される。
【0005】
バリ84を有するワークピース8をプレスしてバリ84を潰すことがある。具体的には、図9に示すように、バリ84を有するワークピース8を下型2の載置面20に載置し、上型6を降下させてワークピース8をプレスする。このとき、ワークピース8は、下型2から突出した位置決め部材30によって所定位置に保持されている。ワークピース8は、位置決め部材30の側面320に接することで保持されている。ワークピース8をプレスすると、バリ84が潰れる過程で、カス9が発生することがある。抜き加工で形成されたワークピース8では、抜き加工時に生じた切屑が破断面83に付着していることがある。この切屑がワークピース8のプレス時に落ちてカス9となることがある。図9では、一点鎖線の円内にカス9を拡大して示している。このカス9は、抜き加工によって生じるスクラップとは異なり、粒状または針状の小さい屑である。このカス9は、目視で発見し難いほど小さいものである。このカス9が載置面20に残存すると、別のワークピース8をプレスする際に、そのワークピース8と載置面20との間に噛み込み、プレス後に得られたワークピース8にカス9に起因する凹みが生じるおそれがある。そのため、プレス後には、カス9を排除する必要がある。
【0006】
上記の小さいカス9は、載置面20と位置決め部材30とで構成される隅部に溜まり易い。特に、プレス時に油を用いた場合、上記隅部に溜まった油にカス9が付着し易い。
【0007】
カス9にエアノズルでエアを吹き付けると、ある程度のカス9は排除されるものの、上記隅部に溜まったカス9は排除され難い。位置決め部材30の配置によってエアが当たり難い箇所が生じると、カス9がより排除され難い。
【0008】
本発明の目的の一つは、プレス装置の隅部に溜まり易い小さいカスを容易に排出できるカス排出構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係るカス排出構造は、プレスされるワークピースが載置される載置面と、前記載置面上の所定位置に前記ワークピースを保持するように前記載置面から突出した位置決め部材と、前記ワークピースがプレスされた後に前記載置面上に存在するカスを吹き飛ばすエアノズルと、を備える。前記位置決め部材は、前記ワークピースの側面に接する支持面と、前記支持面の下縁から前記載置面までの領域に設けられた切欠き部と、を備える。前記切欠き部は、前記エアノズルから噴射されたエアが前記載置面における互いに向き合う第一縁部から第二縁部に向かって流れるように構成されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明のカス排出構造によれば、位置決め部材に設けられた切欠き部が、カスの逃げ代としての機能とエアの流路としての機能とを兼ね備える。これら二つの機能によって、ワークピースのプレス後にプレス装置の隅部に溜まり易い小さいカスが生じたとしても、そのカスを容易に排出することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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